2017年05月29日

亡きマーク・マーフィーの新譜出ました!

2015年10月に亡くなったMark Murphyの新しいCDがJazzWeekのチャートにランクインしていました。
4月にリリースされた“Wild And Free”。
1980年に録音されたキーストンコーナーでのライブ盤です。

マーク48才。
“Stolen Moments”(1978) や“Bop for Kerouac”(1981) といった名盤を出していた頃のアルバムだけに、Bopフイーリングにあふれた曲が満載。
一転してバラードのメドレーは繊細で美しい。

大胆さと繊細さを兼ね備えたライブ盤は、jazz vocalistを志しておられる方に特に聴いていただきたいです。
彼が亡くなってから、北極星が落ちたように沈んだ気持ちでいましたが、このアルバムはこれからも繰り返し聴き続けたい私の愛聴盤になりました。

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彼のライブアルバムは昨年にも2枚出ています。
2001年に録音された“Live In Italy 2001”と2008年に録音された“Live In Athens, Greece”。

晩年のマークのライブはますます自由でパワフル。
時にエキセントリックになる唱法は、人によって好みが分かれるかもしれませんが。

2008年のアルバムはマーク76才の作品ですが、excitingなミュージシャンからパワーが注入されたかのようで、年齢を全く感じさせません。
ギターのSpiros ExarasとピアノのThomas Rueckertの演奏が素晴らしい。

幸せな時間をありがとうございます。

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posted by ありあ at 23:16| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2017年05月26日

伸びやかな声が魅力の変貌自在なヴォーカリスト:ダイアン・リーヴス〜‘Jazz’Vocal 名盤・名唱(11)

この度Dianne Reevesが来日することに。
私も5月31日(水)にブルーノートへ聴きに行ってまいります。
ということでここ数日、お勧めCDのご紹介準備も兼ねて、彼女のCDを聴きこんでいました。

通算5度のグラミー賞に輝く彼女は、1956年生まれの今年61才。
全てのアルバムを聴いてお勧めをご紹介したかったのですが、'87年にブルーノート・レコードからメジャー・デビューした以前の作品は手もとになくて、カバーできませんでした。

繰り返し聴いて愛聴盤にしたいと思ったのは、'87年の“Dianne Reeves”。
フュージョン色が濃いアルバムですが、今聴いても大いに楽しめたのは、かつて何度も聴いていたアルバムで懐かしかったから、という理由だけではないような気がしました。

ミュージシャンの素晴らしい演奏と一体になって天空を駆けるような彼女の歌声。
Harvest TimeやChan's Song といったハービー・ハンコックの曲が選曲されていて、彼もゲスト・アーティストとして録音に加わっています。
スタンダードのYesterdaysやI Got It Bad And That Ain't Goodも聴きごたえがありましたが、トニー・ウイリアムスや、フレディ・ハバード、スタンリー・クラークが加わっていました。

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ダイアン・リーヴスというと、このアルバムのように広い音域を自在に駆使したり、アフリカ音楽がルーツに感じられるような自由なフレージングを操るというイメージがあったのですが。
最近のアルバムでは、オーソドックスな歌い方のものが少なくない印象でした。

私がいいな♪と思ったのは、2002年に録音されたスタンダード・アルバム“A Little Moonlight”
3作連続で4度目のグラミー賞“ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム”部門を受賞した作品です。

スモール・コンボをバックに、原曲のメロディーラインを大切に歌っており、スキャットも力が入らず自然な流れ。
トランペットのニコラス・ペイトンとの掛け合いが美しいYou Go To My Head。
ギターのホメロ・ルバンボとしっとり歌い上げるDarn That Dreamなど名唱ぞろい。
セロニアス・モンクの曲にジョン・ヘンドリックスが歌詞をつけたReflectinosといった曲も。

今回の来日公演のメンバーにも、このアルバムのピアニスト、ピーター・マーティンやホメロ・ルバンボが参加するようです。

今回年代順に一通りアルバムを聴いて、ダイアン・リーヴスに対する私のイメージがかなり変わりました。
自在に変貌するヴォーカリストの来週の公演が楽しみです。

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posted by ありあ at 03:19| Comment(0) | ‘Jazz’Vocal 名盤・名唱

2017年05月17日

ダイアナ・クラールの新譜は?

5月5日に発売になったダイアナ・クラールの新譜TURN UP THE QUIETを聴きました。
彼女のジャズのスタンダートアルバムは11年ぶりとのこと。

どの曲も原曲のメロディーを大切にした素直で飾らない歌唱。
派手さや凝った趣向がない分、ダイアナのピアノを含めた演奏全体の小粋さが堪能できるアルバムです。

日本盤のみボーナストラックとして最後に収録されていたHow deep is the oceanは、原曲のメロディーを大きく外れて、独自の世界観で歌っていましたが・・・。

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posted by ありあ at 01:25| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン