キャサリン・ラッセル&ショーン・メイソン(Catherine Russell & Sean Mason)のMy Idealも、ピアノとヴォーカルのDUO。
2017年のグラミー賞にキャサリンの6作目のアルバムHarlem On My Mindがノミネートされたとき、このブログでも既に彼女のことを紹介していたのを思い出しました。
今回収録されているのは初期のジャズの楽曲から1950年代までのもの。
古い曲を独自の解釈で蘇らせているキャサリンの力強い歌唱と、寄り添うメイソンの華やかなストライド・ピアノ。
そんな中でもタイトル曲My Idealのリリカルなピアノが美しくて聴き応えがありました。
クリスティーン・ダシール(Christie Dashiell)の Journey In Black。
ワシントンDC生まれ、ノースカロライナ州育ちのボーカリスト兼作曲家の2ndアルバム。
トップの約9分に及ぶ曲Ancestral Folk Songは、african musicを思わせる壮大な歌唱です。
チェンバー・ミュージックからの助成金を得、ダイアン・リーヴスのアドヴァイスを受けて、このアルバムのレコーディングを行ったとのこと。
彼女がダイアンの影響を強く受けていることが、楽曲からも大いに感じ取れます。
このアルバム、自由、遺産、悲しみ、喜びがテーマだそうで、オリジナル曲も豊富。
以前にインタビュー記事で、私はブラックミュージックを、悲しみや抑圧というレンズを通して見たくはない と語っているのを思い出しました。
ノミネートされた5作のうち、私が最も楽しめて繰り返し聴きたくなったのが、サマラのクリスマスソングアルバムでした。
さてさて受賞の栄誉に輝くのはどなたでしょうか。
2/3追記:受賞の栄誉に輝いたのは、サマラ・ジョイ(Samara Joy) – A Joyful Holiday でした

にほんブログ村

ジャズランキング