今月はスタン・ゲッツのソロが美しい「枯れ葉」、
Starlight Souvenirsという曲をウディ・ハーマン楽団とジョージ・シアリングの楽団とで聴き比べ
Comes Love という曲をシーネ・エイとコニー・エビンソンという二人の女性ボーカルで聴き比べ
などがありました。そしてカウント・ベーシーとデューク・エリントンの聴き比べ。
センチメンタル・ジャーニー←エリントン、Basie Straight Ahead←ベイシー を聴いた後は
One o'clock Jumpの聴き比べをしました。
エリントンの方が好きという受講生の方はあまり多くなかったような・・。
私もカウント・ベーシーのシンプルなピアノと大編成のバンドとのめりはりがきいたサウンドが大好きで、
聴く度にうきうきしながら繰り返しCDを聞いてきました。
それに対しエリントンのサウンドは不協和音が粘っこく続く感じ。
こういう音楽はあまり売れないのでは?というコメントもありましたが、
私の持っているエリントンのイメージは、
白人ミュージシャンが淡々と演奏するダンスミュージックとしてのswingに対して
黒人社会での生き方を独特のサウンドで表現した偉大な芸術家というイメージ。
エリントン・ナンバーと言われる曲にも素晴らしいものがたくさんあります。
どちらも生の演奏は迫力が半端じゃなかったはず。ビッグバンドのライブに行きたくなりました。
