2021年04月08日

歌唱力抜群・遅咲きの歌姫:ニーナ・フリーロン〜‘Jazz’Vocal 名盤・名唱(17)

話題になったヴォーカリストのアルバムはきっちり聴いておこうと思い、グラミー賞のジャズ・ボーカルアルバムにノミネートされた作品を、年代順に聴いていた時期がありました。
その中でお気に入りになったのがNnenna Freelon。1954年生まれの今年66才です。

エリス・マルサリスに見いだされて30代後半でデビューCDをリリースした後は、精力的にリーダーアルバムを出しており、ジャズ・ボーカル・パフォーマンスの部門も含めて過去に4回ほどグラミー賞にノミネートされています。

たっぷりとした発声、艶とハリのある声によるダイナミクスが見事。
サラ・ヴォーンを思わせるホーンライクなスキャットやフェイクも魅力です。

今回も全てのアルバムを取り寄せて年代順に聴いてみました。
選曲は多彩でオリジナル曲もありますが、スタンダード・ナンバーを彼女自身がどんなアレンジで演奏しているのかが興味深かったので、お勧めアルバムもスタンダードが多く収録されたアルバムになりました。

1996年の“Shaking Free”はコンコード移籍後最初のアルバム。
ミュージシャンはBill Anschell(p) John Brown (b) Woody Williams(ds)にRickey Woodard(ts,ss)やScott Sawyer(g)が加わっています。

タイトル曲はオリジナルですが、迫力満点のOut of This World、swingyなI Thought About You、ファンキーなNature Boyやディジー・ガレスピーのBirk's Worksなど、ノリのいい曲が多いアルバム。

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2010年の“Home free"もスタンダ−ドの選曲が多く、そのほかにスティビー・ワンダーやビリー・ホリデイのトリビュートアルバムも出ています。
わざわざこんなアレンジにしなくてもいいのに・・と思う曲もなくはないですが、豊かな声量と歌唱力があるからこそ発揮できる個性なんだろうなと聴きながら思いました。

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posted by ありあ at 03:07| ‘Jazz’Vocal 名盤・名唱

4月のライブ@池袋ホットペッパー

桜があっという間に散ってしまいましたが、4/7は佐藤ミドリさんのピアノトリオとライブでした
この日は若干時間が延びて21時閉店の3回ステージ。

ちなみにこの日はビリー・ホリデイの誕生日。
ミドリさんがビリーの曲が好きだと言ってらしたので、このところ毎回歌わせていただいています。
今回取り上げたのはDon't Explain。
亭主が浮気して帰ってきてくだらない言い訳をするので、思わず口をついて出たビリーの言葉から作られた歌だとか。
なるほど、素直に出た言葉を詩にすればいいんですね・・・・

この日の私の新曲はメル・トーメが歌っていたswingyな曲、Sunday in New York
〜日曜日のNYは楽しくて、悩みなんかはじけ飛び、描いていた夢だって実現するよ
といった歌詞。
まだ行ったことないNY。いったいいつ実現するのかワタシ・・と思いながら歌いました・・・。

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撮影は古谷慎治さん

次回のホットペッパーのライブは、5月14日(金)。
開演/終演時間に変更があった場合には、またこのブログでお知らせします

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posted by ありあ at 03:04| ライブのご報告