2015年08月16日

卓越したBop Singer:サラ・ヴォーン〜はじめて聴くジャズボーカル(5)

はじめてジャズボーカルを聴く方のために私なりに選んだボーカリストとCDのご紹介。
久しぶりにお届けする第5回目は私の大好きなSarah Vaughanです。

といっても聞きはじめた頃は、オペラ歌手のようなビブラートや地の底から響くような低音域の声が気になって、
あまり好きになれなかったのです。

しかしながら、いわゆる名盤をじっくり聴いてみると
音符の長さ一つ一つをたっぷり歌っていて、ミディアム・テンポの曲が抜群にswingしている。。。 
なるほどこういう風に歌えばジャズらしくなるのかと気づかされました。
スキャットが管楽器奏者そのものなのも、音域が広いために自在にフレーズをコントロールできるからではないでしょうか。

はじめて聴く方のためにまずお勧めしたいのは、高音域が美しい50年代中期のCD。
“Swingin' Easy”(1957)は1曲目の‘Shulie a Bop’という曲からswingしまくっていて楽しめます。
大スタンダードナンバーの All of Me や Body and Soul も、
大胆にフェイクしてメロディラインを変えたり、スキャットしたりしていますので、
どんなフレーズを歌っているのか 是非聴いて原曲との違いを確かめてみて下さい。
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この時期のCDがお勧めなのはドラマーのロイ・ヘインズ(Roy Haynes)が加わっているから。
あざやかなブラシワークのあいまの「オカズ」(曲のアクセント)が絶妙で
こんな風にたたいて欲しい! こんなドラマーとご一緒したい!とつくづく思ってしまいます。。。
#ちなみに私は行きそびれましたが、この方この5月に90歳のバースデイで来日していました。
 まさにレジェンドですね。

後期のCDをお勧めするなら“Crazy and Mixed Up”(1982)
最初から最後までスキャットで歌う「枯葉」が有名で、ギターのジョー・パス(Joe Pass)とのからみも聴きどころです。
posted by ありあ at 02:58| Comment(0) | はじめて聴くジャズボーカル
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