2018年01月26日

今年のグラミー賞候補アルバムご紹介part2

前回の続きです。

Porter Plays Porter (feat. Nancy King)の“Porter Plays Porter”
ピアニストのランディ・ポーターのトリオによるコール・ポーター曲集です。
9曲のうち6曲を歌っているナンシーは1940年生まれの77歳。
大好きなヴォーカリストで私もアルバムを集めてます。

この作品でもハスキーな歌声でのフェイクやスキャットが楽しめますし、Night and DayやJust one of Those Thingsのアレンジも面白い。

The Baylor Projectの“The Journey”
ヴォーカリストのジーン・ベイラー(Jean Baylor)とジャズ・ドラマーのマーカス・ベイラー(Marcus Baylor)によるアルバム。
二人は御夫婦です。

ジーンはR&Bデュオで活動していた方らしく、このアルバムもゴスペルやソウルがべースに。
マーカスのドラムも圧巻です。
ミュージシャンの演奏も含めて聴きごたえがあったのはAfro Blue。

最後にジャズメイア・ホーン(Jazzmeia Horn)の“A Social Call”。
1991年生まれ、26歳の彼女のファースト・アルバムです。
2015年のセロニアス・モンク・コンペティションと2013年のサラ・ヴォーン・ジャズ・コンペティションの両方で優勝している実力派。

奔放なスキャットやフェイクが持ち味です。
ベティー・カーターのTightがアルバムのトップに入っていて、歌い方にもどこかベティーの影響が。。。。。。

voiceを自由に駆使したAfro Blueやベースとの速いテンポでのDuoで始まるSocial Callなど、聴きごたえのあるアレンジがあちらこちらに。
スタイリスティックスのPeople Make the World Go Roundはミュージシャンの白熱した演奏で全く違う印象の曲になっていました。
今後の活躍がとても楽しみな新人の必聴アルバム。

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5作品を聴いて感じるのは、ジャズというジャンルに収まらないアルバムが少なくなかったこと。
個人的にはジャズ・ヴォーカルの魅力満載のJazzmeia Hornのアルバムが一番楽しめましたが。
果たしてどの作品が受賞するでしょうか?

グラミー賞の発表は日本時間の1月29日です。

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posted by ありあ at 00:59| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2018年01月25日

今年最初の東京倶楽部のライブ

1月24日(水)はピアノの藤澤由二さんと東京倶楽部本郷店のライブでした。

今の季節にあう冬の歌は、ホギー・カーマイケルのBaltimore Orioleを選びました。
雪のなかで羽をひきずるような生活には耐えられないと、ふるさとを後にしたムクドリのオリオール嬢のお話しです。

久しぶりに歌ったのはクレア・フィッシャーのMorning。
ピアノとのDUOでのラテン・ジャズも、藤澤さんはばっちり決めてくれました。

●IMG_0087_original.JPG
撮影:古谷慎治

次回の東京倶楽部本郷店のライブは2月28日(水)19:20からの3回ステージ(入替なし)
寒さがますます厳しくなっています。お体に気をつけてお過ごし下さい。
次回も皆様のお越しをお待ちしています!

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posted by ありあ at 15:19| Comment(0) | ライブのご報告

2018年01月21日

今年のグラミー賞候補アルバムは?

今年もやってきましたこの季節!
2回に分けてBest Jazz Vocal Albumのノミネート作品を私なりにご紹介しますね。

はじめにご紹介するのは、ラウル・ミドン(Raul Midón)の“Bad Ass and Blind”。
アルバムのタイトルに‘Blind’とあるように、彼は盲目のシンガー・ソングライター兼ギタリスト。
1966年生まれの51歳です。

彼のオリジナル曲が中心ですが、懐かしいソウル・ミュージックを聴いているような温かさにあふれたアルバム。
1曲目のタイトル曲からファンキーですし、Gotta Gotta Giveでは耳に馴染むリズムパターンのアレンジが頭から離れなくなります。

スティーヴ・ミラー・バンドのFly Like An Eagleは唯一のカヴァー曲。
オリジナルの曲調をベースにした、若干テンポを落とした演奏が心地良くて、何度も繰り返し聴いてしまいました。

ラップあり、多重録音によるコーラスあり、卓越したギターソロあり。
ジャズやソウルといったジャンルを超えて楽しめます。

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このブログで既にご紹介をしたセシル・マクロリン・サルヴァント(Cécile McLorin Salvant)の“Dreams and Daggers”もノミネートされています。

彼女は2016年に“For One to Love”で既に受賞していますが、今回はどうでしょうか。
3月末にまた来日するそうで、Blue Note TOKYOの席を早速予約してしまいました。

続きは後日に。
グラミー賞の発表は日本時間の1月29日です。

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posted by ありあ at 01:44| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2018年01月20日

カート・エリングのBlue Note公演へ

1月19日(金)来日公演初日の2ndステージを聴きに行きました。
大ファンなのですが、2年前に来日した時にはひどい風邪で行けなかったんです。。。。。。

共演したミュージシャンは、スチュー・ミンデマン(p)、ジョン・マクリーン(g)
クラーク・ソマーズ(b)、クリスチャン・イウマン(ds)
ゲストにフリューゲルのTOKU氏。

当日演奏されたのは8曲でしたが、スタンダード・ナンバーというよりは、個性的で多彩な選曲でした。
オープニングはショーターのSpeak No Evil。
今春リリースする予定のニュー・アルバムの集録曲もありましたし。
ラストのブルースではTOKU氏とのスキャットの応酬がスリリングでした。

一番勉強になったのは、カートの声のコントロールの仕方とマイクの使い方。
シンガーとして当たり前のことなのですが、芯のある通る声がきれいにマイクにのっていて。
声を出しながらマイクを左右に振ってビブラートを表現したり。
Vocal Percussionをしながら、マイクを背広の胸元にリズミックにこすりつけたり。

超絶スキャットが注目されがちなカートですが、ヴォーカリストならではのスキルに裏打ちされたパフォーマンスはさすがでした。

お正月すぎて未だにのんびりしていた毎日を海よりも深く反省しました。。。。

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posted by ありあ at 01:16| Comment(0) | ライブ聞きに行きました