2015年03月18日

白人女性ボーカルの最高峰:アニタ・オデイ〜はじめて聴くジャズボーカル(3)

はじめてジャズボーカルを聴く方のために私なりに選んだボーカリストとCDのご紹介。
今回からはしばらく、歴史的名演・名盤の中からお勧めしたいと思います。

ジャズに限らず音楽は、やはりライブを体験しないとその良さが十分わからないところがありますよね。
その意味で一度は見ていただきたいDVDが『真夏の夜のジャズ(Jazz on a Summer's Day)』
1958年のニューポートジャズフェスティバルの様子を記録したドキュメンタリーです。
出演ミュージシャンは、ルイ・アームストロング、セロニアス・モンク、ソニー・スティット、ジェリー・マリガン、アート・ファーマー、ジム・ホール、チコ・ハミルトン、エリック・ドルフィーなどなど。
モダン・ジャズの黄金時代の偉大なアーティスト達の演奏がこのDVDで一挙に楽しめるというわけです。

この中で必見なのは、当時38才のアニタ・オデイ(Anita O'Day)のステージング。
品のいいチャーミングなドレスで登場したあとは、'Sweet Georgia Brown’でテンポを自在に変え、
超アップテンポの'Tea for Two(二人でお茶を)’では、演奏するミュージシャンをぐいぐい引っ張って翻弄する?!
自在にSwingする華麗なステージング・・私にとっての女性ジャズボーカリストの理想型が、このステージの中にぎゅっと詰まっている感じです。
歌っている時のジェスチャーを見ていると、彼女がどんなノリを感じながら歌っているのかがよくわかりますし。
img_0.jpg

高校に入学してジャズ研に入った時、私にあっていると思うから聴くようにと先輩から勧められたのがアニタでした。
かすれ声で声量がなく、音程もフラットしているように聞こえますが、絶妙なSwing感がコントロールされている。
声が美しければジャズ・ボーカリストとして優れた演奏を残せるというわけではないんですね。
って、当時私が音痴だったからアニタを聴いて元気だせっていうことだったのか???

これからジャズ・ボーカルを聴く方向けのお勧めCDは、同じ1958年に録音された "Anita O'Day Sings the Winners"
「A列車で行こう」や「チュニジアの夜」など、ジャズ史に残る名プレーヤーの名曲の数々を歌っているので、ご存知の曲も多く収録されているはずです。
71oK7iXYe4L__SL1417_.jpg

私が好きなアルバムは "Anita"(1955) これぞアニタ・オデイ!という小粋な名唱が満載です。

次回は、『真夏の夜のジャズ』にも登場していた黒人女性ボーカリストのダイナ・ワシントンをご紹介します。
posted by ありあ at 16:25| Comment(0) | はじめて聴くジャズボーカル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: