2024年11月09日

サマラ・ジョイの新譜は?

最近聴いた中で印象に残ったアルバムは、このブログでも以前ご紹介したSamara Joy
この秋にVerveからリリースした“Portrate”という、彼女の3枚目のアルバムです。

今回はトランペット奏者のブライアン・リンチがサマラと共同プロデュースに名前を連ねており、
若手ミュージシャンによる4管編成のゴージャスなアレンジが特徴的。
彼女自身が「私はバンドの中で、5番目のホーンであると感じています」と述べており、
そのホーンライクな歌唱がアルバムのコンセプトによくあっていると感じます。
迫力あるハイトーンがあらゆる曲で駆使されている点は、リスナーによって好みが分かれるかもしれませんが。

オリジナルの曲も入っていますが、スタンダードをこれまで大切に歌ってきた彼女らしく、Day By Dayのようなお馴染みの曲も。
私が特に心惹かれた曲は、彼女の深い声質が美しいAutumun Nocturne。

アルバムをリリースしていくにつれ、そのミュージシャンが新たに何をめざし、どんな進化を遂げているのかがわかり、勉強になりました。

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posted by ありあ at 14:42| お勧めCD/ミュージシャン

2024年11月08日

この夏に聴いたブラジル音楽

今年の夏に聴いていたアルバムの紹介をし忘れていました。
はじめにこのブログでもご紹介したカーリン・アリソンのアルバムA Kiss for Brazil。
これまでもボサノヴァ・スタンダード集を出していた彼女ですが、この夏にリリースされたこちらは、ブラジルの歌手で作曲家兼ギタリストのローザ・パッソスと2曲共演しています。
O grande Amorとパッソスの曲Dunas。二人のボーカルの掛け合いがいい雰囲気です。

カーリンのスモーキーでキュートな声はボサノヴァによくあってます。
例えば私の好きなDjavanのFlor de Lis(百合の花)という曲も、悲しい歌詞なのですが、彼女の声だと爽やかな聴き心地。
ポルトガル語で歌ったり、英語の歌詞をつけたり。
言葉が違うとノリ方が違ってくるのですが、英語の歌詞のときの言葉ののせ方が勉強になりました。

続いてはMILTON + ESPERANZA。
ブラジルの伝説的ソングライター、ミルトン・ナシメントとジャズ界が誇るベーシスト&ヴォーカリストのエスペランサ・スポルディングのアルバムです。
プロデュースはエスペランサによるもので、二人の自作曲を中心に、マイケルジャクソンやビートルズ、ウエイン・ショーターの曲なども。
ゲストも多彩で私の好きなダイアンリーブスもマイケルの曲に加わっていました。

ミルトンは今年82歳、エスペランサ40歳。
二人は以前から共演して親交を温めていたそうで、ほっこりあたたかなコラボを聴くことができます。

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2024年11月07日

ライブで秋の深まりを感じて・・

11月6日(水)は恒例となりました池袋ホットペッパーでのライブ。
佐藤ミドリさんのピアノトリオと共演です。
またまたお客様がシットインしてくださり、3rdステージはセッション大会となって盛り上がりました!

この日の新曲はアース・ウインド&ファイアーのFantasy
日本ではその昔のディスコブームに乗って、1978年6月のオリコン洋楽シングルチャートで1位を獲得した曲だそう。
休憩時間の店内のBGMもEW&Fがかかっていて、いい雰囲気に〜〜

そして本日のbluesはCool Struttin' ←毎月違うbluesの曲を取り上げています
こちら、歌詞を探しても見つからなかったので、自分で書いて歌ってみました。
この方式はつくづく楽だなあと感じます。
自分で勝手に作っているので、行き詰まってもその場でいろいろ展開できますし。

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いつもお世話になっているミドリさんと。
もう何年ご一緒しているでしょうか 
いざという時にも安心してお任せできる頼もしい姉御です。
写真撮影は古谷慎治さん。

次回のホットペッパーでのライブは12月12日(木)です。
皆様のお越しをお待ちしています!

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posted by ありあ at 01:25| ライブのご報告