2016年11月22日

アニタ・オデイ没後10年

2006年11月23日にアニタが87才で亡くなって、早くも10年になりました。
このブログでも既にお勧めを紹介していますが、高校でジャズ研に入った頃に聴きだしてからというもの、私が最も影響を受けたヴォーカリストです。

ここ数日彼女を偲んで、絶頂期のアルバム“Anita”(1955)、“Pick yourself Up”(1957)、“Anita Sings the Most”(1957)を繰り返し聴いていました。
この時期の歌唱は高音の澄んだ声が魅力。

オスカー・ピーターソンとの共演による“Anita Sings the Most”では、超高速な歌伴にも自然に溶け込んでswingしている‘Them There Eyes’がさすがです。

2009年に出されたドキュメンタリーDVD "Anita O'Day The Life or a Jazz Singer"では、彼女へのインタビューや貴重なライブ映像を見ることができます。
#こちらは、2008年度 サテライト・アワード ベスト・ドキュメンタリー賞というのを受賞した作品らしい。

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ジーン・クルーパ楽団で、トランペッターのロイ・エルドリッジと歌っていた"Let Me Off Uptown’では、楽しそうに語り、踊ってミュージカルの舞台のよう。
‘感情を女優のように歌にのせる’歌手だというコメントもありました。

幼い頃に受けた手術の影響で、ロングトーンや通常のビブラートをかけるのが無理になったらしく、独自の歌唱法を生み出したアニタ。
自らを、歌手ではなく「ソング・スタイリスト」であると表現していたのも印象的でした。

彼女はミルドレッド・ベイリーやビリー・ホリデイのレコードを聴くだけで、ジャズ・ヴォーカルを身につけていったとのこと。
溢れる個性と、86才になってもニュー・アルバムを録音するジャズへの情熱。

私も情熱をもって研鑽を積み続けていかなければと、あらためて気持ちを引き締めています。

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posted by ありあ at 00:03| お勧めCD/ミュージシャン

2016年11月09日

シャーリー・ホーンの新譜 

Shirley Hornの未発表音源が今年になってCD化され、JAZZ WEEK CHARTにしばらく前からランクインされていました。
1988年のラス・ヴェガスでのライヴの模様を収めた“ Live at the 4 Queens”です。
メンバーはShirley Horn (vo,p)、Charles Ables (b)、Steve Williams (ds)。

シャーリー・ホーンと言えば、超スロー・テンポで歌いながら、歌のフレーズの合間に自らピアノをちょろっとバッキングする、という印象が強かったのですが。。。

このアルバムには、歌が入っていないピアノ・トリオでの演奏も3曲入っていて、あらためて聞いてみると、思いのほかピアノのタッチが強くて、思いきりがいい演奏という感じ。

ライブ盤とスタジオ録音では、演奏スタイルが違うのでしょうか?
彼女のアルバムもいくつかこれまでにコレクションしているので、機会をみて年代順にじっくりと聴いてみたいと思いました。
お勧めがありましたら、またこのブログでご紹介しますね。

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posted by ありあ at 11:08| お勧めCD/ミュージシャン

2016年10月18日

ヴォーカリーズならキング・プレジャー?!

先日このブログで紹介しましたが、キング・プレジャーのヴォーカリーズの曲を歌っていたカーリン・クロッグのアルバムを聴いてから、しばらくKing Pleasure (1922 –1981)をまとめて聴いていました。

1952〜1954年に録音された“King Pleasure Sings / Annie Ross Sings”は、彼が共演した多彩なヴォーカリストとのセッションを集めた興味深いアルバムです。

ベティ・カーター、ランバート・ヘンドリック&ロス結成前のランバートシンガース、ジョン・ヘンドリックス、エディー・ジェファーソン、ブロッサム・ディアリーに加え、アート・ブレイキーが参加しているアニー・ロスによるセッションも追加されています。
豪華なメンバーですこと。。。。。。

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キング・プレジャーは、サックス奏者ジェームズ・ムーディのソロにエディー・ジェファーソンが歌詞をつけた‘Moody's Mood for Love’を、エディーよりも先に録音してヒットさせたことから、ヴォーカリーズの開祖と呼ばれた人。

同名のアルバムに入っていたキング・プレジャーの歌とエディーを聴き比べてみると、キング・プレジャーの方がピッチが確かで歌の巧さが際立っているような・・・・。

その中で何度も繰り返し聴いたのは“Golden Days“という1960年に録音されたアルバムに収録されていた‘All of Me’。
イリノイ・ジャケーというテナーサックス奏者の演奏をヴォーカリーズしているとのことでしたが、You Tube で元の演奏と聴き比べると、彼が吹いているフレーズにぴったりあった歌詞がうまくあてられていて、勉強になりました。

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posted by ありあ at 02:31| お勧めCD/ミュージシャン

2016年10月16日

サラ/エラ/カーメンのNEW DISC

今年に入って、国内で新たにリリースされたCDをいくつか聴きました。

エラのCDは4月にリリースされた“Live at Chautauqua”。
1968年のコンサートの模様を録音していた音源が見つかってCD化されたとのこと。

カーメンのCDは7月にリリースされた“New York State Of Mind”。
1989年の横浜バードでのライヴ録音が復刻されたものです。

サラのCDは3月にリリースされた“Live at Rosy's”
ラジオ番組の元プロデューサーが所有していた放送用テープの中から、ニューオリンズのジャズ・クラブ“Rosy's”での1978年のライヴの様子を収めた2枚組です。

6月にリリースされたサラの“Dreamy”は、オーケストラをバックに1960年に録音されたアルバムの国内初CD化。

そんな中で最も聴き応えがあったのが、7月にリリースされた“Sarah+2”。
1962年録音の国内初CD化で、ギターとベースだけというシンプルな編成。
ミュージシャンはバーニー・ケッセル(g)とジョー・コンフォート(b)です。

ベースとのデュオで始まる1曲目の‘Just in Time’は、4分音符が続くフレーズでのサラの粘りのあるテヌートぎみのノリが印象的。
同じようなノリを、ミディアムswingのほかの曲でもところどころで聞くことができます。

バーニー・ケッセルはウエストコースト系のモダンジャズを代表する白人ギタリストの一人。
曲にあわせてバッキングのスタイルを粋に変えながら、サラの歌を支えています。

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そういえば、同じ頃のギターとベースだけをバックにしたサラのアルバムに、1961年録音の“After Hours”がありました。
ミュージシャンはマンデル・ロウ(g)とジョージ・デュヴィヴィエ(b)。
ベースイントロのアップテンポの曲も入ってはいますが、こちらのアルバムの方が全体的にゆったりとした曲調になっています。

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posted by ありあ at 02:25| お勧めCD/ミュージシャン

2016年10月08日

シーラ・ジョーダンへのリスペクトアルバム“Answer July”

シンガーソングライターの大江千里氏が、ジャズ修業のためニュースクールへ留学・渡米したのが2008年、当時47才だったそうです。
卒業後ジャズピアニストとしてデビューしていましたが、去る9月7日にリリースされた4作目になるこのアルバムは、全編がヴォーカルものです。

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シーラ・ジョーダンをイメージして彼が全曲を書き、シーラのみならず、彼女を敬愛するヴォーカリストが集結して歌を披露。
歌詞もヴォーカリストが担当し、このうちジョン・ヘンドリックスが3曲の詩を書いています。
自らもシンガーソングライターだった大江氏の思いとアイデアがつまったアルバムです。

印象に残った曲は
ジョンが詩を書きシーラが歌っている‘Mischivous mouse’。
イタズラネズミがダンスを踊るという可愛い歌詞が、自由に歌うシーラのキュートな声にぴったり。

日本版にはボーナス・トラックとして、平麻美子ちゃんが‘Kumamoto’という日本語の歌を歌っていました。
スモーキーな声が想いに溢れていて胸を打ちます。

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posted by ありあ at 02:42| お勧めCD/ミュージシャン

2016年09月12日

ブランフォード・マーサリス&カート・エリングの新譜

MichikaちゃんがリリースしたCDがJazzweekのチャートで何位に入っているかチェックするようになってから、チャートにランクインしているほかのCDも気になってきました。

このところ聴いていたのは、先週まで2位だったBranford Marsalis & Kurt Ellingの“The Upward Spiral”
ブランフォードのカルテットに、私の大好きなカート・エリングが全曲フィーチャーされています。
メンバーは、Branford Marsalis(ts,ss)、Joey Calderazzo(pf)、Eric Revis(b)、Justin Faulkner (ds)、Kurt Elling (Voice)。
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今月号の『Jazz Life』には、「ジャズ・バンドとシンガーという関係性ではなく、ひとつの楽器としてのヴォーカルをカートに担ってもらった」とブランフォードが述べているインタビューが掲載されていました。

カートが詩を書いて語り、ミュージシャンがインプロバイズする曲があったり、スティングの曲やビリー・ホリデイの持ち歌が取り上げられていたりと、バラエティに富んだ選曲の中で、カートは曲調にあった情感を、時にロマンチックに時に力強く「七色の声」で表現しています。

私のお気に入りは、ガーシュインの“Porgy & Bess"の曲で‘There's a Boat Dat's Leavin' Soon for New York (ニューヨーク行きの船が出る)’。
アップテンポにswingしていてゴキゲンです。ブランフォードのソプラノ・サックスの音色も美しい。

このメンバーでの来日公演、実現するといいのですが。

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posted by ありあ at 01:07| お勧めCD/ミュージシャン

2016年07月26日

最近聴いていたCD

Jazz vocalのアルバムについてブログで連載しているにも関わらず
私が日頃聴いているのは昔から活躍している vocalist のものばかり。。ということに
あらためて気づかされました。

きっかけは、先月東京倶楽部に出演していた時に休憩時間に流れていたエスペランサ・スポルディング(Esperanza Spalding )の動画。
彼女の歌をじっくり聴いたのは、もしかしたらはじめてかも。
スティービーワンダーと歌っていた‘Midnight Sun' に魅せられて、アルバムを次々と買ってしまいました。

ベーシスト兼vocalist。
わずか20才でバークリー音楽大学の最年少講師を勤めた才能溢れる彼女の声は、軽やかに澄んでいてハイトーンが心地いい!

出されたアルバムのジャンルはジャズに限らないのですが、ジャズ・ヴォーカルのアルバムとして楽しめたのが2008年にリリースされた“Esperanza”。
自作の曲が多く、ミュージシャンの演奏も含めてどれも素晴らしいのですが、スペイン語で歌う‘Body and Soul' は、とりわけ不思議な明るさを放っていました。
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27日(水)は私も池袋Hot Pepper でライブです。
曲のイメージにあわせてどんな声で歌うのか意識しながら、軽やかに旋律を紡いでいくことができればと思います。

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posted by ありあ at 01:23| お勧めCD/ミュージシャン

2016年06月23日

COOKINGで聴くピアノの音色

1年前にリリースされたアルバムですが、ピアノトリオJ.A.Gの“Cooking”。
メンバーは青木弘武さん(pf)、ジャンボ小野さん(b)、ジーン重村さん(ds)。
先日ライブで青木さん、小野さんとご一緒した時に、遅ればせながら購入させていただいたアルバムです。
色々な楽曲を様々なアレンジで‘料理する' というコンセプトだそう。

ライブでの青木さんの演奏は、オスカー・ピーターソンを聴いていると錯覚することがしばしばなのですが、このアルバムでもピアノのサウンドが美しく響いて心が洗われるよう。
限りなくロマンチックな演奏があると思えば、時にはファンキーに。
ピアノトリオがお好きな方なら必ず楽しんでいただけると思います。

‘七つの子' や‘アカシアの雨がやむとき' といった日本の懐かしい曲も入っていますが、私がいいな〜と思ったのは、軽快にswingする‘That's all’。
やっぱりスタンダードが素晴らしいです。
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posted by ありあ at 11:02| お勧めCD/ミュージシャン

2016年03月15日

井上智氏&北川潔氏の新譜:Second Round

NYでともに活動しておられた当時のデュオによるライブ盤が“Live at Smoke”(2002)でした。
そして先月末に再びリリースされたアルバムがこちら。
ギターとベースによるデュオの可能性が散りばめられたインタープレイの数々を堪能することができます。

1曲目の‘The Surrey With The Fringe On Top’や‘I'm In The Mood For Love’のアレンジが素敵。
井上先生はギターのボディをパーカッションのようにたたいてみたり。
思わずにっこりしてしまうような遊び心が満載な演奏は、井上先生の日頃のライブの雰囲気そのままです。
北川氏をNYからお迎えしてのCDリリースツアーもあったのですが、私はインフルエンザで聴きに行けず、残念でした・・。
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ちなみに北川氏は、ケニー・バロン(pf)、ブライアン・ブレイド(ds)とのトリオでCDも出しておられます。
ブライアン・ブレイドが大好きな私の愛聴盤です。

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posted by ありあ at 01:29| お勧めCD/ミュージシャン

2016年01月28日

丸山繁雄 + 酔狂座 meets Jon Hendricks!

丸山繁雄氏がジョン・ヘンドリックスと共演したアルバム“The ONE”が1月13日に発売されました。
ジョンを師と仰ぐ丸山氏が、91才(!)の彼を日本に招いて2013年にツアーを行ったときのライブ録音です。
その意味では記録に残るアルバムとしても価値を持つものだと思います。

ジョンがメンバーだったヴォーカリーズ・トリオ“Lambert, Hendricks & Ross”が私も大好きで、“jazz”のvocalが聴きたくなったときに思わず選んでしまうのが、マーク・マーフィーのアルバムと彼らのアルバムでした。
(前回の記事で紹介したCDに、L,H&Rのジョン・ヘンドリックスとアニー・ロスが揃って参加していたのにもびっくりしましたが)

全10曲のうち、ジョンが歌っていたのはFour、バラードのThe September of My Years。
丸山氏と2人で歌っていたStraight No ChaserとThere will Never be Another Youは、スキャットの応酬が見事。

丸山氏のソロボーカルも、ジョンのレパートリーが取り上げられていました。
日頃はパワー全開に声を張った歌い方をされることが多いように思うのですが、ジョンが作詞した‘A Night in Tunisia’のテーマのところなどは、程よく力が抜けていて、異国の夜のエキゾチックな神秘さが巧みに表現されていましたし、バンドの演奏とともに曲の盛り上がりに向かっていくダイナミズムが、尚のこと際だって素晴らしかったです。
トランペットはJames Zoller氏。テナー・サックスは山口真文氏。
米田正義氏 (pf) 武田桂二氏(b) 小松信之氏(ds)の白熱した演奏も聴き応えがありました。
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大学のジャズ研の先輩だったこともあって、かつて短い間でしたが、丸山氏についてジャズ・ヴォーカルを学んでいたことがありました。
はじめてお目にかかったときに「ヴォーカリストの後輩が訪ねてきてくれたのははじめてだよ」と微笑んでおられたのが印象的でした。
Verveから2001年に出された前作“The Vintage Songbook”の発売記念コンサートも、弟子として見に行った記憶があります。

日本のJazz Vocal界の先頭を走っていることへの強い自負を持っている人−というのが、当時の私が抱いていた丸山氏の印象でした。
常に志を掲げて高みをめざす姿勢に大きく刺激を受けたのが、私にとっての一番の収穫だったように思います。

両親の介護等々があってレッスンに通えなくなったことがきっかけとなり、私はその後丸山氏のもとを離れました。
この間に、ジャズの歴史研究で博士の学位を取得されているのですが、その時の新聞のインタビュー記事で「ジョンとのレコーディングが次の夢です」と語っておられました。
高く掲げた志を夢に終わらせず、強い精神力でこのように実現されたことを思うと、本当に頭が下がります。

丸山先生の姿勢から影響を受けてきたはずの私自身は、この間どんな歩みをしてきたのか?
CDを聴きながら強く自分を戒めなければ、と思うのです。

★明日1月29日は池袋 Hot Pepperで20時からライブがあります。
 心をこめて歌いますので、皆様お出かけください★

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posted by ありあ at 00:22| お勧めCD/ミュージシャン

2016年01月26日

まさに ROYAL BOPSTERの集結

私が尊敬するマーク・マーフィーが昨年の10月に亡くなられたのですが、彼が録音していたアルバムが、その1ヶ月前に発売されていました。
タイトルは“THE ROYAL BOPSTERS PROJECT”(録音は2012年と2013年)。

ヴォーカリストのエイミー・ロンドンがプロデュースするコーラスグループに、マーク・マーフィーのみならず、ジョン・ヘンドリクス、ボブ・ドロー、シーラ・ジョーダン、アニー・ロスといった豪華なメンバーが参加したBopのフィーリング溢れるアルバムです。
このうちマークは彼のアルバムでお馴染みのRed Clay、セニョール・ブルース、Boplicityを歌っています。

エイミーは19才の時、地元に出演していたマークのステージに衝撃を受けて、ジャズ・ヴォーカリストを志したとのこと。
時は流れ、自分の演奏活動はもう終わりだと意気消沈していた、当時78才のマークを彼女が励まし、自身がvocal講師を務めるNew Schoolでのコンサートに出演してもらったことがきっかけとなって、このようなプロジェクトが実現したのだそうです。

エイミー・ロンドン自身も何枚かリーダーアルバムを録音していますが、私にとって彼女はある意味ジャズ・ヴォーカルの師匠に匹敵する人?!
彼女が模範演奏をしているインプロビゼーションの教則本を、これでもか!というくらい聴いて勉強してきたので、私が歌うときのリズムのノリ方やスキャットのシラブルは、彼女のスタイルの影響を大きく受けたものになっていると思うのです。

今回のアルバムをきっかけとして、彼女の出発点が私の大好きなマーク・マーフィーの演奏だったということを知り、自分が好んで選び取る音楽性の原点のようなものが、知らず知らずのうちに実は底辺でつながっていたんだ・・・みたいな不思議な思いに浸ってしまいました。

メンバーはこんな方々。
Darmon Meaderはヴォーカル・グループNew York Voicesのメンバー。
Dylan Pramukという人はAmyの生徒さんだったらしい。
3世代くらいにまたがってヴォーカリストが集結したんですね。
 Amy London, Darmon Meader, Dylan Pramuk and Holli Ross: vocals
 Steve Schmidt: piano
 Sean Smith:bass
 Cameron Brown: bass ←この人はシーラとよくデュオをやっている人。
 Steve Williams: drums
 Steven Kroon: percussion
 Roni Ben Hur: guitar

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posted by ありあ at 00:10| お勧めCD/ミュージシャン

2015年10月29日

ロバータ・ガンバリーニの新譜

このブログでもご紹介したイタリア出身のボーカリストRoberta Gambariniの新譜が出ました。
サックス奏者で作曲家としても多くの曲を書いているJimmy Heathの楽曲集“Connecting Spirits”です。

アメリカに来てからのロバータはジミー・ヒースと出会って幾度も共演し、彼をリスペクトしていたらしく、
アルバム13曲の中の4曲は、彼女自身が歌詞を書いています。

ジャズボーカリストがよく歌うスタンダード曲が入っているわけではありませんが、
彼女が惚れ込んで研究を重ねた楽曲が選ばれているだけあって、その卓越した表現力がより際だっているような気がします。
バップ調のブルースにロバータが歌詞をつけた‘The Thumper’や、サラ・ヴォーンに捧げた曲‘A Sassy Samba’など、一度聞けばお気に入りになってしまういい曲が満載です。
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これまで聞いていなかったロバータのイタリア時代のアルバムがあったので、この機会にこちらも聞いてみました。
Antonio Scarano というギタリスト/アレンジャーの人とのアルバムで“Apreslude”(1991)。
モンクやオーネットコールマンの曲などが選曲されていて、今回の新譜に比べるとより自由なアプローチ。
1972年生まれらしいので、このアルバムを録音した頃は19歳?とても信じられません。
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明日は私も東京倶楽部本郷店でピアノの藤澤由二さんとライブがあるので、今から楽譜の整理をします。
ロバータの歌から刺激を受けないではいられません。とにかく精進あるのみですね。
皆様、聴きにいらしてくださいね。
posted by ありあ at 14:25| お勧めCD/ミュージシャン

2015年05月06日

ジーン・リーというヴォーカリスト

暖かな日差しのGW。都電早稲田駅近くにあるジャズ喫茶NUTTYに久しぶりに足を運んだ。
そこではじめて聴いたJeanne Lee という女性vocalist。
1994年にリリースされた“After Hours”というMal WaldronとのデュオによるCDだった。

スタンダード・ナンバーも自由に解釈して、伸びやかなフレージング。
自然なビブラートと深く共鳴する声で、自らの‘voice’を自在に操っていた。
たまたま出会えたCDで、大きなヒントをもらった気分。

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60年代から活動していた人らしいが、これまで全く耳にしたことがなかった。
80年代には5人のvoiceによるヴォーカル・サミットというプロジェクトに参加するなど、多彩に活動していたらしい。

自分では色々聴いてきたつもりでいたけれど、まだまだ勉強が足りなかった。。。


posted by ありあ at 01:27| お勧めCD/ミュージシャン

2014年10月13日

井上智/plays JIM HALL

注文していた10月8日発売のCDが届きました。
井上氏の師である、昨年暮れに逝去したジム・ホールに捧げる作品で、
20年以上にわたりNYで活動してこられた井上氏の帰国後初のCDになります。

ライナーノーツを読んでいると、ジム・ホールとの思い出を一つ一つ大切にしながら選曲していることが伝わってきます。
かといって、彼の表現を模倣しているわけでは決してない。
ジム・ホールはよく「自分のヴォイスを見つけろ」と言っていたそうで、だからこそこのCDも
「自分自身の言葉で語らないと意味がない」
「ジムのようにそっくり弾くというのは教えに反する」という思いから、
「ジムの追悼や彼の音楽の祝福を自分なりにできないか」と思って作成されたそうです。

CDでは、フルートとギターのユニゾンが何度も出てきて印象的なのですが、
これもジム・ホールの演奏から聞こえてくるイメージを考えてのことだそうです。
今、井上氏はCDリリースツアーで全国を回っており、私も今週土曜の東京TUCでのライブにうかがうのを楽しみにしています。

ニュースクールで長年教鞭をとって来られた井上氏は、独自のメソッドをお持ちなので
私も個人レッスンをしていただいているのですが、先日は神戸からギターのレッスンに来ている方がいて
こんなに身近で教えを受けられる私はなんて幸せ者なんだろうと思ってしまいました。
その演奏スタイルや音色が井上先生そのものを表しているような、とてもフレンドリーで暖かい方です。

井上先生がジム・ホールから音楽の神髄を学んだように、私も井上先生の教えから何をつかんでいけるのか
これからがますます楽しみになってきました。

posted by ありあ at 13:40| お勧めCD/ミュージシャン

2014年03月21日

マイルストーンでCDを

マイルストーンは家の近くにあるジャズ喫茶。
店主の織戸優氏は「職人」のような方です。
帰り際に、今日のこのCDはこんなところが良かった〜なんて感想を言うと、それをちゃんと覚えていて
次に行ったときに「こんなのもあるぞ、どうだ好みだろう」と言いたげに
私が知らなかった隠れた名盤をかけてくれるんです。

今日聞いたのはフランスのボーカリストAnne Ducrosという人の”Piano,piano”というCD
2005年に出たものですが、チックコリアをはじめとする5人のピアニストと共演していて
スキャットを交えてのびやかに歌っている1曲目のFour(ご存じマイルスの名曲)から、
私のツボにみごとにはまり、早速アマゾンで購入してしまいました。

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この日かかったCDの中からもう一枚ゲットしたのは、カーメンマクレエがビリーホリディの名曲を歌った
”Sings Lover Man & Other Billie Holiday Classics” 2012年に出たもののようです。
店内には自由に読める(購入もできる)雑誌や書籍が豊富で、最新のジャズの雑誌は必ずここでチェック。
新譜情報もここから仕入れるので、マイルストーンに行ったあとは出費が激しいです。。。

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posted by ありあ at 23:49| お勧めCD/ミュージシャン