先頃リリースされたComes Love: Lost Session 1960。
ピアノトリオをバックに、31歳のシーラの若々しい歌声を聴くことができます。
ミュージシャンの名前が書かれていないのは、あまりにも昔の録音なので彼女自身が共演者を記憶していなかったかららしい。
収録された全11曲は全て間奏なしの歌いっぱなしです。
これまでに出されたアルバムに収録されていた曲も何曲かあるので、聴き比べるのも面白いです。
このアルバムではいずれもキーが高くなっていて、テンポも若干速くなって明るい印象。
シーラの歌は節回しのクセが独特であまり好みではないのよね、と今まで思っていた方にも、伸びやかな歌声が楽しめるこのアルバムはお勧めです!
とはいえ私が最も気に入った曲は、頭からフェイクが大胆なThey can't Take That Away From Me。
シーラ節もしっかり堪能できる必聴盤です。


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