2015年01月22日

今月のジャズ聴き比べ〜ジャズの流行?〜

毎月第3火曜に、朝日カルチャーセンター新宿で開かれている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」

今月のハイライトは、エリントンナンバーの聴き比べでした。
ウイントン・マルサリスがジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラを率いた1994年のCD “Jazz at Lincoln Center”と、デューク・エリントン楽団の"Ellington At Newport 1956"にそれぞれ収録されたTake the A Train。
曲の進行が同じ2つの演奏に対して自分ならどんな感想を持つのか、という問いが出されました。

「新伝承派」と言われるウイントン・マルサリスは、オーソドックスなジャズの復活をめざした人。
私もニューオリンズスタイルで演奏されたものを含め、CDを集めて勉強のために聴いたことがあります。
それらは私にとって、おおっスリリング♪という演奏ばかりではなかったのが正直なところですが、今回のCDは楽しめました。
伝統的なスタイルの中に、今の聴衆が満足するようなスリリングな演奏をどのように織り込むのか、といったあたりは、ジャズ・ミュージシャンの腕の見せ所のような気がします。

ウイントン・マルサリスの登場は、70年代のフュージョンブームでジャズ色が薄れ、電気楽器の音楽に飽きがきた後の時代。
伝統的なところを継承しつつ発展していったこれまでのジャズの歴史を考えても、この先は全く新しいものが出現するというよりは、大きな流れの中で行きつ戻りつしながら徐々に前に進んでいくのでは。。。。というのが個人的な感想でした。

この日は、雑誌『ジャズ批評』の2014年ベスト・ボーカル賞の候補になっている曲も聴かせていただきました。
澄んだ声で丁寧に歌っているシンガーが多い印象。
選者の方の好みもあるかもしれませんが、ジャズボーカルにも「流行」があるといったようなお話しがありました。

この日聴かせていただいたボーカルの新しいCDの中で、ジャズのフィーリングに溢れていて、むしろこっちの方がいいな〜と私が思ったのは、寺島氏が2014年のベスト5ディスクの中で選んでいたオーストラリアのサラ・マッケンジー(Sarah Mckenzie)という人の“Close your eyes”
インターネットで調べたところ、ピアニストでもあり、弾き語りをしながら歌っている動画がありました♪

流行にとらわれず、自分の感性を信じて大切にする、ということをこの講座から学んでいます。


posted by ありあ at 15:30| Comment(0) | ジャズ聴き比べ
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