2021年04月08日

4月のライブ@池袋ホットペッパー

桜があっという間に散ってしまいましたが、4/7は佐藤ミドリさんのピアノトリオとライブでした
この日は若干時間が延びて21時閉店の3回ステージ。

ちなみにこの日はビリー・ホリデイの誕生日。
ミドリさんがビリーの曲が好きだと言ってらしたので、このところ毎回歌わせていただいています。
今回取り上げたのはDon't Explain。
亭主が浮気して帰ってきてくだらない言い訳をするので、思わず口をついて出たビリーの言葉から作られた歌だとか。
なるほど、素直に出た言葉を詩にすればいいんですね・・・・

この日の私の新曲はメル・トーメが歌っていたswingyな曲、Sunday in New York
〜日曜日のNYは楽しくて、悩みなんかはじけ飛び、描いていた夢だって実現するよ
といった歌詞。
まだ行ったことないNY。いったいいつ実現するのかワタシ・・と思いながら歌いました・・・。

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撮影は古谷慎治さん

次回のホットペッパーのライブは、5月14日(金)。
開演/終演時間に変更があった場合には、またこのブログでお知らせします

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posted by ありあ at 03:04| ライブのご報告

2021年03月25日

グレッチェン・パーラトの新譜:フロール

2015年のアルバムLive in NYCがグラミー賞のBest Jazz Vocal Album,にノミネートされたのをきっかけにして、私も過去のアルバムを聴いてきました。
こちらは10年ぶりのスタジオ録音です。

透きとおるウィスパーヴォイス。
その声質を活かして、ブラジル系のテイストがこれまでのアルバムでは中心になっていましたが、今回の選曲も独特。

オリジナルに加えてアニタ・ベイカーや、ロイ・ハーグローヴ、.バッハ、デヴイッド・ボウイなども、彼女ならではのサウンドで料理されています。

ミュージシャンは、ブラジル人ギタリスト&カヴァキーニョ奏者のマルセル・カマルゴ、
チェリストのアルティョム・マヌキアン
パーカッション奏者のレオ・コスタ がメイン。

ベースの代わりにチェロ、ドラムセットではなくパーカッションによって奏でられる軽いサウンド。
歌詞をつけずにハミングのようなスキャットで通す曲も多かったです。

個人的にはピシンギーニャの曲「ロサ」と.バッハの無伴奏チェロ組曲がよかったかな。
「聴かせよう」としなくてもハミングだけでも十分楽曲として成り立つんだと気づかせてくれましたが、それも確かな歌のスキルがあってこそ。

florというのはポルトガル語で花の意味だそう。
花が咲き始め、目覚める。女性としての自分の在り方のメタファーとして。
子育てに専念してきたけれどまた音楽に戻ってお届けするという意味がこめられているそうです。

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自分の声に対しては、正直で偽りのない状態であろうとする直感に従ってきた、と彼女がかつてのインタビューに答えていたのを思い出しました。
独特の声を活かした歌唱法とサウンドが楽曲を届けるコンセプトと相まって個性的な魅力を放ったアルバムです。

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posted by ありあ at 13:59| お勧めCD/ミュージシャン

2021年03月19日

グラミー賞/ベストジャズボーカル ノミネートアルバム

今回ノミネートされていた女性ボーカルのアルバムは3枚。
まずCarrmen Lundy ”Modern Ancestors ”
カーメン・ランディは好きなヴォーカリストなので、以前にこのブログでもご紹介したことがあります。

このアルバムも全曲彼女のオリジナル。
はじめて聴くのに印象的に耳に残る曲ばかり。曲調も変化に富んでいて飽きません。
楽器の演奏と歌が見事に溶け込んだ印象を与えるのは、彼女自身がアレンジに携わっているだけでなく、キーボードやギターなどの演奏を担当しているからでしょうか。
メッセージ性が高い曲もあって、Flowers and Candles(花とキャンドル)は、周りの世界の危険性を子供に伝えようとする歌。
今年66才で、迫力のある歌声と素晴らしいボーカルテクニック。
素敵なアルバムのデザインも彼女。本当に多彩な人です。

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Somi が Frankfurt Radio Big Bandと共演した“Holy Room: Live at Alte Oper”
ソミというヴォーカリストを聴くのははじめてでした。
イリノイ州でルワンダとウガンダからの移民として生まれた39才のソングライター。

このアルバムでも人種差別や家庭内暴力といった社会問題と関わる曲が収録されています。
歌声はアフリカンテイストのグルーヴに溢れていますし、ビッグバンドによるライブ演奏なので迫力満点。
ピアニストの百々(どど)徹さんが参加されています。

Thana Alexa“Ona”
タナ・アレクサも聴くのははじめてでした。
33才、クロアチア系アメリカ人で作曲やアレンジも手がけます。

アルバムの「Ona」とはクロアチア語で、「She」に該当する言葉だそうです。
2017年、ワシントンDCでの女性の権利に関するデモ行進に参加した経験に触発されて作られたアルバムらしい。2曲を除いた全てが彼女のオリジナル曲です。
中にはLGBTQに関わる曲も含まれていたのですが、そんな曲を聴いていると「女性ヴォーカル」「男性ヴォーカル」という区分でこのような記事を書くこと自体に違和感を感じてしまいました。。。。
歌声はsomiと似ているかも。大草原に風が吹くような壮大なスケールです。

今回ノミネートされた全アルバムを聴いていて思うのは、メッセージ性の高いアルバムが多かったということ。
オリジナル曲を書いて歌う中で自らの主張も自由に込めることができる、ジャズボーカリストならではの社会的な役割を垣間見たような気がします。

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posted by ありあ at 09:07| お勧めCD/ミュージシャン

グラミー賞/ベストジャズボーカルアルバム

コロナの影響で今年は授賞式が遅れ、3月14日の発表となりました。
選ばれたのはこちら
Kurt Elling が Danilo Pérezと共演した“Secrets Are the Best Stories”
私が大好きなヴォーカリスト、カート・エリングがウェイン・ショーターカルテットのピアニスト、ダニーロ・ペレスと共演しているアルバムです。

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ペレスの曲だけでなく、ショーターやジャコ・パストリアス、ヴィンス・メンドーサの曲にカートが歌詞をつけていたりするので、いわゆるスタンダード・ソングブックではないのですが。

その詩は、気候変動や移民制度などの政治的なメッセージが込められ、敬愛する詩人や作家に捧げられていたり。

馴染みのない曲が多いのですが、何度でも聴いてその深遠な世界に浸りたくなるのは、ミュージシャンの素晴らしい演奏もさることながら、時に温かく時に情熱的なカートのバリトン・ヴォイスによるところが大きいのではないかと思います。
昨年春のブルーノートでの来日コンサート、中止になったのが残念でなりません。

ノミネートされたもう一人の男性ボーカリストのアルバムは
Kenny Washington“What 's the Hurry”
こちらは全曲スタンダードナンバーなので、カートのアルバムとは対称的。
ソウルフルなRiffs & Runsとファルセットの美しさが絶妙です。

このケニー・ワシントンという人、ゲストで収録されているほかのアルバムではスキャットバリバリなのに、このアルバムではそんな彼の良さが出ていなくて、個人的には少し物足りなかったです。。。

話題になった新しいアルバムと出会いたくて、昨年も一昨年もノミネートアルバムを全部入手して自分なりに聴き比べをしていたのですが、ブログに書きそびれてました。
今回の女性ボーカリストによるノミネートアルバムのご紹介はまた次回に。

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posted by ありあ at 01:32| お勧めCD/ミュージシャン

今月もようこそホットペッパーへ

3月17日(水)は池袋ホットペッパーでライブ。
コロナ禍ではありますが、佐藤ミドリさんのピアノトリオと、このところ毎月のように演奏させていただいています。
〜20時閉店でしたが・・・

この日のチャレンジは、スロウテンポのYou are my Sunshineを、スキャットを交えながらうのしょうじさんのベースとDUOで↓

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ああ・・マスクがすっかり衣装の一部になってしまってます。。。。 
撮影は古谷慎治さん

次回のホットペッパーのライブは、4月7日(水)。
今回歌えなかった春の歌をタップリ歌わせていただきましょう!
開演/終演時間に変更がある場合には、わかり次第このブログでお知らせしますね。

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posted by ありあ at 01:26| ライブのご報告

2021年03月05日

井上智氏の新譜:やっぱりJazzが好き!と思える1枚

かつてご自宅までうかがってレッスンをしていただいていたギターの井上智さん。
2020年はNYから日本に戻られて10年、という節目の年。
去る11月に発売された4年ぶりの新譜 "9SONGS"は、全曲が井上さんのオリジナルです。

まず感じたのはメロディーがどれも親しみやすいこと。
歌詞をつけて持ち歌にしたくなってしまう曲ばかりです。

・・と思っていたら
バンド・アンサンブルを考え、収録曲はシンプルな曲想になるよう心掛けた・・とJazz Life12月号のインタビュー記事に書かれてました。
曲を作るときは、ギターを弾きながら、鼻歌でメロディを口ずさむ感じで全体像を作っておられるそうで、そういうことだったのか、と納得。

収録曲もバラエティに富んでいて、曲順も絶妙。
サルサ調の曲の次にバップが続くのを聴きながら、「あ〜こういうの好き・・」と思わず涙ぐんでしまいました。

11月下旬からストレスで体調を壊してしまう中で、このアルバムを聴いていたからかもしれません。
リリース記念ライブにもうかがえなくて残念でしたが、ようやく体調も整ってきたので、私も再びジャズ修行頑張らなくては・・。

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posted by ありあ at 01:29| お勧めCD/ミュージシャン

2021年02月11日

今月もまたライブです

2月10日(水)は池袋ホットペッパー。
恒例の佐藤ミドリピアノトリオとのライブです。

ミドリさんがビリー・ホリデイがお好きだとうかがっていたので、今日の1stセットは彼女の歌を特集しました。

はじめてライブで歌わせていただいたのがStrange Fruit(奇妙な果実)。
これは特別な歌だから。。。と今まで思っていて、なかなか持ち歌にできなかったのですが。
私なりの表現もできるのではと思って、コード進行を自分なりに考えて演奏してみました。

緊急事態宣言が延長されて、演奏も17:30スタート、20時閉店。
そんな中でもお運び下さるお客様がおられることを思うと、感謝しかありません。
今のライブはこんな感じなんですけれどもね。

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撮影は古谷慎治さん

次回のホットペッパーのライブは、3月17日(水)。
それまで何ごともなく、またお目にかかれるのを願って。。。。

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posted by ありあ at 02:33| ライブのご報告

2021年01月08日

2021初ライブ

本年もよろしくお願い致します。
私は毎日なんとかやってます。。。

1月7日(木)池袋ホットペッパー with佐藤ミドリトリオ
この日チャレンジした曲はO Pato

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今年こそはみんなで笑顔になれる日々がくることを祈りながら
撮影は古谷慎治さん

次回のホットペッパーのライブは、2月10日(水)。
その頃東京の町が少しでもおちついていますように。

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posted by ありあ at 15:19| ライブのご報告

2020年12月21日

アニタ・オデイのクリスマスソング集

Have A Merry Christmas With Anita O'Day
こちらは、70年代のアニタがピアノトリオと演奏している曲を集めたクリスマスソング集。
耳慣れたはずの曲なのに、どれもアニタ節が冴えわたって新しい発見ができます。

ジングル・ベルはご機嫌なswingで。
メル・トーメの曲、クリスマス・ソングは、1943年のジーン・クルーパ楽団専属シンガー時代のライブ演奏も収録されているので、30年後のアニタの歌との聴き比べが楽しめます。

気が重い年末ですが、聴いているだけで心が晴れやかになって来るアルバムです。

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posted by ありあ at 19:18| ‘Jazz’Vocal 名盤・名唱

2020年12月04日

今年最後のホットペッパー

12月3日(木)は池袋ホットペッパー。
佐藤ミドリさんのピアノトリオと今年最後のライブでした。
うのしょうじさんの頼れるベース、、華麗なドラムスは宮一佐知生さん。

営業短縮で22時閉店になってしまったので、後からお越し下さったお客様には演奏時間がいつもより少なくなってしまいました。

でもクリスマスソングをたっぷりお届けすることができたので、「クリスマス気分に浸れました!」と喜んでいただけて嬉しかったです。

●569_large.jpg  店内もクリスマスの雰囲気。
譜面台の上は飛沫よけでコロナ対策もばっちり。
撮影は古谷慎治さんです。

次回のホットペッパーのライブは、1月7日(木)。
来年は落ち着いた平安な毎日が過ごせますように・・・・

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posted by ありあ at 01:05| ライブのご報告

2020年11月21日

11月のライブ

秋なのにここ数日ぽかぽか陽気。
11/20は東京倶楽部水道橋店で藤澤由二さんとDUOでライブでした。
お忙しい中駆けつけてくださったお客様、深く感謝です!

この日の新曲はBlues in the Night
ハロルド・アーレンとジョニー・マーサーの曲で、ジョー・ウイリアムズ、メル・トーメやエラが歌っていました。
〜私がお下げ髪だったころ、ママが良く言ってたわ
 男が甘い言葉で近づいてきて お前に色目を使ってくるけれど
 男は二つの顔を持っているから、いつかお前は夜に棄てられてブルースを歌うことになるわ

写真撮影は古谷慎治さん。

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次回の東京倶楽部水道橋店でのライブは来年1月15日(金)
新型コロナウイルスの感染者が増えて落ち着かない毎日。
私もしっかり休息を取り、免疫力を高めて励みます。
皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 03:02| ライブのご報告

2020年10月17日

あっという間に秋!のライブ

10月16日(金)は池袋ホットペッパーでライブ
今回も佐藤ミドリさんのピアノトリオ、うのしょうじさん(b)と宮一佐知生さん(ds)とご一緒に。

すっかり秋の気配ですね。朝晩急に肌寒くなってきました。
この日歌いました秋の曲はしっとりと3曲。
Autumn Serenade, 'Tis Autumn, Early Autumnでした。

そしてこの日の私の新曲は2曲。 
They All Laughedはガーシュウィンの曲。
サラやエラ、メル・トーメも歌っているミディアム・スウィングの曲です。
〜そんなのムリってことが歴史上何度も起きている。あなたとうまくいきっこないって
みんな笑ったけれど、最後に笑うのは誰?!

The Boy from New York Cityはマンハッタン・トランスファーが歌ってました。
鼻歌まじりでむかし散々聞いてた曲。青春の思い出が蘇ってきます。
コーラス帯がいないので、私一人でぜ〜んぶ歌ってしまいました!

ライブではこんな具合に演奏しています。
譜面台の上に大きな飛沫よけ。ミュージシャンの皆さんはマスク姿。
撮影は古谷慎治さんです。

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次回のホットペッパーのライブは、12月3日(木)。
早くも年末です。
それまで皆様ご無事で、お元気でお過ごし下さい。

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posted by ありあ at 04:24| ライブのご報告

2020年09月24日

雨の9月のライブ

9月23日(水)は池袋ホットペッパーで佐藤ミドリさんのピアノトリオとライブでした。
ベースはうのしょうじさん、ドラムスは宮一佐知生さん。
台風が近づいていて不安定な雨模様の天候の中、お越し下さいましたお客様、ありがとうございました。
September in the Rain 歌いました。。。

今回のライブではじめて演奏したのは次の2曲。
Tonightは、映画ウエスト・サイド・ストーリーの中の曲。
オスカー・ピーターソンのピアノトリオがVerveから“West Side Story”というアルバムを1962年に録音しているのですが、その中に収録されている曲のイメージで、自分なりにリリカルなアレンジをしてみました。

You make me feel so youngはシナトラの歌で有名な曲。
私は少しアップテンポで。
〜あなたは私を若返らせてくれる。年をとっても今日と同じように感じると思うな。

この写真にははっきり写っていませんが、譜面台の上に大きな飛沫よけが。
撮影は古谷慎治さんです。

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この日はマイクの調子が決まらなくて、本番前にあれこれ試していたのですが、うのさんがぴたっと決めてくれました。
頼りになる音響のプロ。湿気や天候にも左右されるんだとか。
素晴らしい音だと歌っていても気持ちがいいです。

次回のホットペッパーのライブは、10月16日(金)。
皆様のお越しをお待ちしています

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posted by ありあ at 10:25| ライブのご報告

2020年09月05日

9月のライブ

早くも9月になりました。
4日(金)は東京倶楽部水道橋店のライブ。

新型コロナのため23区内はまだ22時までの営業規制がかかっていて、この日も50分の2回ステージとなりました。

この日の私の新曲は3曲。
1曲目はナット・キング・コールで有名なFrim Fram Sauce
フリムフラム・ソースがけオースンフェイのシファファ添えをウエイターにひたすら注文している歌詞ですが、これはでたらめ(flim-flam)な料理の名前です。

Don't be that wayはベニー・グッドマンの曲。
ハニー、泣かないで。そんな顔しないでという歌詞ですが。
エラは、ジョー・パスとのアルバム“Easy Living”と“Take love easy”で、swingとslowでそれぞれこの歌を歌っています。
どちらも同じミュージシャンとのDUOなのに、テンポの違いによるノリの違いで、励ましたり、哀願したりといった違ったニュアンスが表現できるんだなあと勉強になります。
この日私はslowで。

Norwegian woodはビートルズの曲
タイトルが「ノルウェーの森」と訳されたりしますが、ノルウェーの木材といった意味が正しいようです。
出会ったばかりの人にノルウェー調の部屋に招かれて二人で深夜までおしゃべりしていたけれど、バスルームに寝かされて、朝めざめたら一人ぼっち・・なんか情けないですよね。
藤澤さんがよくピアノソロで演奏して下さっているのを思い出してコードをつけました。

この日はカラオケ店で使用されているマイクシールドをつけていますが、ほとんど写真に映り込んでいない奇跡の1枚がありました!
写真は古谷慎治さん。

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次回の東京倶楽部のライブは11月20日(金)
皆様のお越しをお待ちしています!

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posted by ありあ at 18:50| ライブのご報告

2020年08月08日

8月6日池袋ホットペッパー

梅雨も明けて連日の猛暑。
皆様お元気でおすごしでしょうか。
私は練習部屋のクーラーが壊れていて大変な状況です。ふう〜。

8月6日(木)は池袋Hot Pepperで佐藤ミドリトリオとのライブでした。
新型コロナの感染者が多くなっていて大丈夫なのか、店に着くまで若干不安でしたが、それも杞憂に終わりました!

入店時に検温、消毒、お客様のお席には飛沫防止のアクリル板、休憩時間はしっかり換気。

私は普段譜面台を使わないのですが、この譜面台の上には飛沫防止のアクリル板が高〜く張られています。
写真で見るとほとんどわからないほど透明ですよね。
よく考えたものだと思います!

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(今回も撮影は古谷慎治さんです)

この日の私の新曲は5曲。
・Come Fly with Me:シナトラのswingyな歌唱で有名です。
〜一緒に飛んでいこう 空飛ぶ新婚旅行!

・Sweet Lorraine:こちらはナット・キング・コールで有名。
 彼の歌を集めた“You're Lookin' at Me”というアルバムでカーメン・マクレエも歌ってます。
 〜可愛いロレインと一緒にいると私は幸せでいっぱい

・Mercy, Mercy, Mercy:キャノンボール・アダレイのアルバムに収録されていたジョー・ザヴィヌルの曲。大好きなマリーナ・ショウが良くライブで歌ってました。
・どうかお慈悲を!あなたなしで私は一体どうすればいいの?!

・Somewhere:ウエスト・サイド・ストーリーから。トニーがマリアに「誰にも知られない場所に行って、二人で暮らそう」と言ってこの歌を歌い始めます。私はジャズワルツで。

・Kansan City:私の好きなジョー・ウイリアムスやマーク・マーフィーが歌っていたブルース。

ということで、次回のHot Pepperのライブは9月23日(水)
ジャズに飢えておられる方! 安全安心な当店へ是非お越しください。

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うのしょうじさんと

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posted by ありあ at 03:43| ライブのご報告

2020年06月24日

東京倶楽部水道橋店でのライブ

今月からライブ再開。

6/23は東京倶楽部水道橋店。藤澤由二さんとのDUOでした。
ここは私がライブ活動をする前から遊びに行って飛び入りで歌わせていただいていた懐かしいお店。

新曲はThe Late Late Show。
ナットキングコールがカウントベイシーオーケストラのメンバーの演奏で歌っていたSWINGYなナンバーです。

この日に使っていたのは、カラオケボックスなどで使用しているマイクカバー。
透明すぎて角度によっては写真にとっても判別できません!

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撮影古谷慎治

次回の東京倶楽部水道橋店でのライブは9月4日(金)
皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 16:20| ライブのご報告

2020年06月19日

今月からライブ再開

皆様いかがお過ごしでしょうか。

4月、5月とライブがお休みになり、少しずつですが今月から再開。
ちまたには大変な状況にあるお店も少なくない中、私もどうすれば安全・安心のライブをお届けできるか、この間に自分なりの策を練っておりました。

マイクに飛沫防止用のポップブロッカーをつけたり。
マスク姿の黒衣装で歌ったり。
使っている写真はとりませんでしたが、フェイスシールドを改良したマイクガードを作ったり。。。。

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いかがでしょうか?
お写真をとって下さったのは古谷慎治さん。
池袋ホットペッパー with 佐藤ミドリトリオ 
新曲はスタンリー・タレンタインのファンキーなナンバー Sugar

安心してJazzが楽しめる日が来るのを心から願って。。。。。
応援ありがとうございます。

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posted by ありあ at 00:32| ライブのご報告

2020年03月27日

こんな時こそもっとジャズを聴く

終末や夜間の自粛要請。
心が塞ぐときこそ、腰を据えてじっくりジャズを聴いていきたいと思います。

ネットで普段聞いているAccu Radio。
http://www.accujazz.com/
こちらのジャズのチャンネルの作曲家別コーナーではビートルズの曲を集めていて。
ジャズミュージシャンがどんなアレンジで彼らの曲をとりあげているのか勉強になります。
私ならこの曲、どんな風にしようかな・・などと想いをめぐらせながら聴くのですが。

ヴォーカリストのカーティス・スタイガーがswingyに歌っていたのがI feel Fine.
けだるい歌い方とハスキーな声がこの曲にぴったり。

このアルバム、持っていたのですが、彼の存在をしばらく忘れていました。
以前来日した時に聴きに行き、私好みのヴォーカリストだったのですが。
4月には新譜も出るらしい。
これまでのアルバム、コレクションしてじっくり聴いてみたくなりました。

あ、これいいなと思うと、そこからつるつると探索の道に入り込んでいき、新しい出会いに落ちて、しばし沼にはまる。

そんな風にして世界が広がっていくんですよね。何ごとも。

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posted by ありあ at 17:11| お勧めCD/ミュージシャン

2020年03月26日

サクラ咲く季節のライブ

24日(火)は東京倶楽部本郷店でピアニストの藤澤由二さんとDuo。
体調管理で気を遣うこの頃、大変な中起こしくださった皆様、ありがとうございました。
都内は桜も満開。少しでも気持ちを上げていきたいです。

ということで、今回はライブではじめて歌った曲が5曲でした。
Something's gotta giveはジョニー・マーサーの曲。
私はメル・トーメのアルバム“Sings Fred Astair”を聞いて好きになりました。
4拍子の中に3拍のフレーズが使われてて、リズムが多層化してるところがおもしろい。
〜あなたに会うともうお手上げ、たまらなく恋に落ちる

A lot of livin' to doは、最近聞いた丸山繁雄氏のアルバムで好きになった曲。
サラが“Live at Rosy's”というアルバムで抜群にswingしています。
これぞサラ!というグルーヴ感。
〜あなたは生きてる。楽しいことが待ってる。こんなにたくさんやりたいことあるでしょ!

Dancing on the ceilingは、ロジャース&ハートの曲。
チェット・ベーカーがアルバム“It Could Happen To You”でクールに歌っていました。
〜私の頭の上の天井で彼が踊ってる。どこにも行かずにそこにいるのがうれしい!

Oh, Look at me nowは多くのジャズ・ヴォーカリストが歌っているスタンダード。
シナトラやエラの名唱が残っています。
〜私は恋に悩む女じゃなかったのに。ああなんてこと、私を見て!

Get out of townはコール・ポーターの曲。
持ち歌にしているヴォーカリストの方も多いのでは?
シンプルな曲なので色々なリズムで歌われてますが、私はストレートにアップテンポで。
〜町から出ていって。消えてちょうだい。あなたが好きでどうしようもないから。

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今回も藍川キヨラさんが遊びに来てくださいました。
二人のコラボでL-O-V-E。

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撮影は古谷慎治さんです。

次回の東京倶楽部のライブは、4月28日(火)。キヨラさんとの初共演です。
皆様のお越しをお待ちしていますね。

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posted by ありあ at 10:23| ライブのご報告

2020年03月11日

生誕90年の2人のミュージシャン〜今日のジャズ喫茶(25)

早稲田のジャズ喫茶Jazz Nutty。
しばしばお邪魔しているのですが、ブログを何度も書きそびれてました。。。。
店内はお客様でいっぱい。
3月は生誕90年のトミー・フラナガン(pf)とオーネット・コールマン(as)の特集です。

チャーリー・ヘイデン(b)の1976年のアルバム“closeness”では、彼のオリジナル曲を4人のミュージシャンと1曲づつDUOで演奏。
キース・ジェレットとのDUOに続いて収録されたオーネット・コールマンとの演奏(曲名はO.C.)では、空を飛ぶような自由なアプローチ。
漂っていると、エンディングでいきなりカットアウト!
空から地上にストンと落とされたような余韻が残ります。

トミー・フラナガンのアルバムは1993年録音の“Lady Be Good for Ella”
彼は60年代半ばから70年代にかけて、エラと共演したアルバムを数多く残していますが、このアルバムもエラにちなんだ曲ばかりを集めています。
ベースはピーター・ワシントン、ドラムはルイス・ナッシュ。
お店でかかったのは、
Oh, Lady, Be Good!、Love You Madly、Isn't It A Pity?、How High The Moon でした。

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フリーのアルバムを聴いてにやにや楽しんだあとにこういうアルバムがかかると、背筋が伸びて、早く家に帰って練習しなくちゃという気持ちになります。

次回はオーネット・コールマンのリーダーアルバムお願いします〜〜

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posted by ありあ at 02:51| 今日のジャズ喫茶