2015年09月11日

20世紀を代表するトップ・女性ジャズボーカリスト:エラ・フィッツジェラルド 〜はじめて聴くジャズボーカル(6)

はじめてジャズボーカルを聴く方のために私なりに選んだボーカリストとCDのご紹介。
第6回目はElla Fitzgerald です。

女性ジャズボーカリストとして別格であるビリー・ホリデイを除けば、エラは、前回ご紹介したサラ・ヴォーンと次回ご紹介するカーメン・マクレイと並んで、女性ジャズ・ボーカリストの御三家の一人に数えられています。
ジャズ・ボーカリストを志す人の多くが、彼女のスキャットに驚愕し、影響を受けたと思いますし、エラの大ファンというわけではない私ですら、手元のCDを数えただけで、50枚を越えています。

多くの方がお勧めしている"Mack The Knife - Ella In Berlin”(1960)は、是非聞いていただきたいライブアルバム。
How High The Moonでは炸裂するスキャットを、SummertimeやMistyといった大スタンダードナンバーでは、しっとりとした美しい歌声を堪能できます。
緩急のある点が彼女のライブの特徴と言えますし、私自身がライブの構成を考える上でもこの点は大いに参考になっています。

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エラは様々なタイプのCDを残しています。
50年代半ばから60年代半ばまでにリリースされた作家別のソングブックのシリーズでは、ボーカリストの模範になるような、原曲の良さを活かした美しい歌唱を聞くことができますし、数多くのライブ盤ではサービス精神にあふれたノリのよさで楽しめます。

そんな中でもう一枚お勧めとして選んだのは ギタリストのジョー・パスと共演した"Fitzgerald and Pass... Again"(1976)。
私の手元にジョー・パスとエラのデュオによるCDが6枚あり、この機会にとおして全部聞いてみたのですが、
スタジオ録音でのこのCDは、エラの表現の繊細さが際だっていて、エキサイティングなライブアルバムとは異なる楽しみ方ができると思います。

今回紹介した2枚は、どちらもグラミー賞をとったCDです。
といってもエラはグラミー賞を13回受賞しているとか。
まさに20世紀を代表するトップ・女性ジャズボーカリストですね。

この記事を書くにあたって、エラのCDをあらためて集中して何枚か聞いてみたのですが、原曲の良さを活かした歌唱であっても、しっかりとジャズのノリになっている。
 # 当たり前のようですが、我々凡人にとっては実は簡単ではないのです #
ということで、今回エラの凄さをあらためて再評価した次第です。。。。今さら遅いぞ!

posted by ありあ at 02:58| Comment(0) | はじめて聴くジャズボーカル
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