2017年06月04日

久しぶりの四谷いーぐる〜今日のジャズ喫茶(4)

広い店内で落ちついてJazzに浸れるこのお店は四谷駅から1分。
近くまで出向いた時には足を運ぶようにしているのですが、このところなかなか機会がありませんでした。

かかっていたのは、ギタリストでシンガーのジョン・ピザレリが1990年にリリースしたMy Blue Heaven 。

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軽くswingするアルバムのあとは、ジョニー・グリフィンが1960年にリリースしたTough Tenors。
合間にパーカーとモンク。

金曜日の夜7時。店内には会社帰りのサラリーマンの方がぽつぽつと3、4人。
スピーカーからの音に耳を傾けながら、思い思いの時間を楽しんでおられるようでした。

つかの間の休息。
すっかり居心地がよくなって、私もここが自分のおうちだったらいいのにな〜と思ってしまいました。

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posted by ありあ at 22:11| Comment(0) | 今日のジャズ喫茶

2017年06月03日

ブルーノート東京のダイアン・リーブス

5月31日(水)はブルーノート東京でのダイアン・リーブスの公演最終日でした。

とにかく自由。
ストレートに押さえて歌っているアルバムが少なくなくて、彼女に対するイメージが少し変わったと、数日前のブログに書いていたのがウソのようです!

歌詞をつけずにスキャットで歌っていたパット・メセニーのMinuano(6/8)。
ベースソロから入って次第に盛り上がっていったOne for My Babyは、ダイアンのシャウト+うなるギター・ソロでノリが最高潮に。

メンバーはピーター・マーティン(p)、ホメロ・ルバンボ(g)、レジナルド・ヴィール(b)。
クリスチャン・マクブライトのバンドでも活躍しているテリオン・ガリーのドラミングが強烈な存在感を放っていました。

うまく言葉で言い表せないのですが、これほど心に響いた演奏を聴いたのは、生まれてはじめてかもしれません。
とにかくライブを聴くこと、それも超一流の演奏を聴くこと。
それにつきると実感しました。

Jazz Vocalistとして、私自身これからどのような演奏をしていくのか。
迷いが生じたときには、彼女のライブを思い出し、励みにしていこうと思います。

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posted by ありあ at 00:04| Comment(0) | ライブ聞きに行きました

2017年06月02日

ライブのご報告 with 藤澤由二氏(pf)

6月1日(木)は東京倶楽部本郷店でピアノの藤澤由二さんとDUOでした。
お運びくださった皆様、ありがとうございました!

この日の新曲はMidnight Sun。
“突然あなたが私を抱きしめたので、真夜中の太陽が見えた”
神秘的な歌詞にぴったりの凝ったメロディー。
3年前からあたためていたライオネル・ハンプトンの曲ですが、藤澤さんのリリカルなピアノで、しっとりと歌うことができました。

●IMG_0080_original.JPG●IMG_0072_original.JPG
撮影:古谷慎治

次回の藤澤さんとの東京倶楽部本郷店のライブは8月21日(月)。
リクエストもありましたら是非。
楽譜を持って行きますので、あらかじめご連絡いただけると嬉しいです。
皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 13:28| Comment(0) | ライブのご報告

2017年05月29日

亡きマーク・マーフィーの新譜出ました!

2015年10月に亡くなったMark Murphyの新しいCDがJazzWeekのチャートにランクインしていました。
4月にリリースされた“Wild And Free”。
1980年に録音されたキーストンコーナーでのライブ盤です。

マーク48才。
“Stolen Moments”(1978) や“Bop for Kerouac”(1981) といった名盤を出していた頃のアルバムだけに、Bopフイーリングにあふれた曲が満載。
一転してバラードのメドレーは繊細で美しい。

大胆さと繊細さを兼ね備えたライブ盤は、jazz vocalistを志しておられる方に特に聴いていただきたいです。
彼が亡くなってから、北極星が落ちたように沈んだ気持ちでいましたが、このアルバムはこれからも繰り返し聴き続けたい私の愛聴盤になりました。

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彼のライブアルバムは昨年にも2枚出ています。
2001年に録音された“Live In Italy 2001”と2008年に録音された“Live In Athens, Greece”。

晩年のマークのライブはますます自由でパワフル。
時にエキセントリックになる唱法は、人によって好みが分かれるかもしれませんが。

2008年のアルバムはマーク76才の作品ですが、excitingなミュージシャンからパワーが注入されたかのようで、年齢を全く感じさせません。
ギターのSpiros ExarasとピアノのThomas Rueckertの演奏が素晴らしい。

幸せな時間をありがとうございます。

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posted by ありあ at 23:16| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2017年05月26日

伸びやかな声が魅力の変貌自在なヴォーカリスト:ダイアン・リーヴス〜‘Jazz’Vocal 名盤・名唱(11)

この度Dianne Reevesが来日することに。
私も5月31日(水)にブルーノートへ聴きに行ってまいります。
ということでここ数日、お勧めCDのご紹介準備も兼ねて、彼女のCDを聴きこんでいました。

通算5度のグラミー賞に輝く彼女は、1956年生まれの今年61才。
全てのアルバムを聴いてお勧めをご紹介したかったのですが、'87年にブルーノート・レコードからメジャー・デビューした以前の作品は手もとになくて、カバーできませんでした。

繰り返し聴いて愛聴盤にしたいと思ったのは、'87年の“Dianne Reeves”。
フュージョン色が濃いアルバムですが、今聴いても大いに楽しめたのは、かつて何度も聴いていたアルバムで懐かしかったから、という理由だけではないような気がしました。

ミュージシャンの素晴らしい演奏と一体になって天空を駆けるような彼女の歌声。
Harvest TimeやChan's Song といったハービー・ハンコックの曲が選曲されていて、彼もゲスト・アーティストとして録音に加わっています。
スタンダードのYesterdaysやI Got It Bad And That Ain't Goodも聴きごたえがありましたが、トニー・ウイリアムスや、フレディ・ハバード、スタンリー・クラークが加わっていました。

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ダイアン・リーヴスというと、このアルバムのように広い音域を自在に駆使したり、アフリカ音楽がルーツに感じられるような自由なフレージングを操るというイメージがあったのですが。
最近のアルバムでは、オーソドックスな歌い方のものが少なくない印象でした。

私がいいな♪と思ったのは、2002年に録音されたスタンダード・アルバム“A Little Moonlight”
3作連続で4度目のグラミー賞“ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム”部門を受賞した作品です。

スモール・コンボをバックに、原曲のメロディーラインを大切に歌っており、スキャットも力が入らず自然な流れ。
トランペットのニコラス・ペイトンとの掛け合いが美しいYou Go To My Head。
ギターのホメロ・ルバンボとしっとり歌い上げるDarn That Dreamなど名唱ぞろい。
セロニアス・モンクの曲にジョン・ヘンドリックスが歌詞をつけたReflectinosといった曲も。

今回の来日公演のメンバーにも、このアルバムのピアニスト、ピーター・マーティンやホメロ・ルバンボが参加するようです。

今回年代順に一通りアルバムを聴いて、ダイアン・リーヴスに対する私のイメージがかなり変わりました。
自在に変貌するヴォーカリストの来週の公演が楽しみです。

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posted by ありあ at 03:19| Comment(0) | ‘Jazz’Vocal 名盤・名唱

2017年05月17日

ダイアナ・クラールの新譜は?

5月5日に発売になったダイアナ・クラールの新譜TURN UP THE QUIETを聴きました。
彼女のジャズのスタンダートアルバムは11年ぶりとのこと。

どの曲も原曲のメロディーを大切にした素直で飾らない歌唱。
派手さや凝った趣向がない分、ダイアナのピアノを含めた演奏全体の小粋さが堪能できるアルバムです。

日本盤のみボーナストラックとして最後に収録されていたHow deep is the oceanは、原曲のメロディーを大きく外れて、独自の世界観で歌っていましたが・・・。

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posted by ありあ at 01:25| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2017年04月28日

with 藤澤由二氏(p) @東京倶楽部

4月26日(水)は恒例のDUOライブでした。
今回の新曲は春の歌2曲。

#Up Jumped Spring はリリカルなジャズワルツ。
フレディー・ハバードの曲にアビー・リンカーンの歌詞で。
春の時空を軽々と飛び越えて、好きな人に出会えた喜びを歌っています。

#You must Believe in Spring はミッシェル・ルグランの美しいバラード。
“孤独な想いで心が凍っていても、やがて春になって愛が生まれるのを信じましょう”

3年前と2年前にそれぞれ仕込んでいた曲なのですが、藤澤さんがよくピアノ・ソロで演奏して下さっていたので、今回ライブで始めて歌ってみました。
ミュージシャンの方が好きな曲を選ぶと、一緒に楽しんで演奏ができるのでは?などと思いながら、選曲することが多いんです。

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撮影:古谷慎治

レパートリー、色々ありますので、リクエストがありましたら、事前にメールでお知らせいただけると嬉しいです。
楽譜、持っていきますので!

次回の東京倶楽部のライブは6月1日(木)。
皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 13:35| Comment(0) | ライブのご報告

2017年04月22日

歌のちから

遅ればせながら映画Sing/字幕版を先日見に行きました。

音楽は何でも聴きますし、好きですよ〜ってジャズシンガーさんが周りで話しているときにも
そうなの?私はジャズ以外面白くないからほとんど聴かないのに・・って心の中で以前は思っていたのですが。

どこかでちょっぴり聴いたことがあった曲も、そうでない曲も
とにかく歌うことが好きっていう主人公たちの歌を聴くだけで、私もウキウキ楽しめました。

キャラクターたちの人生のありったけの思いが込められた歌の数々。
歌が大好きな象のミーナはステージに立つことを考えるだけでアガってしまっていたんだけど
勇気を出していざ歌ってみたらものすごい迫力で大観衆がノリノリ
歌ったのはスティービー・ワンダーの1974年のヒット曲Don't you worry about a thing・・・だったり。

この曲、かつて私も歌っていたのを思い出しました。
ルバートから静かに入ってサビからインテンポでリズムにのって盛り上げていくアイデア
いただいちゃいます!

映画のエンディングは同じスティービー・ワンダーのFaithという新曲。
ブルース進行だったのでこれなら楽譜がなくても大丈夫。
サウンドトラックのCDを買ったら歌詞がついていたので、すぐにでも持ち歌にできそうです。

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「いい歌」はこんな風にして、色々な人に歌われて愛されて、スタンダードになっていくんですね。
歌っていなかったけれども楽しめる歌、心にしみる歌、色々発掘していこうと思います。 

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posted by ありあ at 20:23| Comment(0) | 日記

2017年04月08日

追悼アル・ジャロウ:お勧めジャズ・アルバムは?

2月12日に76才で亡くなられたアル・ジャロウ氏。
1980年の‘This Time’に収録されたSpainや、1977年のライブ盤‘Look to the Rainbow’に収録されたTake Fiveといった名演が有名ですよね。

今回追悼の気持ちを込めて、彼の全アルバムを年代順に集めて聴いてみました。
3部門でグラミー賞を獲得しているだけあって、popsやフュージョン系のアルバムが少なくなく、全てを聴いたことがなかったのですが。
それらの中からジャズ・ファンの方にも楽しんでいただけるものをピックアップしてみました。

お気に入りでかつて何度も繰り返し聴いていたのが‘1965'。
デビュー前の1965年にピアノ・トリオと録音した未発表音源が1982年にリリースされています。
My Favorite ThingsやA Sleepin' Bee、The Masquerade Is Overなど抜群のノリ。
ライブを始める前のお勉強中だった頃の私のお手本になっていたアルバムです。
当時彼が大学生だったというのが恐ろしい。。。

2004年の'Accentuate the Positive'はミュージシャンが豪華なジャズ・アルバム。
ラリー・ウィリアムス(p)、クリスチャン・マクブライド(b)、ピーター・アースキン(ds)
アンソニー・ウィルソン(g)、ラリー・ゴールディングス(org) といった面々が加わっています。

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彼の真骨頂はやっぱりライブだと思います。
バラエティに富んだ選曲になっていますがDVDの‘LIVE AT MONTREUX 1993’にはマーカス・ミラー、ジョー・サンプル、デイヴィッド・サンボーンが参加してます。

彼のライブが見たかったのに、もっともっと活躍して欲しかったのに、残念です。。。。。

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posted by ありあ at 02:36| Comment(0) | ‘Jazz’Vocal 名盤・名唱

2017年04月07日

池袋ホットペッパーのライブは新曲と春の歌満開で

桜も満開。恒例になりましたライブは姉御・佐藤ミドリさん(p)のトリオと。
メンバーは、ベース・ソロが圧巻のうのしょうじさん(b)、安定したswing感の宮一佐知生(ds)さんです。

今回の新曲は6曲
#The end of a love affair
‘恋が終わってしまったらもうどうしようもない’という曲。
私はswingで歌いましたが、ビリー・ホリデイはLady in satinの中でバラードで切なく歌ってました。

#I get along without you very well
これもビリー・ホリデイがLady in satinの中で歌っていたホギー・カーマイケルのバラード。
‘あなたがいなくなってもうまくやっていけると思うけど。春がくれば私の心は二つに割れてしまいそう。’

#The best is yet to come
サラ、エラ、カーメンも歌っていたメロディーラインがユニークなswingできる曲。
‘あなたが私のものになる最高の時がこれから来るのよ’

#The man with the Horn
アニタ・オデイがPick yourself upの中で歌っていたバラード。
トランペット奏者の方がメンバーに居たら気持ちが入って更に盛りあがったはず?!

#One for my Baby
エラやビリー、メル・トーメも歌っていたブルージーな曲。
待っている恋人が来なくてバーテンダーの人に愚痴をこぼしている・・みたいな歌詞です。

#Some other Spring
春にちなんで。これもビリーが歌っていた失恋の歌。
‘そのうち新しい春に新しい恋をしたいけど、今はまだ色あせた恋にしがみついていたい'

そのほかにも、新曲ではないですが春にちなんでApril in Paris や I'll Remember April。
2月に亡くなられたアル・ジャロウの持ち歌なども。

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撮影:古谷慎治

次回は少し先ですが7月13日(木)。迫力のライブ;お待ちしていますね。リクエストもありましたらぜひ

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posted by ありあ at 15:51| Comment(0) | ライブのご報告

2017年03月13日

正統派JAZZ Vocalを多彩なアプローチで:ティアニー・サットン〜‘Jazz’Vocal 名盤・名唱(10)

ジャズファンの皆様に向けてvocalistの私が選んだ、CD全部聴きからのお勧めpick up♪
今回ご紹介するのはTierney Sutton (1963- )。

先頃授賞式があったグラミー賞でBest Jazz Vocal Albumにノミネートされていましたが、そのほかにも過去5回にわたって同賞にノミネートされている実力派。
透明感のある声や確かな音程とリズム感で、繊細かつ大胆なジャズ・ヴォーカルの醍醐味を味わうことができます。

私がお勧めを選ぶ時の基準は、愛聴盤にして繰り返し聴きたいと思ったアルバムであるかどうか。
その意味ではじめにお勧めするのは1998年にリリースされたデビューアルバム“Introducing Tierney Sutton”です。

卓越した歌唱力で、聞き慣れたスタンダードナンバーをどのようなアプローチで聴かせてくれるのかが、彼女のアルバムの聴きどころ。
ファルセットや軽やかな声質を駆使したスキャットも巧みです。

In Love in Vain とMy Heart Stood StillはベースとのDuo。
ピアノとのDuoでは、抜群にswingしているIf I Were a Bell やバラードの繊細さが卓越したIn the Wee Small Hours of the Morning。
超アップテンポのThe Song Is You 、チック・コリアのHigh Wireなど、バラエティに富んだアプローチが楽しめます。

ミュージシャンは、ピアノがChristian Jacob とMichael Lang、ベースがTrey Henry、ドラムスが Ray Brinker、フリューゲルホーンにBuddy Childersが参加。

次のお勧めは2000年にリリースされた "Unsung Heroes" 。
こちらのアルバムは、タイトルどおり楽器奏者がよく演奏する楽曲が収められたもの。

軽々とswingしているクリフォード・ブラウンのJoy Spring、ジェリー・マリガンの演奏で有名なBernie's Tune、ウェイン・ショーターのSpeak No Evil、ディジー・ガレスピーのCon Alma、ジミー・ロウルズのThe Peacocksにノーマ・ウィンストンが歌詞をつけたA Timeless Placeなど。

数々のアルバムの中でスタンダードナンバーの斬新なアレンジが聴きどころになっているのは、彼女が20年の長きにわたり、同じメンバーによるティアニー・サットン・バンドで演奏していることが大きいと思うのです。

デビュー・アルバムに参加していたクリスチャン・ジェイコブ、トレイ・ヘンリー、レイ・ブリンカーにベーシストのケヴィン・アクスト( Kevin Axt)を加えたのがメンバー。
彼らはリーダーとサイドメンではなく、バンドのCo-leaderという関係性に立って音楽をともに創っているとのこと。
お互いを知り尽くしたメンバーが、相互にリーダーシップを発揮してアイデアを出し合っているんですね。

アレンジが興味深い曲では、それらのアイデアをどんな曲にどのように発展させて応用できるのか、あれこれ考えながら聴くのも勉強になります。

バンド歴が長いので、アレンジの効いた演奏はライブでも安定しています。
2005年にリリースされた“I'm with the Band”はNYのバードランドでのライブ録音。

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ボビー・マクファーリンやアル・ジャロウを敬愛する彼女は、2013年にリリースされたジョニ・ミッチェルに捧げるAfter Blueというアルバムで、先頃亡くなったアル・ジャロウとのDUOも残しています。

次回はアル・ジャロウのアルバム紹介を是非。

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posted by ありあ at 17:37| Comment(0) | ‘Jazz’Vocal 名盤・名唱

2017年03月11日

女性アルト奏者兼ヴォーカリスト!〜今日のジャズ喫茶(3)

時間の余裕がなくてうかがえず、久しぶりだった高田馬場マイルストーン。

店主の織戸さんがかけてくださったのが、ヴァイ・レッド(Vi Redd)。
女性ヴォーカリスト兼アルトサックス・プレイヤーのアルバムでタイトルは"Bird Call"(1962年録音)。
彼女が敬愛するチャーリー・パーカーのトリビュート・アルバムです。

ソウルフルな歌とBop全開のアルトは34才の時の演奏。
ほかのリーダーアルバムも聴いてみたくなりました。

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次いでピアノのフレッド・ハーシュ・トリオ。
1955年生まれのFred Herschのデビュー・アルバム “Horizons”(1985)です。

リリカルなピアノ・サウンドとトリオのインター・プレイが繊細でした。
昨年来日公演があった模様。次回は是非聴きに行きたいです♪

今度の日曜、3月19日にジャズ批評最新号で紹介されているアルバムを聴く会がマイルスト−ンで開かれます。
今回はレッスンがあってうかがえず残念です。

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posted by ありあ at 03:50| Comment(0) | 今日のジャズ喫茶

2017年03月02日

3月の雨は冷たい

あっという間に3月になりました。
今日の東京は昼過ぎから雨。まだまだ寒い日が続きます。
梅を見に行きたいのですが、いつ頃までなら大丈夫なのかな。

暖かさが増すにつれて、春になったら何か新しく始めようかな・・という気持ちになりますよね。
明日3日は移転した六本木サテンドールのプレ・オープンです。
私もうかがう予定。

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posted by ありあ at 16:07| Comment(0) | 日記

2017年02月27日

グレゴリー・ポーターのJazzアルバムを聴くなら

パワフルなバリトン・ヴォイスのGregory Porter。1971年生まれで現在45歳です。
Take Me to the Alleyが、2017年のグラミー賞・最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞を
受賞しました。

2014年にはLiquid Spiritで既に同賞を受賞済み。
2012年にリリースされたアルバムBe Goodの中のReal Good Handsという曲はBest Traditional R&B Performance部門にノミネートされていました。
若い頃から教会でゴスペルに親しんでいたというインタビュー記事も。
ジャンルを超えて活躍している実力派ヴォーカリストです。

Jazz好きな方が楽しめるのはどれか、この機会に全アルバムを年代順に聴いてみました。
お勧めできるのは2010年のデビュー作Water。
インディーズ・レーベルながら、こちらも最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞にノミネートされた作品です。

ウェイン・ショーターの作品Black Nileでは、グレゴリーのパワフルなスキャットが圧巻。
フレディ・ハバードやショーターとの共演で活躍していたベテラン、ジェームス・スポルディング(as) が参加しているのも聴きどころです。
バラードSkylarkでは、極上のスタンダード・ナンバーを堪能できます。

一度聴くと頭から離れないソウルフルな1960 What? という曲は、デトロイトの暴動を歌ったプロテスト・ソングだそう。
song writerとしての彼が、シンプルで印象的なフレーズにどのようなメッセージを乗せるのか、こだわりを持って作品を仕上げている様子がうかがえます。

ジャズに限らず彼の代表曲を楽しみたい方には、ライブ盤Live in Berlin (2016) があります。

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いつも帽子をかぶってるグレゴリー。
ユニークなルックスがチャーミングですね♪

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posted by ありあ at 00:40| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2017年02月26日

観音姉妹さんのライブ Vol.3

2月25日は菅原里奈ちゃんの女性Duo、観音姉妹さんの3回目のスペシャルライブでした。
毎回テーマを決めて新しい選曲でコーラスを披露して下さいます。

今回私が聴き惚れたのは、里奈ちゃんの迫力あるソロで「イヨマンテの夜」。
歌唱力がないと到底歌いこなせない曲です。

里奈ちゃんのステージを見ていると、20代の頃、一緒にヴォイストレーニングをやったりしながらあれこれ活動していた日々を思い出します。
自分の声にあっているのがどういった曲なのか、ちゃんとわかっていてレパートリーを仕込み、歌い込んでいるところは、昔も今も変わりません。

音楽のジャンルは違いますが、"歌い手として立つ"ということがどういうことなのか、いつも私のお手本になってくれているりなちゃん。
今回もどうもありがとう。

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posted by ありあ at 03:11| Comment(0) | ライブ聞きに行きました

2017年02月24日

遅咲きの実力派:ルネ・マリー〜‘Jazz’Vocal 名盤・名唱(9)

CD全部聴きからのお勧めピックアップ。
今回ご紹介するのは、先のグラミー賞にノミネートされた黒人女性ヴォーカリストRené Marie。
1955年生まれの今年61歳です。

祖国アメリカをテーマにしたアルバムなど、songwriterとしてユニークな自作曲を近年数多く発表していますが、私が魅力を感じているのは、多様な発声法を駆使した変貌自在な彼女の表現法。
ダイナミクス(音量の変化)も巧みです。

スタンダード・ナンバーを多くとりあげているアルバムで、それらの曲がどのようなアプローチで演奏されているのか聴いていくと興味深い発見ができます。
そのようなアルバムは初期のものが多いですが、お勧めはスタンダードが多く収められた Vertigo(2001)。

ベースとブラシワークだけのドラムをバックに巧みなスキャットを披露するThem There Eyes。
マルグリュー・ミラーのピアノとのDuoによるバラードが美しいDetor Ahead。
南部を歌ったアカペラのDixieからの、シャウトするStrange Fruitのメドレー。
公民権運動を支持するビートルズの曲Blackbirdでは、エキゾチックな雰囲気のリズムパターンによるアレンジが個性的です。

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ライブ盤では、ニューヨークの老舗クラブJAZZ STANDARDで吹き込まれた2003年のLive at Jazz Standardで、変化に富んだ演奏スタイルでアレンジされた曲の数々を聴くことができます。

Where or Whenのようなシンプルな曲は、楽曲の良さを出しにくいのですが(少なくとも私は)、彼女は曲のイメージを豊かに膨らませて表現の可能性を試しているかのよう。
ピアノとのDuoのI Love You Porgyではダイナミクス(音量の変化)が美しい。
アカペラによるBoleroからのメドレー、レナード・コーエンの曲Suzanneでは、Boleroのリズムパターンによるアレンジが面白いです。

子育てのために歌をあきらめていた彼女が、プロのヴォーカリストとして活動を始めたのが42歳の時。
活動を反対する夫と別れ、家を出てデビュー作を発表したのだそうです。

才能に溢れていたからこそ今の活躍があるのだと思うのですが、自分の人生の舵を大きく切る決断をした彼女の歌への情熱に、私も励まされます。

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posted by ありあ at 11:53| Comment(0) | ‘Jazz’Vocal 名盤・名唱

2017年02月21日

藤澤由二氏とDuo

2月20日(月)は東京倶楽部本郷店で恒例のライブでした。
雨模様の中お越し下さったお客様、有り難うございました。
今回はバレンタインにちなみ、恋の歌を特集してお届けしました♪

今回の新曲は
#I wish you Love
切なくけなげな失恋の歌をミディアムswingで。私が好きなのはナンシー・ウイルソンのヴァージョン。
‘あなたとうまくやっていけないことは判っているから、あなたが誰かを愛することを心の底から願ってる’

#This is Always
チェット・ベイカーが歌っていた美しいメロディーラインのバラード。
“時々ではなく「いつも」 たぶんではなく「常に」。これが本当の愛の始まり”

#I Should Care
バラードで演奏するミュージシャンが多い中、チェット・ベイカーがミディアムswingで歌っていたのを参考に。
“くよくよ悩んで当然だよね。あなたみたいな素敵な人とは二度と巡り会わないだろうから”

#Folks Who live on the Hill
カーメン・マクレエやメル・トーメの名唱が残っているあたたかな愛の歌。
“いつか二人で家を建てて「丘の上に住む人たち」って呼ばれるようになるの”

#It's De-Lovely
アニタやエラも歌っていたコール・ポーターの曲。言葉遊びみたいな歌詞とリズムがユニーク。
“あなたと恋の気分で超ゴキゲン!”

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撮影:古谷慎治

次回の東京倶楽部本郷店での藤澤さんとのライブは4月26日(水)です。
ピアノとのDUOにぴったりなリリカルな春の歌を特集してお届けします。
皆様是非聴きにいらして下さいね。

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posted by ありあ at 15:48| Comment(0) | ライブのご報告

2017年02月14日

そしてグラミー賞・・・

グラミー賞Best Jazz Vocal Album はグレゴリー・ポーターの Take Me To The Alley が受賞しました。
彼のCDは以前にジャズ喫茶で耳にしてからコレクションしていたのですが、しっかり聴いていなかったので、この機会にお勧めがあればこのブログでもご紹介したいと思います。

そして同じ日、なんとアル・ジャロウ氏が亡くなったとの訃報が。。。
このところ体調を崩していたと言われてましたが、76歳だなんてまだ若いです!

彼はグラミー賞史上初めて、JazzVocal、Pops、R&Bの3部門を受賞した偉大なヴォーカリスト。
私もJazz Vocalをはじめたばかりの頃、彼のアルバムを繰り返し聴いて勉強した想い出が。

1978年に、はじめてグラミー賞のBest Jazz Vocal Performanceを受賞したライブ・アルバム“ Look to the Rainbow”に収録されている彼の代表曲‘Take Five’を繰り返し聴きながら、ご冥福をお祈りしました。

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posted by ありあ at 23:49| Comment(0) | 日記

2017年02月11日

聴いてみました★グラミー賞ノミネート作品(その2)

2017年のグラミー賞Best Jazz Vocal Albumのノミネート作品を引き続きご紹介。

はじめにRené Marieの“Sound of Red”
彼女は2015年にもノミネートされています。

今回のアルバムはアレンジも含め、全曲が彼女自身のオリジナルという意欲作。
歌と楽曲・アレンジの素晴らしさで、始めて耳にする曲ばかりでも十分に楽しめます。
私がいいな〜と思ったのはIf You were Mineという曲。
表現豊かにswingし、聴いていて思わずYeahhh!とかけ声が出てしまいました。

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1955年生まれの彼女。プロのシンガーとしてのキャリアは41歳かららしい。
これからますます円熟していきそうで、応援したくなります。

次いでThe Tierney Sutton Bandの“The Sting Variations”
ティアニー・サットンは1963年生まれ。
2006年、2010年、2012年、2014年にもそれぞれノミネートされています。

今回のアルバムはスティングの曲をジャズにアレンジ。
恥ずかしながら私、この中の彼の曲は、以前に生徒さんのご希望でレッスンして差し上げたFragileしか知らなかったんです。。。

しかしながら、例えば1曲目の Driven to Tears では、マイルスのSo Whatのイントロやソロが織り込まれていたりしてユニーク。
スティングの原曲を知らない方でも十分に楽しめます。

ポピュラーな曲のカヴァー・アルバムと全曲オリジナル・アルバム。
対照的な2作品をご紹介しましたが、前回取り上げた3枚のアルバムを含め、どれが受賞の栄誉に輝くのでしょうか。

これまでのノミネート回数の実績を考えると ティアニー・サットンかな?と思いますが、個人的には意欲的な作品を世に出し続けているルネにとって欲しい。。。

この2人がこれまで出したCD。
私もコレクションしていて、このブログでもお勧めを紹介しようと思っていたところでした。
AccuJazz.ComというサイトのVocal Jazzのチャネルでたまたま耳にし、どちらも歌唱力がすばらしかったので。

お気に入りのミュージシャンの新譜は、Jazz LifeやJAZZ JAPANといった雑誌でチェックできますが、こちらのサイトではそれまで聴いたことがなかったミュージシャンの素晴らしい演奏に出会えます。

グラミー賞の授賞式は2月13日(月)9:45からWOWWOWで放送されるそうです。

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posted by ありあ at 01:56| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン

2017年02月02日

聴いてみました★グラミー賞ノミネート作品(その1)

勉強不足で最近のJazz Vocal界の動向に疎かったので、2017年のグラミー賞Best Jazz Vocal Albumに何がノミネートされているか調べてみました。
昨年のJazz Chartにそれぞれランクインされていた記憶は残っているのですが、この機会に全部聴いてみることに。

“Upward Spiral” − Branford Marsalis Quartet With Kurt Elling
このブログでもご紹介した大好きなカート・エリングが参加したアルバム。
彼は、コルトレーンとジョニー・ハートマンに捧げた“Dedicated to You”で2010年にもこの賞を受賞をしています。

“Take Me to the Alley” − Gregory Porter
深みのあるバリトン・ヴォイスのグレゴリー・ポーターは1971年生まれ。
いつも帽子をかぶってるユニークなルックスのおじさんです。
2010年にファースト・アルバムを出した遅咲きですが、2014年に“Liquid Spirit”でこの賞を受賞しており、本作はソロ4作目。

R&Bファンの方に好まれるソウルフルな楽曲が多いですが、このアルバムの中の彼のオリジナル‘Fan The Flames’はジャズ好きな私が、思わず繰り返し聴いてしまった曲。
ちょっとしたフレージングがカート・エリングの歌い癖と激似だったように感じたのは私の気のせいでしょうか?

“Harlem On My Mind” − Catherine Russell
Jazz & Bluesシンガーのキャサリン・ラッセルは1956年生まれ。
2006年に最初のソロアルバムを出していて、本作は6枚目です。

ビリー・ホリデイやダイナ・ワシントンの影響を受けたと書いてあったので、ハスキーにビブラートを効かせながら歌い上げるソウルシンガーのような歌声を予想していたのですが、演奏スタイルは昔懐かしいニュー・オーリンズ・ジャズを思い出させるもの。
お父上のルイス・ラッセル氏がルイ・アームストロングと共演していたピアニストだったらしく、その影響なのかもしれません。

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そのほかには、私が好きなヴォーカリストのアルバムが2つノミネートされていました。
“The Sting Variations” − The Tierney Sutton Band
“Sound of Red” − René Marie

こちらのご紹介は後日あらためて。

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posted by ありあ at 21:28| Comment(0) | お勧めCD/ミュージシャン