今回 Best Jazz Vocal Albumにノミネートされたのはこちら。
Linger Awhile/サマラ・ジョイ
Fifty/ザ・マンハッタントランスファーWith ケルン放送管弦楽団
The Evening : Live At APPARATUS / サ・ベイラー・プロジェクト
Fade To Black/カーメン・ランディ
Ghost Song/セシル・マクロリン・サリヴァント
このうちサマラとマントラのアルバムは、このブログでも取り上げましたので、ここからは残り3枚のアルバムをご紹介します。
まずザ・ベイラー・プロジェクトのThe Evening : Live At APPARATUS
ドラマーのマーカス・ベイラーとボーカリストのジーン・ベイラーのご夫婦によるグループです。
このアルバムには、ナイトクラブに改装されたニューヨークのデザインスタジオ、Apparatus で3夜にわたって行われたライブの模様が録音されています。
全11曲のうち9曲が、これまでにリリースされいずれもグラミーにノミネートされた2枚のアルバムに収録されているおなじみの曲なのですが。
このライブ盤、聴衆の盛り上がりが半端じゃない。いずれもはじめて聴く楽曲のようなのです。
ヴォーカルの聴きどころは、奔放なフレージングでスタンダードナンバーを新鮮に歌っている Our Love is here to Stayや Tenderly、スキャットを交えて盛り上げていくWe sing、といったところでしょうか。
過去にグラミー賞を受賞しているジャズカルテット、イエロージャケッツの元メンバー、マーカスのドラムも圧巻。
Call of the Drumは今回BEST IMPROVISED JAZZ SOLO部門にもノミネートされています。
ミュージシャンの演奏も素晴らしい。
テナー&ソプラスサックスはキース・ロフティス、トランペットはダレン・バレット、ベースは中村恭士さん。
ジャズやゴスペルといった枠を超えたエキサイティングな演奏が楽しめます。
続きは次回に。


にほんブログ村

ジャズランキング