2016年12月30日

サテンドール閉店&ラスト・パーティー

この12月末で六本木サテンドールの現在のお店が閉店することになりました。
ビルの取り壊しで立ち退きになるのだそうです。

今日はラスト・パーティー。
関根敏行さん(pf) 、横山裕さん(b)、小泉高之さん(Ds)の演奏で、私を含め、参加したヴォーカリストがそれぞれ持ち歌をご披露。
今月リーダーライブを終えられた井上修一社長も歌って下さり、ベリーダンスやマジックの方も加わって、お名残惜しいけれども楽しい時間を過ごすことができました。

今年22年目を迎えた六本木サテンドール。
スタッフの皆さんの行き届いたサービスと超一流のミュージシャンの方々、ジャズ好きなお客様に支えていただいて、会心の演奏をお届けすることができる、素晴らしい環境のお店でした。
これまで有り難うございました!

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#サテンドールのHPより

新しいサテンドールは六本木交差点近くに、さらに広いスペースで3月1日にオープンされるとのこと。
また出演させていただける時に備えて、引き続き精進していきたいと思います。

皆様、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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posted by ありあ at 23:48| Comment(0) | Jazz修業

いいオーディオで新たな発見〜 今日のジャズ喫茶(1)

家の近くにジャズ喫茶が2軒あります。
そのうちの1軒、高田馬場のマイルストーンへ行くと、店主の織戸さんがいつも私好みのアルバムをかけてくれます。

今日気に入ったのは、オランダを代表するジャズ・シンガー、アン・バートンの “A Lovely Way to Spend an Evening"
1977年のジャパン・ツアーでの録音で、ケン・マッカーシーというピアニストとのDUOアルバムです。

いわゆる名盤と言われる彼女のアルバムは、これまでにも自分なりに聴いてきたのですが。
彼女の歌の魅力に新たに気づくことができたのは、店の素晴らしいオーディオで聴くことができたからだと思うのです。

声ののびやかさやフレーズの最後のビブラートの繊細さが、耳元にせまってくる感じ。
‘You've Changed’が特に印象に残りました。

ダウンロードが便利にできるようになったりして、音楽を聴く手段も色々になりましたが、ジャズ喫茶の近くに住んで、家のリビング代わりにするのが一番だな〜と思います。

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posted by ありあ at 05:13| Comment(0) | 今日のジャズ喫茶

2016年12月24日

カート・エリングの新譜はクリスマス・アルバム

Kurt Ellingの新譜“The Beautiful Day”がJazz week Chartの12位に入っていました。
クリスマスソング曲集です。
しかしながら(少なくとも私には)馴染みがある曲がほとんど入ってなくて。

ソプラノ・サックスが美しいSome Children See Him
ドラム、ベースとのからみが楽しいLittle Drummer Boyなどなど
はじめて耳にするけれども、アレンジを含めて聴きごたえがある曲が色々あったのですが。
WEBで調べてみると、曲自体はクリスマス・ソングとして知られているものが多く取り上げられているようでした。
 # 私が知らなかっただけだった・・・。

今の季節、私を含め、誰でも知っているクリスマス・ソングをどこのお店でも日々演奏しているけれど、欧米社会では、はるかに多くの曲が生活の中に入りこんでいるんだな〜と感じました。

彼は、いわゆる商業的なクリスマス・アルバムは作りたくなかったとのこと。
クオリティの高いアレンジの演奏を聴きながら、今の季節の美しさや私たちをとりまく神秘的な世界について、思いをめぐらせることができるアルバムです。

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posted by ありあ at 15:01| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2016年12月20日

今月の東京倶楽部のライブ

12月19日(月)は、恒例になりました東京倶楽部本郷店のライブ。
藤澤由二さんのピアノとDuoでした。

今月の新曲は・・・
★Them there eyes
ビリー・ホリデイやエラ、超アップテンポなアニタ・オデイなど、多くのシンガーが歌っています。
#それそれ!その瞳を見たとたんに私はあなたに恋をしてしまってもう夢中。

★You turned the tables on me
この歌もビリー、エラ、サラ、アニタの名唱が残っています。
#今私が一人ぼっちなのは、当然の報いかも?形成が逆転しちゃったみたい・・

★He's funny that way
ビリー・ホリデイが繰り返しレコーディングしていた曲。
#美人じゃないし何の価値もない私に首ったけだなんて。そんな彼、おかしいでしょ?

★The night we called it a day
弾き語りで有名なソングライター、マット・デニスの曲です。
#口づけして去って行ってしまったあなた。月は沈み星も消えた、私たちの最後の夜。

★Nobody else but me
アイリーン・クラールやマデリン・イーストマンといった私のお気に入りのvocalistが歌っていました。
#彼がありのままの私を好きでいてくれるから、私は幸せよ!

クリスマス・ソングも歌いましたが、藤澤さんは私が持ち歌にしていない曲を演奏して下さいました。
アニメ 『スヌーピーのメリー・クリスマス』から Christmas time is here.
そしてプレスリーが歌っていた Blue Christmas.
どちらもいい曲だったので、来年までに覚えて私も歌ってみたいと思います♪

次回の藤澤さんとのライブは2月20日(月)。
藤澤さんとのDuoでは私も繊細な表現ができるので毎回楽しみにしています。
皆様のお越しをお待ちしています。リクエストもありましたら是非。

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撮影:古谷慎治


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posted by ありあ at 15:00| Comment(0) | ライブのご報告

2016年12月13日

英国出身の驚異的ヴォーカリスト:クレオ・レーン〜‘Jazz’Vocal 名盤・名唱(7)

前回このブログで、ソプラノ・ヴォイスが美しい北欧のマルガリータ・ベンクトソンをご紹介しましたが、今回ご紹介する方も、驚異的な音域を誇るヨーロッパ・ジャズ界の歌姫。
ポピュラー音楽やクラシック音楽、ミュージカル女優としても活躍してきたCleo Laine(1927-)です。

シェイクスピアの作品に曲をつけた『シェイクスピア・ジャズ』(“Shakespeare and All that Jazz”)(1964)というアルバムが世界的な注目を集めた方で、あらゆるジャンルの音楽に秀でています。
私の手元にあるアルバムは19枚なので、彼女の作品のほんの一部ですし、レパートリーが幅広い分、どのアルバムもジャズ色が強いというわけではありません。

そんな中で、私が彼女のファンになったのは、1989年のアルバム“Jazz”を聴いたことがきっかけ。
ゲスト・アーティストとして、バリトン・サックスのジェリー・マリガン、トランペットのクラーク・テリー、ハーモニカのトゥーツ・シールマンスらが加わっており、ジャズのスタンダード・ナンバーの名演を楽しむことができます。
中でもジェリー・マリガンの曲‘Walking Shoes’やトゥーツ・シールマンスの曲‘Bluesette’での、それぞれのミュージシャンとの共演が聴きどころ。

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彼女の声はハスキーでジャズ向きなのですが、ここまで声がだせるの?と驚かされる高音域は美しいファルセット。
オペラ歌手のようなビブラートがかかっているわけではないので、Jazz Vocalではこんなファルセットで歌えばいいのか・・・と学ぶところが多いです。

ライブ盤でお勧めなのが、“Cleo Laine Live! At Carnegie Hall”(1974) 。
完璧にコントロールされた器楽的歌唱も彼女の歌の特徴で、このアルバムのお勧めの曲‘Perdido’は、アップテンポでアレンジもスリリング。
何度でも繰り返し聴きたくなる演奏です。

この曲のテンポをもう少し落とし、同じアレンジと歌い方で演奏している別のライブ盤もあります。
というのも、彼女の歌は多くが夫であるサックス奏者ジョン・ダンクワース氏のアレンジによるもの。
スキャットも多くの場合、楽器奏者の演奏とのユニゾンで、高音が出せる彼女の音域にあわせたフレイズが書かれているのだそうです。

即興による演奏だけが‘Jazz’を感じさせるわけではない。
リスナーにとって聴き応えがある‘Jazz’とは何なのか、考えさせられます。

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posted by ありあ at 22:46| Comment(0) | ‘Jazz’Vocal 名盤・名唱

2016年12月04日

マルガリータ・ベンクトソン来日公演

12月2日(金)、中野サンプラザホールに行ってきました。
5年振りの来日だそうで、スタンダード・ジャズの名曲を、スウェーデンを代表するミュージシャンと共演するという内容。

選曲や構成・演出が多彩だったので、ジャズに馴染みがない方にも十分楽しめるステージでしたし、マルガリータの歌うスタンダードもさることながら、そのほかの楽曲もインパクトがありました。

CDでも共演していたペーター・アスプルンドは、スウェーデンを代表するトランペッターだそうで、ヴォーカリストとしても人気が高いそう。
‘The Song is You’ をアップテンポでスリリングに歌ってました。

同じくCDで共演していたマティアス・アルゴットソンはスウェーデンの若きピアニスト。
デビューCDに収録されていた曲をピアノトリオでリリカルに演奏してくれました。

今回はじめて披露されるマルガリータのオリジナル曲や私の好きな‘Twisted' も選曲されていましたが、特に印象に残ったのは2曲のスウェーデン民謡。
マルガリータの高音がエネルギッシュな曲(「すべては天国の足下に」)と、教会音楽のようなオルガンサウンドとヴォーカルのDuo(「哀しみと喜び)」。

マティアスはスウェーデン民謡を長年にわたって研究し、10年近くマルガリータとDuoでこれらを紹介してきたとのこと。
スウェーデン民謡はこれまでにもジャズ・ミュージシャンに取り上げられることが少なくなかったですが、母国語の歌詞による演奏をあらためてじっくり聞いてみると、哀愁に満ちた旋律が心にしみました。

これまであまり触れてこなかったスウェーデン・ジャズの魅力を、新たに発見することができたような気がします。

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posted by ありあ at 18:18| Comment(0) | ライブ聞きに行きました

2016年12月02日

北欧の歌姫:マルガリータ・ベンクトソンの新譜

1966年生まれの Margareta Bengtson はスウェーデンのソプラノシンガー。
彼女の来日公演を聴きに行くにあたって、これまでに出されたアルバムをじっくりと聴いてみました。

5人組のボーカルアンサンブル「ザ・リアル・グループ」のリードシンガーとして20年以上活躍した後に、2006年にソロシンガーとして独立し、デビューアルバム“I'm Old Fashioned”をリリース。
今回5年ぶりの来日に合わせて、スタンダード集 “Ballads” がリリースされました。

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完璧にコントロールされた透きとおったソプラノ・ヴォイス。
リリカルなピアノやオルガン・サウンドを聴かせてくれる同じくスウェーデンのマティアス・アルゴットソンとのデュオをメインとして、トランペットやトロンボーンが研ぎすまされた音色で静かに絡んできます。
北欧ジャズ特有の透明感。

彼女はジャズ・フィーリングも素晴らしく、これまでのアルバムでは、私の好きな‘Dat Dere’や‘Twisted’といったヴォーカリーズの曲も取り上げられていましたが、今回のアルバムは、クールなアレンジが彼女の声にぴったり。
ソロ・アルバムの中で私の一番のお気に入りになりました。

コンサートが楽しみです。

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posted by ありあ at 01:27| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン