2017年12月27日

今年最後の東京倶楽部本郷店ライブ

12月25日はピアニストの藤澤由二さんとDUOライブでした。クリスマス当日!

久しぶりに歌った曲は
★Say It
コルトレーンのアルバム“Ballads”に収められている曲。
カーリン・アリソンやカート・エリングも歌っていました。
〜あなたは僕のものだと囁いてください 何度でも何度でも

★Some Day My Prince Will Come
演奏ではマイルスやエヴァンスが有名なディズニー映画『白雪姫』の挿入歌
〜彼はまだ遠くにいるけれど、いつか私の愛する人を見つけるわ

★Star Eyes
パーカーが何度も録音していましたが、私はライブを始めた頃、アニタ・オデイの歌を聴いて好きになりました。
〜星のように輝く瞳 私が願いをかける星はあなたの目の中にひそんでいる

クリスマスソングも4曲ほど歌わせていただきましたが。
藤澤さんがピアノソロで弾いてくださったChristmas Time Is Here。
『スヌーピーのメリー・クリスマス』の中の曲ですが、マンハッタン・トランファーが“An Acapella Christmas”の中で歌っていたのを思い出しました。
来年は私も歌ってみたいです。

●IMG_0156_original.JPG●MG_0252_original.JPG
撮影:古谷慎治

次回の東京倶楽部でのライブは来年1月24日(水)。
リリカルなピアノの音色が美しいDUO。
皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 15:47| Comment(0) | ライブのご報告

2017年12月18日

アドリブ練習のためのお勧め教則本は?

U−X−Tフレーズ集を色々集めているのですが、使いやすくてお勧めなのを見つけました。
『CDを繰り返し聴くだけ!12Keyにフル対応出来る究極ジャズアドリブ練習BOOK』

今年の7月にメジャー編が出たのですが、今月出たマイナー編も早速取り寄せてみました。
著者は、アドリブ練習法 のDVDも出しておられるアルトサックス奏者の土岐英史氏です。

2枚組のCDがついていて、フレーズを聴きながらカラオケをバックに12Keyで練習できるこちらの教則本。
楽譜と模範演奏とカラオケが12Keyで揃っていて、簡単なフレースから難しいフレースへと難易度をあげていって練習できるU−X−Tフレーズ集って、ありそうでなかったんじゃないかと思うんです。
楽譜を見なければイヤートレーニングにもなりますし、スキャットをやりたい生徒さんにもお勧めできそう。

メジャー編だけでなく、マイナー編もリズムが全て8ビートだった点が、若干物足りない気もしますが。
まずはフレーズを叩き込めということなのでしょうか。
どんな意図があるのか、うかがってみたいです。

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posted by ありあ at 14:11| Comment(0) | Jazz修業

2017年12月14日

この程CD化されたカーメン・マクレエのアルバムは?

1966年にメインストリーム・レコードから出された“CARMEN McRAE”というLPが先頃CD化されました。

カーメンの黄金期を支えていたピアニスト、ノーマン・シモンズのトリオ〜ベースはヴィクター・スプローレス、ドラムスはスチュ・マーティン〜との共演。
全体的にスロウなテンポで、じっくり聴かせる選曲なのが特徴的でした。

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ベースとのDUOで始まるJust in Timeは、ノリにくそうなテンポであるにも関わらず抜群のswing感。

スロウテンポのBye Bye Blackbirdのイントロとエンディングでは、ベニー・グッドマン楽団の演奏で有名なGoodbyeのフレーズが使われている粋なアレンジ。

'Round Midnightは、1988年の名盤“Carmen Sings Monk”とは別の歌詞で歌っていたのが新鮮な印象。
60年代に録音されたほかのアルバムでも、本作と同じ歌詞だったので、当時はこちらの歌詞で歌っていたのかな〜なんて思ったり。

時空を超えて語りかけてくれている気分を味わえるカーメンのバラードは、やっぱり絶品です。

(補足)スロウテンポでのBye Bye Blackbird。同じ歌い回しのバージョンを以前に聴いた覚えがあるのに、どのアルバムだったか思い出せなくて、もやもやしてます・・・。

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posted by ありあ at 02:09| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2017年12月12日

お勧めのクリスマス・アルバムは?

この季節、街のあちこちで流れるクリスマスソング。
BGMとして聞き流してしまいがちですが、ジャズ・ボーカル・ファンが楽しめるアルバムをご紹介しますね。

ゴスペルがルーツの6人組男性コーラス・グループTake6は、クリスマス・ソング・アルバムを3枚出しています。
その中でも“We Wish You a Merry Christmas”は、The christmas songやHave your self a merry little christmasといったポピュラーなクリスマスソングが満載のアルバム。

Go tell it on the mountainという曲ではソウルフルな歌声に圧倒されますし、O little town of bethlehemという曲では賛美歌が素敵にアレンジされていました。

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ジャズ・コーラスといえばマンハッタン・トランスファーですが、彼らの初の全編アカペラ・アルバムが“An acapella christmas”。
ToylandやChristmas is comingといった曲では、幻想的な雰囲気のコーラスが楽しめます。

どちらのアルバムにも集録されている曲がWinter wonderland。
ソウルフルなTake6のフェイクをマントラと聴き比べてみるのも面白いですよ。

12月25日(月)は私も東京倶楽部本郷店でライブです。
普段はシンプルに歌っていたクリスマス・ソングですが、Take6を聴いて、リズムやテンポを変えて今年は歌ってみようかな〜と思いました。

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posted by ありあ at 02:03| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2017年12月04日

リー・コニッツのお勧めDuoアルバムは?〜今日のジャズ喫茶(18)

早稲田のJazz Nuttyで聴かせていただいた“Suite For Paolo”というアルバム。
アルト・サックス奏者のLee Konitzと、イタリアのピアニスト、ステファノ・ボラーニのDuoでした。
2002年の録音で、全曲が彼らのオリジナルですが、交互にソロをとったり、刺激的なインタープレイが展開されたり。

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スペーシーな演奏が私好みだとお話ししたところ、コニッツの別のDuoアルバムもかけて下さいました。

ニュージーランド出身のピアニスト、アラン・ブロードベントとのDuoによる“More Live-Lee”。
2000年に録音されたこちらのライブアルバムは、I Can't Get Started、How Deep Is The Ocean? などのスタンダード曲が数多く集録されています。

コニッツはDuoアルバムが多く、店主の青木さんもかなりの枚数持っておられるとのこと。
共演者が異なるアルバムを、まだまだ聴かせていただけそうです。

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posted by ありあ at 11:22| Comment(0) | 今日のジャズ喫茶

昭和記念公園のイルミネーション

立川にあるこの公園は、近くの病院に入院していた父を見舞った後に、しばしば立ち寄っていた場所でした。
一人で物思いにふけったり、母と日本庭園を散策したり。

久しぶりに訪れると、銀杏並木の紅葉は終わっていましたが、園内のあちこちで色とりどりの晩秋の風景を楽しむことができました。

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12月25日まではイルミネーションも。点灯式の2日にはたくさんの人が訪れていました。

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父も母も亡くなり、月日が経つはやさを感じますが、少しずつだけれど訪れる小さな幸せを、日々大切にしていくことができればと思います。

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posted by ありあ at 00:41| Comment(0) | 日記

2017年12月01日

池袋Hot Pepperのライブ

11月29日(水)は、今回もピアノの佐藤ミドリさん率いる強力なメンバーとの共演。
ベースのうのしょうじさんとドラムの宮一佐知生さんは、どんなスタイルの曲でもいつも安心してお任せでき、頼りになります。

久しぶりに歌った曲は
☆Little Girl Blue
〜アニタやエラなど、多くのシンガーが歌っているロジャーズ&ハートによるバラード。
自分に何が出来るのか、指折り数えるしかない、降りかかる雨粒を数えるしかない可哀そうな女の子は、もう決して若くない・・・その気持ち、私にもわかる気がします。

☆When Sunny Gets Blue
〜悲しみで笑顔が奪われていったサニーという女の子に、新しい恋がはやく来てくれないかな。
この曲もアニタが何度もレコーディングしていました。

☆Everytime We say Goodbye
〜コール・ポーターのラブソング。
私はコルトレーンのコード進行を拝借したアレンジで歌っています。
あなたがそばにいると、これ以上すばらしい愛の歌はないのに。
さよならを言う度に、その歌がメイジャーからマイナーに突然変わるのが不思議。
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撮影:古谷慎治

ここ何年か、毎回のライブで必ず新曲をご披露していたのですが、一度歌っただけでお蔵入りになった曲が結構たまっていました。
これからはそれらを次々引っ張り出して歌っていきたいと思います。

次回のHot Pepperのライブは、2月8日(木)です。
皆様のお越しをお待ちしています!

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posted by ありあ at 15:05| Comment(0) | ライブのご報告

2017年11月23日

ブログでお勧めしたいヴォーカル・アルバムは?

ここでご紹介しているアルバム以外にも、色々聴いてはいるのですが・・・・。

ヴォーカルものの新譜はこまめにチェックして、良さそうなのをとりあえず聴いてはみるものの。
こんなところがスバラシイから是非聴いてみて!と思える作品でなければ、ご紹介する気になれないですし。
良かったと思える曲があっても、それがアルバムの中のごく一部だったり。

新譜ではないけれど、たまたま聴いて良かったアルバムも、今さらご紹介するのもなあ〜と思いながら、書かずじまいになってしまったり。

私の場合、Jazzミュージシャンとしての実力を備えた歌い手が好みですが、共演するミュージシャンが聴きごたえのある演奏をしていることも大事な要素です。

最近聴いた中で良かったのは 〜新譜というわけではありませんが〜 デニース・ドナテッリ(Denise Donatelli)が2015年にリリースした“Find a heart”の中のBig noise, New Yorkというドナルド・フェイゲンの曲。
ボブ・シェパードの力強いサックスとヴォーカリストを含むバンドの演奏が一体となっていて、何度も繰り返し聴きたくなる演奏でした。

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逆にそれらとは別な次元で、いいヴォーカル・アルバムだなと感じるものもまれにあるわけで。

カーリン・アリソンのハスキーな声は、聴いていて安らぎます。
こちらも新譜ではないですが、2015年の“Many a new day”というアルバムは、ケニー・バロンのピアノとジョン・パティトゥッチのベースが加わっているロジャーズ&ハマースタイン曲集。
集録されているThe surry with the fringe on topは、何度も転調するアレンジがスリリング。
彼女自身のピアノの弾き語りによるエーデルワイスも、素朴な味わいがありました。

持って生まれた声の魅力で人を惹きつけることができるヴォーカリスト。
羨ましいです。

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posted by ありあ at 01:17| Comment(0) | ライブのご案内

2017年11月21日

今年の紅葉

家の近くにある新宿区立の甘泉園公園は、無料なのに手入れが行き届いた日本庭園がある穴場。
今年は12月10日まで紅葉のライトアップを見ることができます。
ポスターには「早稲田の桃源郷」と書いてありましたが、私が撮った写真でその雰囲気が伝わりますでしょうか。

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posted by ありあ at 02:59| Comment(0) | 日記

今年も初心を思い出した時間。。。。。

お誘いいただいて、渋谷ヤマハ音楽教室の大野えりさんクラスの発表会を、今年も聴きに行きました。
場所は六本木のキーストンクラブ東京。
ミュージシャンは石田衛さん(pf)、小牧良平さん(b)、原大力さん(ds)でした。

昨年も聴かせていただいたのですが、ご自身が好きな曲をそれぞれ選曲されていて、アットホームな雰囲気。
私も習い始めたばかりのころ、亡き山川浩一先生門下の発表会にどきどきしながら参加し、励ましあいながらマイクの前に立っていたことを思い出して、うるっとしてしまいました。

この日もミュージシャンの皆さんのサポートがすばらしく、中でもえりさんといつも共演している石田さんの歌伴は、楽曲が持つ独自の世界を丁寧に再現しているような演奏。
Waltz for Debbyではエヴァンスが蘇ったかと一瞬錯覚してしまう瞬間がありましたし。
石田さんがホストをつとめておられるセッションがあればチェックして是非行ってみたいと思いました。
〜もちろんライブも。

えりさんが歌われたのは、Just in TimeとLove you Madly。
スタンダードを自由に表現すること−私ももっと突き詰めたいです。

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posted by ありあ at 00:53| Comment(0) | Jazz修業

2017年11月20日

個性的なユニットTHREESOMEの新作は?

8月にリリースされた“Whatever”というアルバムは、マリーンさん(vo)とクリヤ・マコトさん(p)、吉田次郎さん(g)が結成したユニットによる2作目です。

マリーンさんの歌は、本作でもダイナミクスがきいていて素晴らしく、クリヤさんと吉田さんによるバッキングやアレンジも個性的でした。

スリリングで聴きごたえがあったのは、ピアノとギターのDUOによる曲。
前作(2016年リリースの“Cubic Magic”)でもそうでしたが、アップテンポな曲で交互にソロをとりながらのインタープレイは、グルーヴが半端じゃない!
ヴォーカルファンではない方も十分楽しめるアルバムです。

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本作も編集なしでレコーディングされたそう。
お二人でのDUOアルバムやライブも、もしあったら是非是非聴きたいです。

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posted by ありあ at 01:52| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2017年11月16日

秋の夜長に聴く曲は?〜今日のジャズ喫茶(17)

早稲田にあるJAZZ NUTTY。11月のテーマは“Night”がついた曲です。

チュニジアの夜、あなたと夜と音楽と、Night and day、The Night Has A Thousand Eyes、
Blues In The Night、Summer Night・・・頭に浮かんだ曲だけでも色々ありますが。

コルトレーンが1965年にリリースしたアルバム“Bahia”からは、Something I Dreamed Last Nightというバラード。
レッド・ガーランド(p)、ポール・チェンバース(b)、アート・テイラー(ds)の3人に、フレディ・ハバード(tp)が加わっています。
この曲、マイルスも“Steamin' ”の中で演奏していましたが、このアルバムもレッド・ガーランドとポール・チェンバースでした・・・。

カーメン・マクレエやサラ・ヴォーンの歌にはこんな歌詞がついています。
 恋人と別れたことが信じられなくて、部屋で待ち続けている主人公。
 “これは何かの間違いよ。きっと昨夜の夢が続いているんだわ”
 でもこれは残酷な現実だった。だって昨夜は夢をみなかったのだから。

せつない心情をそのままサックスの音色で表現しているような、歌心溢れる美しい演奏。
勉強になります。

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次いで、私もアルバムを色々コレクションしているエディ・ジェファーソン。
“Letter From Home”は1962年のアルバムですが、収録されているA Night In Tunisiaの歌詞は、私が覚えている歌詞と異なる彼独自のヴァージョンのもの。

店主の青木さんは、来店したお客様の好みを覚えていて、アルバムを選んで下さっているとのこと。
さすがです♪

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posted by ありあ at 23:11| Comment(0) | 今日のジャズ喫茶

2017年11月08日

今月も東京倶楽部でDUOライブ

11月6日(月)は東京倶楽部本郷店で、藤澤由二さんのピアノと。
久しぶりに歌った曲がA Child is Born。
Stella by Starlight 星影のステラはバラードで。

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創作ダンスをやっているヴォーカリスト仲間のキヨーラちゃんが、歌う私の横で踊ってくれました!

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写真撮影は古谷慎治さんです。いつもありがとうございます。

次回の東京倶楽部のライブは12月25日(月)。
しっとりしたクリスマスの夜をご一緒に過ごしませんか?

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posted by ありあ at 15:01| Comment(0) | ライブのご報告

2017年10月25日

先頃発売されたカーメン・マクレエのライブ盤:聴きどころは?

この7月に、メインストリ−ム・レコード・マスター・コレクションというシリーズの一貫で発売された“Live and Doin' It”は、1965年にサンフランシスコで録音されたライブ盤です。

ミュージシャンは、1962年に同じくサンフランシスコで録音された“Live at Sugart Hilll ”と同じメンバ−。
ピアノがノーマン・シモンズ(Norman Simmons)、ベースがヴィクター・スプロールズ(Victor Sproles)、ドラムがステュワート・マーティン(Stuwart Martin)。

1964年にリリースされたアルバム“Bitter Sweet”にも収録されていたGuess I'll Hang My Tears Out To Dryを、本作ではカーメン自身のピアノで聴くことができます。
歌い回しとピアノのバッキングのタイミングが絶妙で気持ちいい。

Guess Who I Saw Todayという曲は、レイ・ブライアントと共演している1957年の名盤“After Glow”の中に、危うい男女の関係を緊張感一杯に「演じている」カーメンの名唱が残されています。
本作では、くつろいだライブの中での崩した歌い方だからでしょうか、前作とは別の主人公が登場するラジオドラマを鑑賞しているような錯覚に陥りました。

The Lady is a Trampのようなアップテンポの曲も迫力がありましたが、バラードで歌っているCorcovadoや、Trouble Is A Manといった曲を聴くと、カーメンの歌うバラードの説得力を改めて実感することができます。

これからもカーメンのアルバムは、コレクションして勉強していかなければ・・と思いました。

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posted by ありあ at 09:40| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2017年10月21日

ジャズ・アルバムへの評価観が問い直される?〜今日のジャズ喫茶(16)

悪天候の週末でしたが、早稲田NUTTYへうかがいました。
今月のテーマはモンクです。

トランペッターのハンニバル・マーヴィン・ピーターソン(Hannibal Marvin Peterson)という人は、1970年代にものすごい人気で、オーナーの青木氏もライブに足を運んだとか。

この日はWell You Needn'tが収録されている1979年のアルバム"Tribute Hannival"がかかりました。
‘トランペットのコルトレーン’と呼ばれていたらしく、私好みのハードなブロウ。
ドラムとのDUOも圧巻でした。

そのほかのメンバーは、ピアノがマイケル・コクレーン(Michael Cochrane)、チェロがディードレ・マレイ(Diedre Murray )、ベースがエロール・ウォルターズ(Errol Walters)、ドラムスがマカヤ・ウンチョコ(Makaya Ntshoko)。

次いで、ピアニストのジャッキー・バイアード(Jaki Byard)という人。
Evidenceが入っている1968年の“Jaki Byard Experience’というアルバムがかかりました。

多様な音楽スタイルの曲がつまっていて、アルバムのコンセプトが一貫していない印象。
正直戸惑いました。
トラディショナルなスタイルもあれば、共演しているサックス奏者の演奏がアバンギャルドっぽかったり。
ジャケットを見に行ったら、ローランド・カークのサックスだと判明。
ちなみにベースはリチャード・デイヴィス(Richard Davis)、ドラムはアラン・ドーソン(Alan Dawson)。

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オーナーの青木氏いわく“ジャズのアルバムとは・・みたいな固定観念を持っていたら、こういうのを聴くと面食らうかも。。。”
自分の好みのものばかりを偏って聴いていたために、感じ方が狭くなっていたのかもしれません。
勉強になります。
普段聴いていないスタイルの演奏からも、演奏の素晴らしさが聴き分けられるような耳を持っていたいです。

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posted by ありあ at 22:39| Comment(0) | 今日のジャズ喫茶

2017年10月19日

自由なインタープレイによる独特の世界観:シーラ・ジョーダン〜‘Jazz’Vocal 名盤・名唱(16)

1928年生まれのSheila Jordan は来月で89歳。
大江千里さんのアルバムに参加していたのを、以前にこのブログでも紹介しましたが。。。。

webを見たらこれからのライブの予定がたくさん入っているのを発見! 
まだまだ現役なんですね。
今回も手に入る限りのアルバムを年代順に聴いて、お勧めをピックアップしていきます。

チャーリー・パーカーに認められてニューヨークに進出したシーラ。
バップのミュージシャンの中でキャリアを積み、楽器奏者のようにコード進行に即したインプロヴィゼーションを展開するヴォーカリストだと言われていますが。
cuteな声で繰り出すフレージングは、彼女独特の個性に溢れたものになっています。

初リーダー作“Portrait of Sheila”を吹き込んだのは32歳の時でしたし、2作目のアルバムを日本でリリースしたのが、その13年後。
苦労しながらも独自のアプローチを切り拓き、今なお年齢を感じさせずに第一線で活躍している一途な姿に心惹かれます。

デビュー作を名盤としてお勧めする方も多いのですが、学生時代に私が良く聴いていたのが2作目のアルバム、1975年の“Confirmation”。
パーカーを敬愛していたシーラがConfirmationをどう歌うのか興味深かったですし。
God Bless The Child、My Favorite Thingsといったスタンダードの自由な歌い方や、それらを次々とメドレーで続けていくアルバムの構成が新鮮でした。

ミュージシャンの演奏もシーラの自由なアプローチにぴったりあっていて。
ピアノはアラン・パスクア(Alan Pasqua)、ベースがキャメロン・ブラウン(Cameron Brown)、ドラムがビーヴァー・ハリス (Beaver Harris)、テナーサックスが ノーマン・マーネル(Norman Marnell)。

シーラはベーシストとのDUOのアルバムが多いのが特徴的。
ほかの楽器では得られないテクスチュアやグルーブが生み出されると感じているかららしいです。

お勧めはハーヴィー・シュワルツ(Harvie Swartz)とのDUOによる“The Very Thought Of Two”。
1988年の日本初来日時のライブの模様を収録しており、彼女のライブ録音はこれがはじめてだとか。

アルバムのタイトルが洒落てます。
ほかにもI've Grown Accustomed To The Bassなんていう曲名をDUOアルバムのタイトルにしていたり。
(原曲のタイトルはbassではなくてface)

ハーヴィーとは79年のアルバム“Playground”で共演したスティーブ・キューン・カルテットで知り合い、その後も多くのアルバムで共演しています。
ライブなのでスタンダード・ナンバーの自由度が半端じゃないですし、二人の息もぴったり。

インタープレイが得意なシーラのアルバムは、やっぱりライブ盤がお勧めです。
ハーヴィーとピアノのアラン・ブロードベント(Alan Broadbent)と共演した“Better Than Anything”は、1991年の録音。
彼女が何度も吹き込んでいるお馴染みの曲が満載ですが、リラックスしたライブならではの自由なパフォーマンスを楽しめます。

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彼女のライブ、残念ながら聴きにいったことがないのですが、これから機会に恵まれるでしょうか。

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posted by ありあ at 15:47| Comment(0) | ‘Jazz’Vocal 名盤・名唱

2017年10月18日

セシル・マクロリン・サルヴァントの新譜は?

1989年生まれのCécile McLorin Salvantの4作目。
9月末に発売されたNYヴィレッジ・ヴァンガードでのライブアルバム“Dreams & Daggers”は、オリジナルを含めた22曲が収められた2枚組です。

声で巧みに様々な表現ができるヴォーカリストだと思います。
例えば2016年にグラミー賞の最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞した前作“For One to Love”の中のGrowlin' Danという曲では、キュートなwhisper voiceで歌いながら、これでよくノドを痛めないな〜って思うようなダミ声を出していたり。

本作でもMad About The Boyでは、Madという言葉を歌詞にあわせて色々な声色で表現しています。
ボブ・ドローのNothing Like YouやガーシュインのMy Man's Gone Nowも、多彩な声を駆使しながらダイナミクスを聴かせた表現が素晴らしい、

ライブの観客の歓声がすさまじくて、どんなステージングだったのか、とても気になりました。

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posted by ありあ at 02:23| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2017年10月09日

ジャズ喫茶で聴くサウンドの醍醐味は?〜今日のジャズ喫茶(15)

穏やかな秋の午後、高田馬場マイルストーンにうかがいました。

聴かせていただいたのは、チューバ奏者のレイ・ドレイパーがコルトレーンと共演した“The Ray Draper Quintet Featuring John Coltrane”。
1957年、彼が17歳の時のリーダーアルバムです。
モダン・ジャズでは珍しいチューバによる素朴なアドリブとコルトレーンの流れるようなアドリブの対比がおもしろい。

次いでマデリン・ペルーによる1996年のファースト・アルバム“Dreamland”。
ノスタルジックな曲調にビリー・ホリデイを思わせる声の伸びが特徴的です。
この日かかった彼女のオリジナル曲 Hey Sweet ManはギターとのDuoで始まるブルース。
演奏が進むにつれ、トランペットのソロやリード・オルガンのサウンドが立ち現れます。
ギターはマーク・リボー(Marc Ribot)、トランペットはマーカス・プリンタップ(Marcus Printup)。

最も印象に残ったのは、 2014年に88歳で亡くなったジミー・スコットが1994年に録音した“Dream”。
ジュニア・マンス、ロン・カーター、ミルト・ジャクソンといった大御所と共演したスタンダードアルバムです。
今まで彼のアルバムは、いわゆる「名盤」をわずかに聴いてきただけだったのですが。。。

独特の高音を活かしながら語りかけるように歌っていて、ミュージシャンの演奏とのバランスが絶妙。
vocalのよさがくっきり浮き出ているのです。
調べたところグラミー賞を数多く受賞しているTchad Blakeという人がmixerでした。
ジャズ喫茶のいい音で聴くからこそ、音作りの妙をしっかり味わうことができるんだなぁと感じました。

ジミー・スコットはいいよね!と店主の織戸さんも勧めてくださいましたので、少し研究していきたいなと思います。

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posted by ありあ at 22:07| Comment(0) | 今日のジャズ喫茶

2017年10月07日

モンク生誕百年にちなんだ名盤は?〜今日のジャズ喫茶(14)

早稲田NUTTYの今月のテーマは、“NUTTY”の作曲者Thelonious Monkの特集。
1917年10月10日生れなので、生誕100年を記念して、お気に入りの演奏、カバー作品など、是非お持ち下さい、とのことでした。

この日にかかっていたのは、ポール・ブレイ(pf)、チャーリー・ヘイデン(b)、ポール・モチアン(ds)による1990年のアルバム“Memoirs”からMonk's Dream。
ヘイデンの柔らかく太いベースがブレイのピアノに絡んでいきます。

次はヴォーカリストにお馴染みの“Carmen Sings Monk”
カーメン・マクレエによる1990年のモンク曲集で、この日かかったのは
ライブによるStraigt No Chaser、スタジオ録音のRuby,My DearとWell You Need'nt。

モンクの曲をレパートリーに加えたいので、このアルバムは私も大切に聴いていたのですが。
これまではカーメンの歌にばかり気をとられ、ミュージシャンの演奏の素晴らしさにほとんど耳を傾けていなかったことに気づきました。

チャーリー・ラウズは、ライブ・バージョンのみの参加ですが、長年モンクと演奏活動を共にしていたテナー奏者。
スタジオ・バージョンに参加しているテナーのクリフォード・ジョーダンも、高音から低音まで、限りなく美しい音色を奏でています。
そのほかにもジョージ・ムラーツの躍動感にあふれたベース・ソロやアル・フォスターの歌いまくっているドラム・ソロなど。

あらためてじっくりといい音で全曲聴き直したいアルバムです。

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posted by ありあ at 20:17| Comment(0) | 今日のジャズ喫茶

初秋はホット・ペッパーのライブで

あっという間に涼しくなって、すっかり秋ですね〜〜
10月5日(木)は池袋Hot Pepperで恒例のライブでした。

メンバーは、当店でいつも御一緒いただいている芸達者なピアノトリオ。
パワフルな佐藤ミドリさん(pf)、頼れるうのしょうじさん(b)、ベテラン芸の宮一佐知生さん(ds)。
3セット目にはご来店くださったお客様が参加してにぎやかなセッションのようになりました!

歌いました秋の曲は、はじめにAutumn in New York、
Autumn Serenade はコルトレーンとジョニーハートマンでお馴染みです。
そして今の季節にぴったりのEarly Autumn。

ライブの前の日は中秋の名月(十五夜)だったので、月にちなんだ歌も。
四季折々の月の美しさを歌ったMoonlight in Vermont。
Blue Moonはビリーホリデイの名唱がありますよね。
十五夜の日は、雲がかかっていて月があまり見えなかったので、まんまるの月が空にぽっかり浮かんでいる様子を思い浮かべながら歌ってみました。

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撮影:古谷慎治

次回は11月29日(水)。
リクエストもありましたらお待ちしています。
そのほかの秋の曲もレパートリーに色々ありますので。。。。。

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posted by ありあ at 19:06| Comment(0) | ライブのご報告