『ジャズ批評』194号の特集「ジャズ・ピアノの名盤」に沿ったアルバムを聴く会が、高田馬場のジャズ喫茶マイルストーンで開かれました。
ジャズの歴史の流れを踏まえながら、2時間あまりにわたって当日紹介されたアルバムと曲はこちら。
・ソニー・クラーク・トリオ:“Sonny Clark Trio”(1957)より‘Be-Bop’
・ジョージ・ウオーリントン・クインテット:“George Wallington Quintet at the Bohemia”(1955)より‘Johnny One Note’
・バド・パウエル:“Jazz Giant”(1949)より‘Tempus Fugit’
・ウイントン・ケリー:“Kelly at Midnight”(1960)より‘Temperance’
・エロール・ガーナー:の“Concert by the Sea”(1955)より‘I'll Remember April’
・ウイントン・マルサリス:“Wynton Marsalis Mr Jelly Lord: Standard Time 6”(1999)より‘ Billy Goat Stomp’と‘Courthouse Bump’−ニューオリンズ・ジャズの創始者J.L.モートンの作品集です。
・ベニー・グリーン・トリオ:“Greens”(1991)より‘Time After Time’
・ケニー・カークランド:“Kenny Kirkland”(1991)より‘Ana Maria’
・ピーター・ビーツ:“Portrait of Peterson”(2013)より‘Blues for Oscar’
・ダド・モローニ(p)+トム・ハレル(tp):“Humanity”(2007)より‘The Nearness of You’
・カウント・ベイシー・オーケストラ:“April in Paris”(1957)より‘Shiny Stockings’
ビバップ・スタイルのソニー・クラークのアルバムと、ハード・バップ・スタイルのウイントン・ケリーのアルバムは、ベーシストとドラマーが同じ。
ポール・チェンバースとフィリー・ジョー・ジョーンズでしたが、ピアニストが違うと彼らの演奏が大きく違って聞こえるのが面白かったです。
フィリー・ジョー・ジョーンズの変化にとんだ演奏が素晴らしい。
ベニー・グリーン・トリオの演奏も、決して面白いとは言えない?楽曲を、アレンジとswingyな演奏で聴きごたえがあるものにしていました。
来年も来日するでしょうか。ライブ行きたいです。

ということで、とても勉強になったこの企画。
次回は1,2月頃にヴォーカルを特集して開催するとのこと。
またうかがいたいと思います。
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