納浩一氏による『ジャズ・プレーヤーのための実践理論教室』リットーミュージック です。
納氏の理論書にはこのブログでも以前に紹介した『ジャズ・スタンダード・セオリー』がわかりやすかったですが、この本はより実践的な内容。
演奏するに当たって理論をどう使うことができるのかが、練習の仕方を含めて段階的に解説されています。
『ジャズ・スタンダード・バイブル』に掲載されている楽譜を用いての説明も随所に。
You Tubeの動画では模範演奏と練習用のカラオケ演奏を閲覧・利用できます。
興味深かったのは「リズムとグルーブ」という章。
私自身言葉でうまく説明できないでいたグルーブとリズムの違いや、演奏に際して重要な事柄などが、納氏なりの説明の仕方で語られていました。
トップ・プロのミュージシャンが日頃どのようなことを考えながら実践に向き合っているのか、わずかながら知ることができた気がします。

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