2018年06月17日

持ち寄りCDを聴く会

毎月第3火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」。
申込みそびれてこのところ欠席していましたが、6/16の午後、朝日カルチャ―有志の会による「持ち寄りCDを聴く会」が開かれ、参加いたしました。
場所は吉祥寺の音吉!MEG。

参加者が好きなCDやレコードを持ちより、お店のオーディオシステムで聴くことができるこの催し。
ジャズに限らずお持ち下さった方がいらしたり、熱心なコレクターの方がいらしたり。
自分一人ではおそらく選べないだろう貴重なアルバムをいくつも堪能することができました。

全てをご紹介できませんが、じっくり聴いてみたいと思ったアルバムを3点。

まずはトニー・ウイリアムス・トリオの“Young at Heart”。
マルグリュー・ミラー(pf)とアイラ・コールマン(b)によるトリオで、1997年に51歳で亡くなったトニー最後の録音が集録されている作品だそうです。

この日かかった曲はPromethean。
叩きすぎるから彼のドラミングは好みじゃない・・と思う方もいるかもしれませんが、変化に富んだ演奏から色々な発見ができて刺激的なところが私は好きです。

次にご紹介するアルバムは1959年のスタジオ録音“Basie/Eckstine Incorporated”。
バリトン・ヴォイスが魅力的なビリー・エクスタインとカウント・ベイシー楽団の共演による1959年のスタジオ録音です。
甘いバラードよりも、Stormy Monday Bluesのようなブルース・フィーリングある曲の方が、スロウな演奏ながらもswing感にあふれていて楽しめました。

最後にご紹介するのは、1960年にリリースされたトランペッター、ドナルド・バードのリーダーアルバム“Byrd in Flight”。
かかった曲は彼のオリジナルでラテン・フィールなGhanaでした。
ハンク・モブレーのソロも絶品。
ハード・バップのアルバムは心のオアシス、聴いてて落ち着きます。。。。。

ちなみに私からご紹介したのはマンハッタン・トランスファーがこの春リリースした“The Juncrion”。
新メンバーのトリスト・カーレスを迎えた初のアルバムです。
私が選んだ曲はご機嫌なノリのShake Ya Boogie。

マントラは9月2日(日)のTOKYO JAZZに出演します。楽しみですね!

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2017年06月21日

今月のジャズ聴き比べ:ミュージシャンの音楽の変化

毎月第3火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」
何ヶ月ぶりかでうかがうことができました。

今回のテーマは「Jazzミュージシャンの生涯における音楽的変化」
最盛期と晩年の聴き比べははじめての試みだとか。

聴かせていただいたのは
スタン・ゲッツ(ts)23歳の時のDear old stockholm(1951年録音のThe Soundから)と、36歳の時のO Grande Amor (1963年録音のGetz/Gilbertoから)

渡辺貞夫氏(as)28歳の時のDel Sasser(1961年録音の初リーダーアルバムSadao Watanabeから)と81歳の時のTokyo Dating(2014年録音のライブ盤I'm with youから)

リー・コニッツ(as)22歳の時のSubconcious-Lee(1949〜50年に録音されたSubconcious-Leeから)と82歳の時のThe Way You Look Tonight(Lee Konitz & Walter Lang Trio による2011年のライブ録音Someone to Watch Over Meから)

マイルス・デイビス(tp)30歳の時のDear old stockholm (1955〜56年に録音された Round About Midnightから)と43歳の時のGreat Expectations(1969年から1972年の音源によるBig Funから)

ジョン・コルトレーン(ts)40歳の時のManifestation(亡くなる前の年1966年に録音されたCosmic Musicから)←最後まで聴きたかった曲。結構好きかも。

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私もこのブログでお気に入りのvocalistのお勧めCDを紹介するときには、可能な限り全てのCDをコレクションして年代順に聴いていっているのですが、年代が違っていてもそれぞれの年齢にみあった良さというものがあって、どれをお勧めするか毎回選ぶのが大変です。

同じ頃に出されたアルバムでもvocalistが曲によって発声法や歌い方を変えるように、楽器の人も、演奏スタイルを曲によって変えたりすることが少なくないと思うんですよね。
ですので、同じ曲の演奏スタイルが年齢を重ねるにつれてどのように変わっていくのか、聴き比べても面白いかもしれないな〜と思いました。

さてさて、先ほどネットで調べていたら、今年90歳のリー・コニッツ氏がこの2月にNewアルバムを発売していたことを知りました。
生涯現役。見倣いたいものです。

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posted by ありあ at 02:49| Comment(0) | ジャズ聴き比べ

2016年10月22日

今月のジャズ聴き比べ:様々な視点から

毎月第3火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」

今月の聴き比べその1は「他ジャンルに由来する曲」
色々なジャンルの曲がジャズミュージシャンに取り上げられてスタンダードナンバーになっていくわけですが。。。

はじめの曲は‘The Lamp Is Low’。
30年代のポピュラーソングで、多くのミュージシャンやシンガーが取り上げている曲です。
今回聴いたのは、女性ヴォーカリスト、ケイト・リード(Kate Reid)による2011年の“Love I'm in”というアルバムから。
ミュージシャンは、Otmaro Ruiz(pf)、Ernie Watts(ts)、Steve Reid(tp)、Chris Conner(b)、Steve Barnes(ds)。
テンポが様々に変わるアレンジで、ドラムソロやベースソロも聴き応ごたえがありました。
調べたところ、この方は元々カントリー・シンガーだったとか?!

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次の曲は、サラ・ヴォーンが79年にリオで録音したブラジル音楽を集めたアルバム“Copacabana”から、ソウルフルに歌うタイトル曲を。

そしてダイアナ・クラールのポップス・カヴァーアルバム“Wall Flower”(2015)から、ママス&パパスの名曲‘California Dreamin'’
原曲のメロディーを崩さずに、かつしっとりとした雰囲気で歌っていました。

お次は、大スタンダードナンバー‘These Foolish Things’の聴き比べ。
〜口紅のあとがついた煙草とかロマンチックな場所への航空券とか・・・
 こんなつまらないものがあなたを思い出させるの。。といった歌詞がついています。
私の手元にあるCDでも、レスター・ヤング、レニー・トリスターノ、チェット・ベイカー、スタン・ゲッツetc. が演奏していて、ビリー・ホリデイ、サラ、エラ、カーメンも歌っています。

今回聴いたのは、ジョニー・グリフィン(ts)が1956年に録音した名盤“Introducing Johnny Griffin”から。
この時彼は27才。女々しい歌詞の曲なのに、ソロが男らしくてダイナミックなのが面白い。
ミュージシャンはウィントン・ケリー(pf)、カーリー・ラッセル(b)、マックス・ローチ(ds)。

次いでジャッキー・マクリーン(as,ts)が1957年に録音したアルバム“Long Drink of the Blues”から。
ミュージシャンはマル・ウォルドロン(p)、アーサー・フィップス(b)、アーサー・テイラー(ds)。

そしてスウェーデンの女性ヴォーカリスト、イザベラ・ラングレン(Isabella Lundgren)が、同じくスウェーデンのSweet Jazz Trioのアルバム ”WHY TRY TO CHANGE ME NOW ”(2013)で歌っているバージョン。
高い音域の声が澄んでいるのが印象的でした。

最後の聴き比べは「リー・コニッツの最初と最後」
1949-1950年に録音された名盤“Subconscious-Lee”からタイトル曲を。
そしてLee Konitz&Walter Lang Trioのアルバム“Someone to watch over me”(2011)から「枯葉」。
ウオーター・ラングはドイツ人のピアニストです。

聴き比べって色々な視点からできるんですね。

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posted by ありあ at 04:48| Comment(0) | ジャズ聴き比べ

2016年06月22日

今月のジャズ聴き比べ:懐かしいアルバム

毎月第3火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」

今月はドラムの聴き比べから。
はじめはドイツ出身のピアニスト、ヨアヒム・キューン(Joachim Kühn) のトリオの演奏で、2014年に彼が70才を迎えたことを記念してリリースされた“Birthday Edition”という2枚組のアルバムから‘Pastor’を聴きました。
ベースはJ.F.Jenny Clark、ドラムはDaniel Humairというヨーロッパ・ジャズのメンバーが1987年に録音したライブ盤。
白熱したインタープレイが楽しめる私好みのアルバムでした。

2枚目はNY出身のピアニスト、ビル・チャーラップ(Bill Charlap)。
スタンダードナンバーをじっくり聴かせてくれるタイプのピアニストらしいです。
聴いたのはピアノ・トリオのアルバム“Live at the Village Vanguard”(2007) から、高速でスイングする‘My shining hour”。
ベースはPeter Washington、ドラムはKenny Washington。

3枚目はクールな歌声が堪能できるヴォーカリストとのインタープレイ。
ノルウエーの女性シンガー、スールヴァイグ・シュレッタイェル(Solveig Slettahjell)のアルバム “Slow Motion Orchestra ”(2001) から、‘Wild Is the Wind’
ドラマーはPer Oddvar Johansenという人です。

次に、1970年にスタートした日本のレーベル、スリー・ブラインド・マイス(TBM) の名盤を聴きました。
はじめは懐かしいヴォーカリスト・笠井紀美子さん+峰厚介氏のカルテットによる “Yellow Carcass in the Blue ”(1971) から‘Alone Together’。

次いで山本剛氏のピアノトリオが1974年に録音した“Live at the Misty”から‘Dark Eyes’。

そして中本マリさん+鈴木勲氏(b)+渡辺香津美氏(g)による1975年録音の“MARI NAKAMOTO III ” から、‘Georgia on my mind’。
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ジャズ・ヴォーカルを勉強し始めの頃、マリさんのハスキーな声が好きで音源をコレクションしており、TBMから出たアルバムも何枚か持っていたのですが、このところ聴く機会がなかったので懐かしかったです。

よく行く近くのジャズ喫茶・マイルストーンで、‘すごい演奏、これって誰?’と思いながらジャケットを見に行き、この時代の日本のジャズ・ミュージシャンのアルバムだと知ってビックリすることがしばしばあります。
日本のジャズを引っ張っていく心意気に溢れたミュージシャンたちの勢いが感じられるこの時代の演奏。
これからも聴き続けていきたいと思います。

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posted by ありあ at 14:04| Comment(0) | ジャズ聴き比べ

2016年05月18日

今月のジャズ聴き比べ:音域

毎月第3火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」

今回ははじめに、アルバムにおさめられた本テイクと別テイクのどこが違うか聴き比べました。
音源はクリフォードブラウン&マックスローチの“At Basin Street”(1956)から‘Love is a Many Splendored Thing’・・お馴染み「慕情」です。
本テイク以外は聴く意味がないという方もいるらしいですが、私は全部聴く派です。
優れたミュージシャンの音源はどれも貴重で勉強になるので、スミズミまで聴かないともったいないですからね。

次に、高音域のトランペッターと中音域のトランペッターの聴き比べがありました。
高音域は、天才クリフォードブラウンで先ほどの“At Basin Street”から‘I'll Remember Aprill’

そしてブッカーリトルの“Booker Little”(1960)から、オリジナルの曲で‘Opening Statement’
23才で亡くなった彼の唯一のワンホーン・アルバムだそうです。
メンバーも豪華で、ピアノはトミー・フラナガンとウイントン・ケリー、ベースはスコット・ラファロ、ドラムスはロイ・ヘインズ。
持っていなかったCDなので早速買ってしまいました。

低音域のトランペッターは、マイルスの「チュニジアの夜」
“The Musings of Miles”(1955)の中の演奏で、ピアノはレッド・ガーランド、ベースはオスカー・ペティフォード、ドラムスはフィリー・ジョー・ジョーンズ。

もう一人はケニー・ドーハムの "At The Cafe Bohemia"(1956)から、‘Round about Midnight’
テナーサックスはJ.R.モンテローズ、ギターは ケニー・バレル、ピアノは ボビー・ティモンズ、ベースは サム・ジョーンズ、ドラムスはアーサー・エッジヒル。
私の好きなハード・バップが全開です。

トランペットの最後は、「トランペットの原点」ということで、ルイ・アームストロングによる‘West End Blues’。1928年の録音だそうですが、音色がつややかでひき込まれます。。
 
近作のヴォーカルは、いずれも私が始めて聴いた方。
アン・ハンプトン・キャラウェイ(Ann Hampton Callaway)という人の“Blues in the Night"(2006)というアルバムから‘Lover Come Back To Me'
とても音域が広くブロードウェイの舞台女優さんもやっているらしいです。
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次にパスカル・ラボーレ(Pascale Lavoie)という人の“Please Belong to Me ”(2013)というアルバムから‘There Will Never Be Another You ’
こちらは低音が響く方。

日頃有名なシンガーのアルバムばかり聴いているので、知らないシンガーがまだまだいるんだなあとあらためて思いました。

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posted by ありあ at 12:46| Comment(0) | ジャズ聴き比べ

2016年03月16日

今月のジャズ聴き比べ:また新たな出会いがありました・・

毎月第3火曜に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」。
はじめは、先月にCDの紹介ができなかった受講者の皆さんから、次のようなお勧めCDのご紹介がありました。

・マルガリータ・ベンクトソン(Margareta Bengtson)のアルバム"Where the Midnight Sun Never Sets"(2009)から‘The Midnight Sun Will Never Set’という曲。
ソプラノ・ヴォイスが美しいスウェーデン出身の女性シンガー。
タイトル曲「真夜中の太陽が沈まない国」はクインシー・ジョーンズが60年代にスウェーデンに滞在した時に作った曲みたいですよ。

・カウント・ベイシー&ビリー・エクスタインの“Incorporated”というアルバムから‘Blues, The Mother of Sin’。1959年の録音。渋いブルースが痺れます。

・ルイ・アームストロングで‘On the Sunny side of the Street’。ジャズの楽しさが伝わってくる演奏でした。

・ イタリアのピアニスト、フランセスコ・マシアンティ(Francesco Maccianti)のアルバム“Passo A Due”(2012)からタイトル曲。ピエトロ・トノーロという人のソプラノサックスの音色があたたかい。

・私がご紹介したのは、マーク・マーフィーの“Rah”(1961)から‘Milestones’でした。

今回の聴き比べは、はじめに「枯葉」。
オランダの女性ボーカリスト、リタ・ライス(Rita Reys)のアルバム“Jazz Pictures”から。1961年のライブ録音で、ケニー・クラークのドラムが聴きどころです。
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続いてSweet Baby J'Ai という名前の女性ボーカリスト。2003年の“Evolution”というアルバムから。
この方の歌、私ははじめて聞きました。

次の聴き比べは「峠の我が家」。
はじめはビング・クロスビーのアルバム“Home on the Range”から。
次はベースのゲイリー・ピーコック(Gary Peacock)とギターのビル・フリゼール(Bill Frisell)のデュオで、1994年録音の“Just so Happens”から。
ほのぼのしたカントリーの曲がコンテンポラリーなジャズに見事に生まれかわっていました!

最後はマルチリード奏者のサヒブ・シハブ(Sahib Shihab)。
“Sahib's Jazz Party”(1964年録音)から‘4070 blues' という曲と、“Sahib Shihab and the Danish Radio JAZZ Group"(1965年録音)から‘Di-Da’という曲。
どちらもニールス・ペデルセンのランニング・ベースが研ぎすまされていてスリリングな演奏! ほかの曲も色々聞きたくなりました。

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posted by ありあ at 02:38| Comment(0) | ジャズ聴き比べ

2016年02月19日

今月のジャズ聴き比べ:好きなCD、好みも色々

毎月第3火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」
今月は受講者の皆さんがそれぞれお勧めCDを持ち寄って披露して下さいました。
取り上げられた曲とミュージシャン、CDを順に振り返ってみたいと思います。

@ 枯葉:アーマッド・ジャマル(Ahmad Jamal)
彼の名盤が治められた“Vol. 2-Seven Classic Albums”の中から、1956年、1958年、1961年の演奏を聴き比べ。
マイルスが参加しているアルバム“Somethin' Else”の中の“枯葉”のイントロを思い出させる異なったリズム・パターンが、それぞれの演奏で使われていました。
“Somethin' Else”が録音されたのが1958年。
ネットで調べてみたところ、マイルスはアーマッド・ジャマルの演奏が気に入っていたそうで、“枯葉”のイントロもジャマルの演奏を聴き、さらにゆったりしたテンポにして録音したのだとか。
ジャマルの演奏がマイルスに影響を与えていたんですね。
1930年生まれで今年85才。これからCDを探して色々聴いてみたいです。

A Open,to love;ポール・ブレイ(Paul Bley)
今年の初めに亡くなった白人ピアニストのアルバム“Open, to Love”(1972)から。
ECMレーベルのアルバムらしい静謐な演奏。

B How High the Moon;バド・パウエル 
1963年録音のピアノトリオの名盤“Bud Powell in Paris”の1曲目。
さすがにノリが良くて気持ちがいい。

C Dance me to the end of love;マデリン・ペルー(Madeleine Peyroux)とジョアン・ファンク(JoAnn Funk)
Leonard Cohenという人の曲。
マデリンのアルバム“Careless Love”(2004)とジョアンのアルバム“Pick Yourself Up”(2011)からそれぞれ聴き比べ。
女性シンガーの芸風も色々なんですね。。。。

D Smile;海野 雅威さん
ソロピアノのアルバム『プレイズ・ジャズ・スタンダード』(2011)から。
癒やしの世界が広がります。

E Fragile;ヤロン・ヘルマン(Yaron Herman)
1981年、イスラエル生まれの若きピアニスト。
ピアノソロのアルバム“Variations”(2006)から、今ではスタンダードナンバーとなっているスティングの曲です。
ピアノを弾きながら、パーカッションのようにピアノのボディをたたく音が聞こえてきますが、一体どんな風に弾いているのか、一度聴きにいってみたいです。

F Beautiful Love;アーノルド・クロス(Arnold Klos)
ピアノトリオのアルバム“Beautiful Love”(2007)のタイトル曲をボサノバで。

➇ I get a kick out of you;フランク・シナトラ
名盤“Swing Easy”(1954)の中の名唱。
多くのシンガーが歌っていますが、この曲ならシナトラが一番だと思います。
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次回の講座も、前半はお勧めCDの紹介コーナーだそうです。
今回紹介されたのは、ボーカリストとピアニストがリーダーのアルバムばかりでした。
私が考えていたのもボーカリストのCDだったのですが、次回何を紹介するか、少し考えてみたいと思います。

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posted by ありあ at 01:12| Comment(0) | ジャズ聴き比べ

2016年01月20日

今月のジャズ聴き比べ:歌ごころ?!

毎月第三火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」

まず最初は「ジャズのアドリブ・ソロは“歌っている”ソロが最高」ということで、名盤からいくつか聴きました。
MJQ(The Modern Jazz Quartet)のアルバム“Concorde" (1955) から、‘Softly as in a morning sunrise’ のジョン・ルイス(pf) のソロ。
アルバム“Gerry Mulligan Quartet”(1952) から、‘Lullaby of the Leaves’ のチェット・ベーカー (tp) のソロ。
アルバム“Cool Struttin’”(1958) のタイトル曲から、ソニー・クラーク(pf)、アート・ファーマー(tp)、ジャッキー・マクリーン(as)のソロ。

そのほかにもトロンボーンのJ.J.ジョンソンが作曲した‘Minor Blues’ という曲の聴き比べや、ジャッキー・マクリーンの‘Beautiful Love’ でのソロなどを。

この日のボーカルアルバムは、Ingrid Lucia という人の“Fortune”(2002) というアルバムから、‘Angel in Blue’ という曲。
ちょっと変わった声質の人。

そしてMadeline Eastman(マデリン・イーストマン) の“Art Attack”(1994)というアルバムから
‘My Heart stood Still’。
こちらはケニー・バロン(pf)やトニー・ウイリムス(ds)が参加しており、ボーカルもスリリング。
早速買ってしまいました。
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私にとって“歌っている”ソロとは、ミュージシャンどおしの演奏の中でのインタープレイが感じられるソロ。
その意味では、ボーカリストだからといって誰もが「歌っている」わけではないと思いますし、
互いに刺激しあった中から生まれてくる演奏に、“jazz”の歌ごころを感じます。

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posted by ありあ at 01:22| Comment(0) | ジャズ聴き比べ

2015年12月16日

今月のジャズ聴き比べ:「ブラインド」の功罪?

毎月第三火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」
今年最後の講座にがんばって出席してきました。

はじめは、IMPULSEというレーベルから先頃エソトリック社がリマスター、SACD化したものとオリジナルとを聴き比べる件。
インパルスは、ジャズ専門レーベルとして録音スタジオや技術にこだわりを持っていたところらしいですが、ジョン・コルトレーンのイメージがあるレーベルですよね。

今回聴き比べたのは、ドラムスのロイ・ヘインズのカルテットが1962年に録音した“Out of the Afternoon"というアルバムから‘Moon Ray’という曲。
どちらの音が好みかとのご質問がありましたが、リマスターした方は、耳ざわりにならないよう音をスムーズにしたりして、音のまとまりを作っているらしい。
より自然な演奏に聞こえる感じがするので、私はオリジナル盤の方が好みでしたが。。

続いてはいわゆる「ブラインド」を試みる件。
「ブラインド」とは、アルバムを見ずに楽器の音だけを聞いて演奏者をあてるゲームだそうです。

今回は、ソニー・ロリンズとジョン・コルトレーンの聴き分け。
ロリンズの“There Will Never Be Another You”(1965)というアルバムから‘To A Wild Rose’という曲と、“Duke Ellington & John Coltrane”(1962)というアルバムから‘In a Sentimental Mood’のコルトレーンのソロを聴いた後で、さて次の曲は誰が演奏しているのかあててみましょう、といった具合に進みました。

確かにミュージシャンによって、特徴的なフレージングや音色があるのですが、「ブラインド」ができる/できないを問うことが、ジャズの敷居を高くしてしまっているのではないか、とのご意見も受講者の方から出ていました。

外出先でBGMのように流れているジャズですら、参考になりそうな演奏だったら(ボーカルものだったら特に)これ誰?とばかりに、私も日頃、思わず耳をそばだててしまっています。
周囲の人と会話しながら同時に演奏にも集中できるのは、もはや特技のようなもの?!

しかしながら、同じミュージシャンでも時代によって演奏スタイルが変わり、同じ日の録音でもテイクによって出来不出来が変わってくるのですから、耳にした演奏が誰によるものなのかあてることができなくても、私の場合はほとんど気にしていません。
「あ、これカッコいい!」と思える演奏により多く出会えればいいし、その時に演奏者が誰だか確認できれば、フラストレーションが溜まらなくてより嬉しい、といった程度です。

マイルスのモード奏法やオーネット・コールマンが登場した50年代末に、自らの方向性に悩んだロリンズは、しばらく公の場から雲隠れしていたそうですが、その影響からか、活動再開後の彼のアドリブの中には迷いがあるフレーズが少なくないので、彼のCDを聴いてアドリブの採譜をするときには、どの時期の演奏か確かめるようにという話を、師匠の大森明氏から聞いたことがあります。
そういえば今日聴いたロリンズのソロも、フレージングにあまり勢いがなくて、本来のロリンズの良さが感じられなかったような。。。。

人間なんだから時に迷いもあり、演奏にも様々な表情がでて一様ではない。
自由に自らを表現するジャズだからこそ、逆にそのあたりにおもしろさがあるのではないかと思うのです。


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2015年10月21日

今月のジャズ聴き比べ:どちらがお好き?!

毎月第三火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」
さて今回は・・・。

フランク・シナトラも歌っていた「コートにすみれを」(Violets for your furs)という曲。
はじめに作者であるマット・デニス自身の歌声を“Plays and Sings"(1953年の録音)から聞いた後、
ジョン・コルトレーンとズート・シムズという2人のテナーサックス奏者による演奏を聴き比べました。
聞いたのは、コルトレーンの初リーダーアルバム“Coltrane"(1957年)と“Jutta Hipp With Zoot Sims“(1956年)。

どちらが好きかとのお尋ねがあり、私はコルトレーンを選びましたが、でも困るんですよね、こういう問い。
ズートも重量感のある素朴な音色がいい味を出していて、ユタ・ヒップのクールなピアノとよくあっているし。
どちらが好きかをあえて選ぶよりも、それぞれどこに良さがあるのかを感じ取っていく方が、耳も心も豊かになる?ような気がするのですが、いかがでしょうか。
師匠だったピアニストの故山川浩一氏が「芸風はそれぞれ違うから」と言いながら、私たち弟子を暖かく育てて下さっていたことを思い出しました。

アップテンポな曲でのドラムのブラシワークの聞き比べもありました。
ジョー・ジョーンズのドラムは、アルバム“Jo Jones Trio”から‘I got rhythm’
ケニー・ワシントンのドラムは、トミー・フラナガン(p)のトリオによるアルバム“Jazz Poet"(1989年)の中の‘Mean Streets’という曲なのですが。。。
この曲、トミー・フラナガンの初リーダー作“Overseas"(1957年)では‘Verdandi’というタイトルで、エルビン・ジョーンズがドラムをたたいていました。
“Jazz Poet"での演奏の方がテンポが早く、ブラシワークも超絶なのですが、それより若干テンポを落とした“Overseas"での演奏の方が、ドラミングの細かい技を聞き分ける楽しみがあるように感じました。

そのほかに、ベニー・グットマン楽団のアレンジャー、エドガー・サンプソンによるグッドマン・オーケストラと、
グッドマンのいないエドガー・サンプソン・オーケストラによる‘Don't be that way’の聴き比べ。
似たような演奏なのですが、後者の方が華やかに聞こえるのが不思議。
また、キューバのトロンボーン奏者、フアン・パブロ・トーレスという人の曲を2曲聴きました。

最後に今日聞いた中のお勧めを。。。。
マット・デニスは‘Angel Eyes’や‘Everything Happens to Me’‘The Night We Called It a Day’
‘Will You Still Be Mine’といった素晴らしいスタンダード・ナンバーを残しています。
全てが自作曲の“Plays and Sings"の中では、彼がピアノを弾きながら歌っているので、どんなイメージでこれらの曲を作ったのかがよくわかります。
しなやかな歌声が素敵です!

posted by ありあ at 02:49| Comment(0) | ジャズ聴き比べ

2015年08月19日

今月のジャズ聴き比べ:違うところ/同じところ

毎月第三火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」
2ヶ月お休みしてしまいましたが、頑張って行ってまいりました〜〜

今回のテーマは「ジャズ喫茶の名盤をかけつつ音の違いを楽しむ」
最初は、同じCDをかけてもいいケーブルを使うだけで楽器の音がくっきり鮮明になるというところを聴かせていただきました。

次いでサウンドに特徴があると言われているブルーノート盤と、エソテリックというところで独自にリマスターしたスーパーオーディオCD(SACD)盤の比較。
聴いたのはおなじみArt Blakey&Jazz MessengersのMoanin’です。

中古でできるだけ安い値段のCDを選んでいるので、どの盤を買おうかなんていうことには日頃から無頓着。
練習用に防音だけはしているけれど、足の踏み場に困るような狭すぎる音楽部屋で、iPodとPCに耳をこすりつけるようにして音源を聴いている私にとっては、はるか遠い世界のお話しのようでした。。。

次いでトランペットのソロを聴いて、どちらがArt Farmerでどちらが Clifford Brownかあてっこしたり。
Bud Powell の「名盤」"Amazing Bud Powell 1"から Un Poco Loco と、パウエル後期の作品 "Bud Powell in Paris"から Dear Old Stockholmの聴き比べ。
くつろいで聴ける演奏で、選曲もスタンダードが多いためか、ジャズ喫茶でのリクエストは後者が多いとのことでした。
ちょっと意外

そしてベサメ・ムーチョを、Eve BoswellとChantal Chamberland という2人の女性ボーカリストで聴き比べ。
後者はフランス語でしたが、ボサノバのリズムととてもよくあっていました。

音楽のリズムにあう言葉のリズムというものがあって、ボサノバを英語で歌うとポルトガル語で歌うときとは全く違うノリになってしまいます。
なのでボサノバにフランス語がしっくりくるのがなんだか不思議。
でもよくよく考えてみると、フレンチ・ボッサっていう音楽もありますものね。

そういえば先日、Little Boatというボサノバの曲をライブで歌っていたら(英語でしたが)、ピアノの藤澤さんが、この曲フレンチっぽいね と言ってました。
ボサノバは半音進行するメロディーやコード進行が多いのですが、そこのところを丁寧に歌っていると、確かにフランス音楽の雰囲気に近づくような気がしていたんです。

今日もフランス語のボサノバを聴いたあとで、フランス映画の主題歌「男と女のテーマ」を思い出すと言っておられた方がいましたが、あの曲も半音進行で、男女の恋のあやうさやはかなさを表現していますよね。
そいうえばフランシス・レイの「パリのめぐり逢い」も半音進行。

フランス音楽にもボサノバにも詳しくないのですが、詳しくないなりに両者の共通点について、少し発見したような気がしました。
このジャンルの音楽が得意な人にとっては、今さら言うまでもないことなのかもしれないですが。

posted by ありあ at 02:20| Comment(0) | ジャズ聴き比べ

2015年05月20日

今月のジャズ聴き比べ:「枯葉」を中心に

毎月第三火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」
最初の聴き比べは、大西順子さんとケニーバロン(Kenny Barron)がそれぞれ演奏していた「リンゴ追分」。

その次の聴き比べは「枯葉」でした。多くのジャズミュージシャンの録音がありますが、
コード進行(メジャーのU-XとマイナーのU-Xの繰り返し)がアドリブの格好の素材になるので、
ジャズ・スクールにいくと始めの方で必ず練習させられる曲です。

キャノンボール・アダレイの“Somethin' Else"(1958年)に収められた名演を聞いた後に
そこでの有名なイントロをそっくり使った女性ボーカルを聞きました。
イギリス出身のアニタ・ウォーデル(Anita Wardell)というシンガーの"Noted"(2006年)というCD。
あまりにも同じなので、これってマイルスへのトリビュートアルバム?と一瞬思ったのですが、
聞いていくうちに、キャノンボール・アダレイのソロに歌詞をつけたヴォーカリーズになったので、
あ、それでなのねと納得しました。

WEBで調べたところ、彼女は自分で歌詞をつけたヴォーカリーズをあれこれ録音しているらしい。
テーマの歌い方が素直だったので、ヴォーカリーズの部分の曲調との差がありすぎたところに若干違和感を感じましたが、
ほかの曲ではどんな歌い方をしているのか、逆に聴いてみたくなりました。
 #You Tubeで探して聴いたら、Moanin'ではリー・モーガンのソロに歌詞つけてました。
このCD、タイトルが"Noted"なので、誰でも知ってる名演をあえて取り上げるっていうコンセプトなのかも。

次にテナーサックスのズート・シムズ(Zoot Sims)の「枯葉」。
彼のワン・ホーンでの演奏とトロンボーンのカーティス・フラーのCDでの演奏の聴き比べでした。
同じ1961年の演奏でしたが、ワン・ホーンの方がやはりのびのびした演奏になっていましたし、
バンドのリーダーによって演奏が変わるところがよくわかりました。

今回は時間がなくて次回に延期されたのが、私の大好きなファンキー・ジャズ。
また来月を楽しみに。。。

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2015年04月22日

今月のジャズ聴き比べ:ジャズの歴史を追って

毎月第三火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」

今日は新年度第1回目の講座だったからか、ジャズの歴史を踏まえた聴き比べがありました。
ニューオリンズスタイルの演奏、チャーリー・パーカーのビ・バップ、ハード・バップのハンク・モブレーやファンキー・ジャズのキャノンボール・アダレイ。
クインテット(五重奏)による演奏が演奏スタイルの違いによってどう異なってくるのかを聴き比べました。
こういうのは勉強になりますね〜
これからも、演奏スタイルの違いによってどう演奏が変わってくるのか色々聴き比べてみたいです。

そのほかにもスタンダードナンバーの‘Get out of town’を、ハスキーな歌声が素敵な トーチ(Torch) というボーカリストの“Before the Night Is Over”(2005)というアルバムと、ケニークラーク=フランシー・ボランのビッグバンドの演奏を聴き比べたり。

“Take me in your Arms"という曲では、ローリー・アレン(VO)(Laurie Allyn)の“Paradice” (1957)というアルバム、ドイツ人女性ピアニスト ユタ・ヒップ(Jutta Hipp)の、“At the Hickory House" (1956)というアルバム、ジャッキー・グリースン(Jackie Gleason)のオーケストラの“Music to Change Her Mind”(1956)というアルバムを聴き比べたり。
#ユタ・ヒップのアルバムではエド・シグペン(ds)のブラシが心地よかったです。

そのほかにソニーロリンズとコルトレーンの音色を聴き比べ。

今日聴いた中で、キャノンボール・アダレイのCDからは、私も持ち歌にしている‘Work Song'が取り上げられたのですが、この曲は昔アドリブのソロをこのCDから採譜したりしていたので懐かしかったです。。。
ハンク・モブレーのソロも時々採譜するのですが、今日取り上げられたアルバムは"Roll Call"(1960)。
フレディ・ハバード(tp)、ウイントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、アート・ブレーキー(ds)という素晴らしいメンバーの聞きごたえのある演奏でした。

講座では色々聴かせていただくのですが、私はやっぱりこの時代のジャズが好きだなあということを、あらためて実感してしまいます。


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2015年03月18日

今月のジャズ聴き比べ:ベーシーとエリントン

毎月第三火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」

今月はスタン・ゲッツのソロが美しい「枯れ葉」、
Starlight Souvenirsという曲をウディ・ハーマン楽団とジョージ・シアリングの楽団とで聴き比べ
Comes Love という曲をシーネ・エイとコニー・エビンソンという二人の女性ボーカルで聴き比べ
などがありました。そしてカウント・ベーシーとデューク・エリントンの聴き比べ。

センチメンタル・ジャーニー←エリントン、Basie Straight Ahead←ベイシー を聴いた後は
One o'clock Jumpの聴き比べをしました。
エリントンの方が好きという受講生の方はあまり多くなかったような・・。
私もカウント・ベーシーのシンプルなピアノと大編成のバンドとのめりはりがきいたサウンドが大好きで、
聴く度にうきうきしながら繰り返しCDを聞いてきました。

それに対しエリントンのサウンドは不協和音が粘っこく続く感じ。
こういう音楽はあまり売れないのでは?というコメントもありましたが、
私の持っているエリントンのイメージは、
白人ミュージシャンが淡々と演奏するダンスミュージックとしてのswingに対して
黒人社会での生き方を独特のサウンドで表現した偉大な芸術家というイメージ。
エリントン・ナンバーと言われる曲にも素晴らしいものがたくさんあります。

どちらも生の演奏は迫力が半端じゃなかったはず。ビッグバンドのライブに行きたくなりました。

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2015年02月23日

今月のジャズ聴き比べ

毎月第3火曜、朝日カルチャーセンター寺島靖国氏の講座。
今月のテーマは、ジャズ以外のジャンルの人が演奏するジャズがジャズファンにどう受け入れられるか。

はじめに流れたのはボブディランが歌う‘Full Moon and Empty Arms'
今年になって出た"Shadows in the Night"というフランク・シナトラの曲を集めたアルバムの中の曲です。
フランク・シナトラがジャズ歌手か?というご意見もあるかとは思いますが、
調べたところこの曲はサラボーンも歌っているらしい。

続いてタンゴのエル・チョクロ(El choclo)という曲。
タンゴ界の大御所、フランシスコ・カナロ楽団の演奏と、
この曲に英語の歌詞をつけた‘Kiss of Fire' を歌ったイングリッド・ルチア(Ingrid Lucia)。
後者は2004年の"ALMOST BLUE"というアルバムからです。

音楽のジャンルの違いをあれこれ言うのはいかがなものかとも思いますが
ジャズ以外の人がジャズシンガーが歌っている曲を歌っても、
8分音符でたんたんと歌われていて、「ジャズ」を聴いている感じが全くしないですし
タンゴの曲に英語の歌詞をつけても、歌詞のリズムとメロディーのリズムがあっていなかったりして、
やっぱりタンゴのままの方がいいな〜なんて思ったり。
それぞれの曲やシンガーの良さを素直に活かした演奏がやっぱりいいな・・と思ってしまいました。

そのほかの聴き比べは、ニュースタンダード。
パットメセニーの‘Question and Answer' という曲を、最近人気のある新しいピアノ・トリオのスタイルと
オーソドックスなスタイルで聴き比べ。

前者は、ピアノのエイブラハム・バレラ(Abraham Barrera )が率いるトリオで、
アントニオ・サンチェス(Antonio Sanchez)のはじけたドラミングが印象的なアルバム"Ocaso" (2014)から。
後者は、ピアノのシェリー・バーグ(Shelly Berg )が率いるトリオの"Blackbird"(2005)というアルバムで、
こちらのドラミングはジャズ・ワルツのブラシが美しい。

どちらかを差し上げますと言われたらどちらが欲しいですか、との問いが出されましたが、私は前者。
ほかの曲がどんな演奏なのか、後者は聴かなくても自ずとわかる感じがして。

新しいジャズを聴く機会がこれまでなかったので、
家に帰って、普段から聴いているACCUJAZZ.comでBEST JAZZ OF 2014 というチャネルをしばらく聴いていたのですが
お、これは!というアルバムになかなかあたりません。。。。


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2015年01月22日

今月のジャズ聴き比べ〜ジャズの流行?〜

毎月第3火曜に、朝日カルチャーセンター新宿で開かれている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」

今月のハイライトは、エリントンナンバーの聴き比べでした。
ウイントン・マルサリスがジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラを率いた1994年のCD “Jazz at Lincoln Center”と、デューク・エリントン楽団の"Ellington At Newport 1956"にそれぞれ収録されたTake the A Train。
曲の進行が同じ2つの演奏に対して自分ならどんな感想を持つのか、という問いが出されました。

「新伝承派」と言われるウイントン・マルサリスは、オーソドックスなジャズの復活をめざした人。
私もニューオリンズスタイルで演奏されたものを含め、CDを集めて勉強のために聴いたことがあります。
それらは私にとって、おおっスリリング♪という演奏ばかりではなかったのが正直なところですが、今回のCDは楽しめました。
伝統的なスタイルの中に、今の聴衆が満足するようなスリリングな演奏をどのように織り込むのか、といったあたりは、ジャズ・ミュージシャンの腕の見せ所のような気がします。

ウイントン・マルサリスの登場は、70年代のフュージョンブームでジャズ色が薄れ、電気楽器の音楽に飽きがきた後の時代。
伝統的なところを継承しつつ発展していったこれまでのジャズの歴史を考えても、この先は全く新しいものが出現するというよりは、大きな流れの中で行きつ戻りつしながら徐々に前に進んでいくのでは。。。。というのが個人的な感想でした。

この日は、雑誌『ジャズ批評』の2014年ベスト・ボーカル賞の候補になっている曲も聴かせていただきました。
澄んだ声で丁寧に歌っているシンガーが多い印象。
選者の方の好みもあるかもしれませんが、ジャズボーカルにも「流行」があるといったようなお話しがありました。

この日聴かせていただいたボーカルの新しいCDの中で、ジャズのフィーリングに溢れていて、むしろこっちの方がいいな〜と私が思ったのは、寺島氏が2014年のベスト5ディスクの中で選んでいたオーストラリアのサラ・マッケンジー(Sarah Mckenzie)という人の“Close your eyes”
インターネットで調べたところ、ピアニストでもあり、弾き語りをしながら歌っている動画がありました♪

流行にとらわれず、自分の感性を信じて大切にする、ということをこの講座から学んでいます。


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2014年12月17日

ジャズ聴き比べ〜ニュー・スタンダード

朝日カルチャーセンター新宿で毎月第3火曜に開講している、寺島靖国氏の「ジャズ・聴き比べの楽しみ」。
今月のテーマは「ニュー・スタンダード」でした。

始めにかかったのがスティングの曲‘Fragile’。
Kenny Barron (p)が1991年に録音したアルバム“Moment”の中の演奏でした。
この曲、私が持っているケイコ・リーさんのアルバムのタイトルにもなっています。
確かこのアルバムのピアニストもケニーバロンだったような・・・。

お次は‘Speak Softly Love’。ご存じゴッドファーザー/愛のテーマです。
Greg McKenzieという人のピアノトリオで“Happy Endings”というアルバムに入っていたシンプルな演奏と
ロシアのナタリア・スミルノーヴァという人のピアノトリオで
“Piano Trio From Russia Vol.2”というアルバムに入っていたジャズワルツの演奏を聴き比べました。
この曲、アンディ・ウィリアムスが朗々と歌っていた曲で、日本語の歌詞もありますよね。

‘Fragile’はもともと知らない曲だったのですが、
福井ともみさん編の『女性ジャズ・ボーカリストのためのポピュラー・ソングブック』に入っていて
以前に生徒さんが「この曲やりたいです」と言っていたので、少しさらったことがあります。

こうして見ていくと、これからジャズのスタンダードになっていくニュー・スタンダードを発掘し、広めていくのに
ボーカリストの果たす役割がとても大きいことがわかります。
私も『永遠のポップス』といった本からジャズの演奏に馴染みそうな曲を選び、
どんなテンポやリズム、コード進行にするか考えながら楽譜を作ったものの
未だライブで演奏せず・・の曲がそういえばいくつかありました。

この機会に少し蔵出ししてみようかな〜と思いました。

posted by ありあ at 00:42| Comment(0) | ジャズ聴き比べ

2014年11月19日

ジャズ聴き比べ

先月から新宿の朝日カルチャーセンターの講座「ジャズ・聴き比べの楽しみ」に通っています。
毎月第3火曜の夜。吉祥寺MEGの寺島靖国氏の講座で、もう10年続いているとか!

今日は男性VOの聞き比べがありました。私が気に入ったのはJoe Mooneyというボーカリスト。
1956年録音の“Lush Life"というタイトルのCDで、なんとオルガンの弾き語りでした。
あとで調べたら盲目のシンガーとのこと。
バラードを歌ってもスリリング。アマゾンでCDを即購入しました。

そのほかにはレスター・ヤングとコールマン・ホーキンスの聴き比べなどなど。
そういえばかなり昔にjazz singerの先輩が、レスター・ヤングがどういうフレーズ吹いているか聴くといいと勧めてくれたのですが
あれ以来CDがたまったままで聞き込んでいないことに気づきました(汗・・!)
ボーカリストにとって、チャーリー・パーカーのコピーは難しいけど、レスター・ヤングなら参考になるかも
という趣旨でアドバイスして下さったのだと思います。

この講座、以前にもちょっぴり行ったことがあったのですがその時は続かなかったんですよね。
一人よがりにならないようにもっともっとジャズを聴いて耳を鍛えたい。
今はそんな思いです。

posted by ありあ at 00:26| Comment(0) | ジャズ聴き比べ