2016年08月16日

ボサノバの名曲をジャズと融合:O Grande Amor〜ジャズヴォーカルお勧めレパートリー(2)

開催中のリオ・オリンピックのマスコットの名前は「ヴィニシウス」、パラリンピックのマスコットの名前は「トム」だそうです。

トムはアントニオ・カルロス・ジョビンのニックネームだそうで、彼は作詞家ヴィニシウス・ヂ・モライス(Vinícius de Moraes)とのコンビで、多くのボサノヴァの名曲を世に出してきました。
おいしい水やイパネマの娘、No More BluesやHow Insensitive、今回ご紹介する曲O Grande Amor(オ・グランジ・アモール)もこの2人による楽曲です。
  
かなり以前にこの曲を歌いたい生徒さんがいたので、英語の歌詞をネットで見つけ出してレッスンさせていただいたことがあります。
英語のタイトルはLove's Greatness。
ポルトガル語の詩をそのまま英語にしたようですが、寛大な愛の切なさが哀愁ただようメロディーにのせてとつとつと語られていくような歌詞になっています。
https://bossadaydreams.wordpress.com/2011/03/28/new-english-version-of-o-grande-amor/
英語で歌っている音源が見つからなかったので、譜割りを自分で考えて、私も持ち歌にしました。

この曲の演奏で私が好きなのはスタン・ゲッツが1967年に録音した“Sweet Rain”に収められたテイク。
ピアノがチック・コリア、ベースがロン・カーター、ドラムがグラディ・テイト。
しかしながらテンポが若干早いので、このイメージで歌うと歌詞の持つ切ない雰囲気がうまく表現できません。

スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトが1963年に録音した“GETZ/GILBERTO”に収められたテイクはジョアンのポルトガル語のヴォーカルが入った緩やかなテンポ。
アントニオ・カルロス・ジョビンのピアノも加わっていて、ジャズとボサノバが不思議なバランスで融合されています。

ボサノバのけだるいリズムにあうのはやはりポルトガル語だと思うのですが、こちらのゲッツの演奏をイメージしながら歌っていると、英語の歌詞でも違和感なくリズムにのせられるような気がします。

31V8F6XMRWL.jpg

先のマスコットの名前はインターネットの投票で選ばれたそう。
さすがボサノヴァの国!と感心してしまいました。

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