カーメンの黄金期を支えていたピアニスト、ノーマン・シモンズのトリオ〜ベースはヴィクター・スプローレス、ドラムスはスチュ・マーティン〜との共演。
全体的にスロウなテンポで、じっくり聴かせる選曲なのが特徴的でした。

ベースとのDUOで始まるJust in Timeは、ノリにくそうなテンポであるにも関わらず抜群のswing感。
スロウテンポのBye Bye Blackbirdのイントロとエンディングでは、ベニー・グッドマン楽団の演奏で有名なGoodbyeのフレーズが使われている粋なアレンジ。
'Round Midnightは、1988年の名盤“Carmen Sings Monk”とは別の歌詞で歌っていたのが新鮮な印象。
60年代に録音されたほかのアルバムでも、本作と同じ歌詞だったので、当時はこちらの歌詞で歌っていたのかな〜なんて思ったり。
時空を超えて語りかけてくれている気分を味わえるカーメンのバラードは、やっぱり絶品です。
(補足)スロウテンポでのBye Bye Blackbird。同じ歌い回しのバージョンを以前に聴いた覚えがあるのに、どのアルバムだったか思い出せなくて、もやもやしてます・・・。

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