2015年04月21日

迫力満点のシャウト!:ダイナ・ワシントン〜はじめて聴くジャズボーカル(4)〜

はじめてジャズボーカルを聴く方のために私なりに選んだボーカリストとCDのご紹介。
前回は1958年のニューポートジャズフェスティバルの様子を記録したドキュメンタリー『真夏の夜のジャズ(Jazz on a Summer's Day)』から、白人女性ボーカリストの最高峰、アニタオデイの名唱をご紹介しました。

あのDVDの中で、アニタと対照的な力強くて迫力のある歌唱を聴かせてくれるのが、黒人女性ボーカリストの Dinah Washingtonです。
この中で歌っている‘All of Me’は、ジャズ・ボーカルのレッスンで誰もが始めに取り組む曲なのですが、
彼女独特の歯切れよくシャウトする歌い回しを聞いていると、あんな風に私も歌ってみたいとあこがれてしまいます。

ダイナははじめブルース歌手だったそうですが、ジャズやポップスのスタンダード・ナンバーも数多く録音しています。
その中の極めつけがこれ。スタジオ・ライブの形式で録音された"Dinah Jams"(1954)
トランペットのクリフォード・ブラウン、メイナード・ファーガソン、クラーク・テリー、テナーサックスのハロルド・ランド、ピアノのジュニア・マンス、ドラムのマックスローチといった、名だたるミュージシャンとの熱いセッションが繰り広げられています。

daina.jpg

ジャズ・ボーカルのCDがお勧めなのは、ストレートなメロディーで歌うボーカリストの歌を聴いているうちに
ジャズのスタンダードナンバーが覚えられ、難しいと思っていたジャズが身近かに感じられるようになること。
ボーカリストと演奏しているミュージシャンが一流なら、聴き応えも倍増です。
その意味でこのCDはまさに必聴アルバム。

‘Summertime’でのメイナード・ファーガソンのダイナミズム(強弱)にあふれた節回しや
‘Come rain or come shine’(降っても晴れても)で、ダイナが勢いよくシャウトしたところでは
聴いている聴衆と一緒に思わずため息が漏れてしまい、時空を越えて一体化するライブ感覚が味わえます。

ダイナのように、ジャズやブルースを幅広く歌っている黒人女性シンガーで私が好きなのが Nancy Wilson (ナンシー・ウィルソン)。
ナンシーの歌はダイナミズムに溢れていてドラマチック。。
新曲をどう料理するか考える時には、まずはじめにナンシーがどう歌っているか聴いて考えています。

ミュージシャンの演奏も堪能できるナンシーのお勧めCDはこちら。
“Nancy Wilson & Cannonball Adderley”(1962)

ナンシー.jpg
posted by ありあ at 23:15| Comment(0) | はじめて聴くジャズボーカル
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