2018年09月08日

今月のDUO

9月4日は東京倶楽部本郷店でピアニストの藤沢由二さんとDuoでした。
今月も引き続き夏の曲を。

Estateはイタリア語で「夏」。
イタリアのピアニスト兼歌手のブルーノ・マルティーノの曲ですが、私はジョン・ヘンドリックスの英語の歌詞で歌っています。
〜夏にあなたがいないと私の心は冬のよう。

Once upon a summertimeは美しいミッシェル・ルグランの曲。
〜夕暮れの鐘が鳴るたび思い出す、あなたが愛してくれたあの遠い夏の日。

Summer Samba(So nice)はインストゥルメンタルにあとから歌詞がついた曲。
アニタ・オデイの歌は自由な歌い回しが彼女らしいです。
〜私の手を取っていつまでも一緒にサンバを踊ってくれる人に出会えたら人生ってなんて素敵なんだろう

昨年亡くなられたペギー葉山さんが遺されたアクセサリーをいただくことができたので、身につけて歌わせていただきました。
大先輩がステージで身につけておられたと思うと気持ちが引き締まります。

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撮影:古谷慎治

次回の東京倶楽部のライブは10月1日(月)。皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 00:45| ライブのご報告

2018年08月04日

ライブのご報告

8月2日(木)は池袋ホットペッパーでライブでした。
ピアニストの佐藤ミドリさん率いるトリオ。ベースはうのしょうじさん、ドラムスは宮一佐知生さん。

暑い中お越し下さいましたお客様、ありがとうございました。
こちらは素敵なダンスと歌で飛び入りしてくださった藍川キヨラさんとわたし。

●IMG_0562_original.JPG
撮影古谷慎治

この日歌いました曲をいくつかご紹介しますね。
この写真のようなタイトルの曲がLet's face the music and dance。
フレッド・アステアが歌っていたアーヴィング・バーリンの曲です。
私は1956年の名盤“Pick Yourself Up”でのアニタの歌が華やかでお気に入り。
〜この先つらいこともあるかもしれないけれど、今はこの音楽と踊りに興じましょう。

バラードはI wish I knew。
コルトレーンが1962年のアルバム"Ballads"で演奏していましたよね。
〜あなたこそ私が待ち望んでいた人なの?知りたいけど、でも答えられるのはあなただけ。

Why was I bornは、サラやエラ、ビリー・ホリデイも歌っていたジェローム・カーンのせつないバラード。
〜なぜ私は生まれてきたの?あなたを愛するために・・・

Poinciana。初夏に真っ赤な花をつける南国の樹の名前です。アーマッド・ジャマルの名演がありますよね。
ポインシアナの枝が恋の訪れを告げる、エキゾチックな歌。

Too Darn Hotは驚異的に暑い今年の夏にぴったり!
1960年の“Mack The Knife-Ella In Berlin”でのエラの歌がお馴染みですが、メル・トーメの歌もスリリングで必聴です。

●IMG_0436_original.JPG
撮影:古谷慎治

次回のホットペッパーでのライブは少し先ですが11月2日(木)。
皆様のお越しをお待ちしています!

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posted by ありあ at 18:36| ライブのご報告

2018年07月10日

夏本番に向けてのライブ

暑い毎日が続きますね。

7月9日(月)は東京倶楽部本郷店でピアノの藤澤由二さんとDUOでした。
この日歌った夏にちなんだ曲は・・・

★Summer Night
1963年の“Quiet Nights”というアルバムで、マイルスがミュートが効いたバラードで演奏していました。
私はジャズ・ワルツで。
〜彼の部屋の窓から忍んでいける夏の夜がうらやましい・・

★The things we did last Summer
サミー・カーンの歌詞が夏の日に過ごしたノスタルジックな出来事を想い出させてくれます。
シナトラの歌でヒットしたそうですが、私はビヴァリー・ケニーのcuteな歌声が好き。

久しぶりに歌った曲は・・・
★When your lover has gone
こちらもシナトラがバラードで歌っていましたが、ビリー・ホリデイやサラ、エラ、カーメンの名唱も残っています。
私はミディアムswingで、恋人が去るときに陥るやるせない気持ちを歌いました。

●IMG_0047_original.JPG●IMG_0344_original.JPG
撮影 古谷慎治

次回の東京倶楽部本郷店のライブは9月3日(月)。
皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 13:54| ライブのご報告

2018年06月19日

梅雨真っ盛りの中のライブ

6月18日(月)は藤澤由二さん(pf)と東京倶楽部本郷店でライブでした。
雨模様の中、お越し下さった皆様ありがとうございました。

久しぶりに歌いました曲は以下のとおり。
どの曲をどんなテンポで、どの順序で歌うのか、本番前にいつも悩みます。

★Oh, Lady be good!
メル・トーメがアップテンポでscatしていたガーシュウィンの曲。
〜素敵なお嬢さん、この大きな街でひとりぼっちの僕にやさしくして!

★Out of nowhere
演奏ではパーカーが思い浮かびますが、元は歌ものでビング・クロスビーが歌っていました。
〜どこからともなく君がやってきて、どこへともなく消えてしまうなら、僕は待ち続けるよ

★It's you or no one
インストの演奏が多い印象ですが、カーリン・クロッグやシーラ・ジョーダンが歌っているのを聴いて私も持ち歌に。
〜私にはあなただけでほかに誰もいない。あなたがいない人生なんて空っぽの世界

★Just you Just me
サラ、エラ、カーメンも歌っていたスタンダード。ナット・キング・コールの歌も心地いい。
〜あなたと私ふたりきり。あなたのことで私の頭は悩みっぱなし!

★Long ago and far away
ジェローム・カーンの曲。バラードでも歌われていますが、私のイメージはチェット・ベイカーの軽やかなswing。
〜ずっと昔はるか遠くで、夢に描いた人が今私のそばにいる・・

★I'm old fashioned
これもジェローム・カーンの曲。コルトレーンのアルバム“Blue Train”に集録されていましたが、チェットの歌唱も美しい。
〜月明かり、雨の音、星の唄。昔から変わらないものを愛する私。あなたの愛も変わらぬままでいてくれたら。

●IMG_0130_original.JPG●IMG_0253_original.JPG
撮影:古谷慎治

次回の東京倶楽部は7月9日(月)。皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 18:44| ライブのご報告

2018年06月17日

持ち寄りCDを聴く会

毎月第3火曜日に新宿の朝日カルチャーセンターで開講されている寺島靖国氏の「ジャズ聴き比べの楽しみ」。
申込みそびれてこのところ欠席していましたが、6/16の午後、朝日カルチャ―有志の会による「持ち寄りCDを聴く会」が開かれ、参加いたしました。
場所は吉祥寺の音吉!MEG。

参加者が好きなCDやレコードを持ちより、お店のオーディオシステムで聴くことができるこの催し。
ジャズに限らずお持ち下さった方がいらしたり、熱心なコレクターの方がいらしたり。
自分一人ではおそらく選べないだろう貴重なアルバムをいくつも堪能することができました。

全てをご紹介できませんが、じっくり聴いてみたいと思ったアルバムを3点。

まずはトニー・ウイリアムス・トリオの“Young at Heart”。
マルグリュー・ミラー(pf)とアイラ・コールマン(b)によるトリオで、1997年に51歳で亡くなったトニー最後の録音が集録されている作品だそうです。

この日かかった曲はPromethean。
叩きすぎるから彼のドラミングは好みじゃない・・と思う方もいるかもしれませんが、変化に富んだ演奏から色々な発見ができて刺激的なところが私は好きです。

次にご紹介するアルバムは1959年のスタジオ録音“Basie/Eckstine Incorporated”。
バリトン・ヴォイスが魅力的なビリー・エクスタインとカウント・ベイシー楽団の共演による1959年のスタジオ録音です。
甘いバラードよりも、Stormy Monday Bluesのようなブルース・フィーリングある曲の方が、スロウな演奏ながらもswing感にあふれていて楽しめました。

最後にご紹介するのは、1960年にリリースされたトランペッター、ドナルド・バードのリーダーアルバム“Byrd in Flight”。
かかった曲は彼のオリジナルでラテン・フィールなGhanaでした。
ハンク・モブレーのソロも絶品。
ハード・バップのアルバムは心のオアシス、聴いてて落ち着きます。。。。。

ちなみに私からご紹介したのはマンハッタン・トランスファーがこの春リリースした“The Juncrion”。
新メンバーのトリスト・カーレスを迎えた初のアルバムです。
私が選んだ曲はご機嫌なノリのShake Ya Boogie。

マントラは9月2日(日)のTOKYO JAZZに出演します。楽しみですね!

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posted by ありあ at 16:23| ジャズ聴き比べ

2018年06月07日

梅雨入りの日にライブ

6月6日(水)は池袋Hot Pepperでライブでした。
この日も佐藤ミドリさん(pf)、うのしょうじさん(b)、宮一佐知生さん(ds)とご一緒です。

関東もこの日から梅雨入り。
雨にちなんだ曲を2曲、Come Rain or Come Shine とHere's that Rainy Dayを歌いました。

久しぶりにご披露した曲はビートルズのCan't Buy Me Love。
エラが1964年のライブ・アルバム“Ella At Juan-Les Pins”で歌っていたのを聞き、私もファンキーなアレンジで持ち歌にしています。

ピアノトリオの演奏でこの曲いいな!と思ったのがBittersweet Samba。
オールナイトニッポンのテーマでお馴染みの曲です。
英語の歌詞、あるのでしょうか?

エラのように、ポピュラー・ソングを自分なりにアレンジして持ち歌を増やせたらいいな。
ジャズにあう曲、いろいろ発掘したいです。

●MG_0559_original.JPG●IMG_0538_original.JPG

撮影は今回も古谷慎治さん
いつも撮影してくださるので、歌っているときの表情やステージングを演奏後に確認でき、勉強になります。

次回のHot Pepperのライブは8月2日(木)20時から3回ステージ。
皆様のお越しをお待ちしています!

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posted by ありあ at 16:01| ライブのご報告

2018年05月08日

5月のライブ

GW明けの7日は藤澤由二さんと東京倶楽部本郷店。
大雨の中お越し下さったお客様、ありがとうございました!

久しぶりに歌った曲は
★Spring is here:エヴァンスが“Portrait In Jazz”の中で演奏していたバラード。
 〜春が来たのに私の心が躍らないのは、誰も私を愛してくれないから・・・。

★Sometime Ago:こちらもエヴァンスが“You Must Believe In Spring”というタイトルのアルバムで演奏していたジャズワルツ。
 〜若くて自由だったあの頃の二人。冷たい心の少女を装っていた私・・・。

★Poor Butterfly;プッチーニの歌劇「蝶々夫人」が元になって作られた曲でサラ・ヴォーンの十八番。
 〜桜の木の下で愛しい人の帰りを一途に待ち続ける可哀想な蝶々さん・・・。

★Just A Gigolo:これもサラが“At Mister Kelly's”で歌っていました。
〜「たかがジゴロ」彼の若さが衰える日が来てもみんな彼にそう言い続ける・・・。

★Tristeza (Goodbye Sadness):アストラッド・ジルベルトが歌っていた爽やかなボサノバ。
〜あなたがやって来たこの日から悲しみの扉が閉じる。

★O Grande Amor:アルバム“Getz/Gilberto”に集録されていた名曲。私の歌は英語ですが。。。

★If I Could Be With You:ジョー・ウィリアムスやマーク・マーフィーがブルージーに歌っていた曲。
〜今夜あなたと一時間でも一緒にいられたら・・・。

★The Thrill Is Gone:“Chet Baker Sings”の中のけだるいチェットの歌を思い出します。
〜ときめきがなくなってしまったことはあなたを見ていてわかるから・・・。

リクエストいただいたのは「Night and Dayをゆったりと」でした♪ 

●●IMG_0148_original.JPG●IMG_0387_original.JPG
撮影:古谷慎治

次回の東京倶楽部のライブは6月18日(月)19:20から3回ステージです。
リクエストもお待ちしています!

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posted by ありあ at 15:39| ライブのご報告

2018年05月07日

ライブ色々・・

しばらくブログを書きそびれていましたが。
ライブを聴きに行ったり、新譜を買い込んだり、色々していましたので、また少しずつ書き込んでいけたらと思います。

4月30日は錦糸町アーリー・バードへ小野孝司氏のピアノトリオのライブを聴きにうかがいました。
共演は矢野伸行さん(b)と岡田朋之さん(d)。
店内は満員で全曲BeBopの刺激的なライブ!
矢野さんと岡田さんは、私がライブを始めた頃によく共演させていただいてたお二人です。
息もピッタリ。
古くからのつきあいなので安心して委ねて演奏できると矢野さんもおっしゃってました。

3月31日は練馬のCafe52で井上智氏(g)とNYから来日したマイルス・グリフィス氏(vo)のライブ。
マイルスさんはかつて井上さんのリーダーアルバムにもゲスト参加していた方で、自由奔放なスキャットに度肝をぬかれました。
ベースは増原巖氏。

3月16日は銀座シグナスの小野孝司氏と大森明氏(A.Sax)のライブへ。
共演は成重幸紀氏(b)と鎌倉規匠氏(ds)。
普段共演しないミュージシャンの皆さんとの演奏が“新鮮だ”と大森さんも楽しんでました♪

演奏を聴くのに集中しすぎてうまく写真がとれず、文字情報だけで申し訳ありません。

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posted by ありあ at 01:52| ライブ聞きに行きました

2018年04月06日

春まっただ中のライブ

桜も散ってさみしいですね。。。4月5日(木)は池袋Hot Pepperのライブでした。

こちらでのメンバーは毎回このトリオ。
ピアノが佐藤ミドリさん・・・もう20年近くご一緒させていただいてるかも?
ベースはうのしょうじさん ドラムスは宮一佐知生さん

さて久しぶりに歌いました曲は
★Don't Explain
ビリー・ホリデイ作。亭主が浮気をして帰ってきてつまらない言い訳をするので、思わず口をついて出たビリーの言葉から作られたらしいです。

★As Long As I Live
アニタ・オデイが“This is Anita”で歌っていたミディアム・ナンバー。
'人生はそんなに長くないから、これからは体に気をつけて、生きている限りあなたを愛するわ’

★Exactly Like You
これもアニタ・オデイのライブ盤がゴキゲンにswingしてます。
‘どうしてこんなに待ったのかやっとわかった。あなたみたいな人に会いたいと毎晩祈ってたんだもの’

★Alright,Okey,You Win
ジョー・ウイリアムスがカウント・ベーシー楽団と歌っていたノリのいい十八番。
‘あなたに恋してしまったの、だからあなたの勝ち!'

★Be My Love
メロディが美しいバラードです。
‘私の恋人になって!私の運命を決めるのに必要なのはあなたからの1回のキスだけで十分’

★Sweet Happy Life
「オルフェのサンバ」をペギー・リーが歌っていた歌詞で。
‘私があなたに望むのは甘くて幸せな生活’

★Up Jumped Spring
フレディ・ハバードの曲にアビー・リンカーンの歌詞がついたジャズ・ワルツ。
‘春にあなたと出会って、私たちの愛は風のように自由!’
そのほかの春にちなんだ曲はI'll Remember Aprill とAprill in Paris.をお届けしました。

●IMG_0263_original.JPG●IMG_0782_original.JPG
素敵な即興ダンスと歌でコラボして下さったのは藍川キヨラさん!
撮影は古谷慎治さんです。

次回のホットペッパーのライブは6月6日(水)。皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 16:35| ライブのご報告

2018年03月29日

ピアノとのDuoで恒例のライブ

3月28日(水)は東京倶楽部本郷店で藤澤由二さんのピアノとDuoでした。

久しぶりに歌った曲は
★I Love You
"私はあなたを愛していると四月の風が口ずさむ"
春の訪れとともに恋の訪れを感じさせるコール・ポーターの曲です。

★Close Your Eyes 
ヴァースの歌詞を読むと子守歌なのに、コーラスから歌うと素敵な恋の歌に。
"瞳を閉じて、私の肩に頭をのせて休んでいてね。私がそばにいるから"
アルバムのタイトルにもなっているカート・エリングの歌がお気に入りで、私もレパートリーにしています。

★My Blue Heaven
この歌が日本でレコードになったのは昭和2年だそうです!
"家族が待つあたたかな天国のような我が家"

★What a Little Moon Light Can do
ビリーホリデイの愛唱歌です。
"気が付くと恋におちていて。月の光でこんなに大胆になるなんて!"

ビリー・ホリデイの誕生日が近いので、God Bless the Child とか Body and Soulといったビリーの持ち歌を、このほかにも何曲か選んでお届けしました。

●IMG_0155_original.JPG●IMG_0278_original.JPG
撮影:古谷慎治

次回の東京倶楽部のライブは5月7日(月)
皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 15:24| ライブのご報告

2018年03月01日

2月最終日のライブ

早いもので2月も終わり。28日は東京倶楽部本郷店で藤澤由二さんとDUOでした。

歌った曲は・・・・
Everything Happens to Me
In a Mellow Tone
Who Cares?
You don't Know What Love is
My Shining Hour

Easy to Love
Easy Living
Manhã De Carnaval
Polka Dots And Moonbeams
Tangerine

When Lights Are Low
Triste
Embraceable You
Alone Together
In the Wee Small Hours of the Morning

Alone TogetherやTangerineといった曲は男性ヴォーカリストの歌い方の影響を受けているところも。
Easy Livingはビリー・ホリデイの名唱が残っていますよね。
曲によって、色々な主人公を演じ分けることができたらな、と思って歌っています。

●IMG_0067_original.JPG●IMG_0249_original.JPG
撮影 古谷慎治

次回の東京倶楽部のライブは3月28日(水)19:20からの3回ステージ。
そろそろ春の歌の楽譜を整理して歌いたいと思います。
リクエストもありましたら是非。
皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 15:01| ライブのご報告

2018年02月13日

寒さを吹き飛ばして熱いライブを

2月8日は池袋Hot Pepperでライブでした。
メンバーはいつも御一緒させていただいている佐藤ミドリさん(pf)、うのしょうじさん(b)、宮一佐知生さん(ds)。
もうすぐバレンタインということもあり、恋の歌/愛の歌を選んで歌いました。

久しぶりに歌ったのは
★East of the Sun 〜 "太陽の東、月の西に私たちの夢の家を建てましょう"という歌詞のラブ・ソング。
カーメン・マクレエの“After Glow”に名唱が残っています。

★Cute 〜 カウントベイシー楽団のために書きおろされた曲。
テーマでドラムと掛け合いをしたい時に、真っ先にこの曲が頭に浮かびます。

★On Green Dolphin Street 〜 マイルスの演奏が思い浮かびますが、ヴォーカリストではマーク・マーフィーが何度も録音していた曲です。

●IMG_0084_original.JPG●IMG_0716_original.JPG
撮影:古谷慎治

次回のHot Pepperのライブは4月5日(木)。
皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 15:08| ライブのご報告

2018年02月11日

“LOVE”に溢れた名演は?〜今日のジャズ喫茶(20)

早稲田Jazz Nuttyの2月のテーマは“LOVE”がついた曲。
皆様はどんな曲を思い浮かべるでしょうか。
私の場合は、ビリー・ホリデイが歌うThe Man I Loveやシーラ・ジョーダンが歌うFalling in love with loveなんかが、とっさに頭に浮かびます。

この日最初にかかったアルバムは、リー・コニッツ(as)、チャーリー・ヘイデン(b)、ブラッド・メルドー(p)による1996年のライブ盤”Alone Together”からWhat Is This Thing Called Love? 
リー・コニッツの演奏を支えるヘイデンとブラッド・メルドーのバランスが絶妙のドラムレスのトリオです。

次いでジョン・コルトレーンの“Lush Life”からLike Someone In LoveとI love You。
ベースはアール・メイ、ドラムスはアート・テイラー。1957年の演奏です。
歌心にあふれたバラードでの演奏は、ピアノレスの編成なためか、シンプルな美しさが際立っていました。

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最後にビル・エヴァンスのアルバム“Time Remembered”から1963年のライブ録音What Is This Thing Called Love?
共演はチャック・イスラエル(b)とラリー・バンカー(ds)。

偉大なジャズマンの演奏による“LOVE”にちなんだ曲。
聴いているだけで、温かな気持ちにひたれました。
硬派なジャズ喫茶の選曲にハズレはありません。。。。

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posted by ありあ at 01:58| 今日のジャズ喫茶

2018年02月03日

好きなベーシストのアルバムは?〜今日のジャズ喫茶(19)

早稲田のJazz Nutty。
お店に着いたときにかかっていたのは、ブロッサム・ディアリーが1958年に録音した名盤“Once Upon a Summertime”でした。

JBLのいい音で聴くと、繊細な歌と演奏のすみずみまで心に染み渡ります。
The Surrey With The Fringe On Topは遅めのテンポでswingしていて超カッコイイ。
いつかブロッサム・ディアリー研究をしようとアルバムをコレクションしているのですが、なかなか時間がとれません。

Nutty1月のテーマは「私の好きなベーシスト」でした。
先月うかがう機会がなかったので、遅ればせながら2月に入ってお勧めをリクエスト。
かかったのは南アフリカのジョニー・ダイアニ(Johnny Dyani)、1978年の“Song For Biko”というアルバムでした。

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Bikoはアパルトヘイトの活動家だそうです。
彼に捧げるタイトル曲をはじめとして、全曲がフリー志向のオリジナル。
私の好きなミンガスの演奏がふと頭をよぎりました。
コルネットにドン・チェリー(Don Cherry)。
マカヤ・ンショコ(Makaya Ntshoko)のドラミングが刺激的でした。

私が好きなベーシスト。
真っ先に名前が思い浮かぶのはやっぱりミンガスかな〜〜

心が折れそうになるときも、Jazzが身近にあって本当によかったと思います。

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posted by ありあ at 01:23| 今日のジャズ喫茶

2018年02月01日

先頃決まったグラミー賞受賞アルバムは?

2回にわたって候補作のご紹介をしましたが、Best Jazz Vocal Albumは、セシル・マクロリン・ サルヴァント(Cécile McLorin Salvant)の “Dreams and Daggers”に決まりました。

Best Jazz Instrumental Albumに輝いたのは、作編曲家でピアニストのビリー・チャイルズ(Billy Childs)のアルバム“Rebirth”。
早速聴いてみましたが、エリック・ハーランド(Eric Harland)の迫力あるドラミングに痺れました。
Backwards BopやDance of Shivaといったハードな曲調のビリーのオリジナルが特に聴きごたえあり。

Best Latin Jazz Albumを受賞したピアニスト、パブロ・シーグレル(Pablo Ziegler)の“Jazz Tango”というアルバムも聴いてみました。
バンドネオンとアコースティック・ギターを加えたトリオによるライブ盤。
こんな楽器の編成で緊張感あふれたリズムが次々繰り出されるのですからたまりません.


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posted by ありあ at 01:17| お勧めCD/ミュージシャン

2018年01月26日

今年のグラミー賞候補アルバムご紹介part2

前回の続きです。

Porter Plays Porter (feat. Nancy King)の“Porter Plays Porter”
ピアニストのランディ・ポーターのトリオによるコール・ポーター曲集です。
9曲のうち6曲を歌っているナンシーは1940年生まれの77歳。
大好きなヴォーカリストで私もアルバムを集めてます。

この作品でもハスキーな歌声でのフェイクやスキャットが楽しめますし、Night and DayやJust one of Those Thingsのアレンジも面白い。

The Baylor Projectの“The Journey”
ヴォーカリストのジーン・ベイラー(Jean Baylor)とジャズ・ドラマーのマーカス・ベイラー(Marcus Baylor)によるアルバム。
二人は御夫婦です。

ジーンはR&Bデュオで活動していた方らしく、このアルバムもゴスペルやソウルがべースに。
マーカスのドラムも圧巻です。
ミュージシャンの演奏も含めて聴きごたえがあったのはAfro Blue。

最後にジャズメイア・ホーン(Jazzmeia Horn)の“A Social Call”。
1991年生まれ、26歳の彼女のファースト・アルバムです。
2015年のセロニアス・モンク・コンペティションと2013年のサラ・ヴォーン・ジャズ・コンペティションの両方で優勝している実力派。

奔放なスキャットやフェイクが持ち味です。
ベティー・カーターのTightがアルバムのトップに入っていて、歌い方にもどこかベティーの影響が。。。。。。

voiceを自由に駆使したAfro Blueやベースとの速いテンポでのDuoで始まるSocial Callなど、聴きごたえのあるアレンジがあちらこちらに。
スタイリスティックスのPeople Make the World Go Roundはミュージシャンの白熱した演奏で全く違う印象の曲になっていました。
今後の活躍がとても楽しみな新人の必聴アルバム。

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5作品を聴いて感じるのは、ジャズというジャンルに収まらないアルバムが少なくなかったこと。
個人的にはジャズ・ヴォーカルの魅力満載のJazzmeia Hornのアルバムが一番楽しめましたが。
果たしてどの作品が受賞するでしょうか?

グラミー賞の発表は日本時間の1月29日です。

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posted by ありあ at 00:59| お勧めCD/ミュージシャン

2018年01月25日

今年最初の東京倶楽部のライブ

1月24日(水)はピアノの藤澤由二さんと東京倶楽部本郷店のライブでした。

今の季節にあう冬の歌は、ホギー・カーマイケルのBaltimore Orioleを選びました。
雪のなかで羽をひきずるような生活には耐えられないと、ふるさとを後にしたムクドリのオリオール嬢のお話しです。

久しぶりに歌ったのはクレア・フィッシャーのMorning。
ピアノとのDUOでのラテン・ジャズも、藤澤さんはばっちり決めてくれました。

●IMG_0087_original.JPG
撮影:古谷慎治

次回の東京倶楽部本郷店のライブは2月28日(水)19:20からの3回ステージ(入替なし)
寒さがますます厳しくなっています。お体に気をつけてお過ごし下さい。
次回も皆様のお越しをお待ちしています!

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posted by ありあ at 15:19| ライブのご報告

2018年01月21日

今年のグラミー賞候補アルバムは?

今年もやってきましたこの季節!
2回に分けてBest Jazz Vocal Albumのノミネート作品を私なりにご紹介しますね。

はじめにご紹介するのは、ラウル・ミドン(Raul Midón)の“Bad Ass and Blind”。
アルバムのタイトルに‘Blind’とあるように、彼は盲目のシンガー・ソングライター兼ギタリスト。
1966年生まれの51歳です。

彼のオリジナル曲が中心ですが、懐かしいソウル・ミュージックを聴いているような温かさにあふれたアルバム。
1曲目のタイトル曲からファンキーですし、Gotta Gotta Giveでは耳に馴染むリズムパターンのアレンジが頭から離れなくなります。

スティーヴ・ミラー・バンドのFly Like An Eagleは唯一のカヴァー曲。
オリジナルの曲調をベースにした、若干テンポを落とした演奏が心地良くて、何度も繰り返し聴いてしまいました。

ラップあり、多重録音によるコーラスあり、卓越したギターソロあり。
ジャズやソウルといったジャンルを超えて楽しめます。

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このブログで既にご紹介をしたセシル・マクロリン・サルヴァント(Cécile McLorin Salvant)の“Dreams and Daggers”もノミネートされています。

彼女は2016年に“For One to Love”で既に受賞していますが、今回はどうでしょうか。
3月末にまた来日するそうで、Blue Note TOKYOの席を早速予約してしまいました。

続きは後日に。
グラミー賞の発表は日本時間の1月29日です。

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posted by ありあ at 01:44| お勧めCD/ミュージシャン

2018年01月20日

カート・エリングのBlue Note公演へ

1月19日(金)来日公演初日の2ndステージを聴きに行きました。
大ファンなのですが、2年前に来日した時にはひどい風邪で行けなかったんです。。。。。。

共演したミュージシャンは、スチュー・ミンデマン(p)、ジョン・マクリーン(g)
クラーク・ソマーズ(b)、クリスチャン・イウマン(ds)
ゲストにフリューゲルのTOKU氏。

当日演奏されたのは8曲でしたが、スタンダード・ナンバーというよりは、個性的で多彩な選曲でした。
オープニングはショーターのSpeak No Evil。
今春リリースする予定のニュー・アルバムの集録曲もありましたし。
ラストのブルースではTOKU氏とのスキャットの応酬がスリリングでした。

一番勉強になったのは、カートの声のコントロールの仕方とマイクの使い方。
シンガーとして当たり前のことなのですが、芯のある通る声がきれいにマイクにのっていて。
声を出しながらマイクを左右に振ってビブラートを表現したり。
Vocal Percussionをしながら、マイクを背広の胸元にリズミックにこすりつけたり。

超絶スキャットが注目されがちなカートですが、ヴォーカリストならではのスキルに裏打ちされたパフォーマンスはさすがでした。

お正月すぎて未だにのんびりしていた毎日を海よりも深く反省しました。。。。

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posted by ありあ at 01:16| ライブ聞きに行きました

2017年12月27日

今年最後の東京倶楽部本郷店ライブ

12月25日はピアニストの藤澤由二さんとDUOライブでした。クリスマス当日!

久しぶりに歌った曲は
★Say It
コルトレーンのアルバム“Ballads”に収められている曲。
カーリン・アリソンやカート・エリングも歌っていました。
〜あなたは僕のものだと囁いてください 何度でも何度でも

★Some Day My Prince Will Come
演奏ではマイルスやエヴァンスが有名なディズニー映画『白雪姫』の挿入歌
〜彼はまだ遠くにいるけれど、いつか私の愛する人を見つけるわ

★Star Eyes
パーカーが何度も録音していましたが、私はライブを始めた頃、アニタ・オデイの歌を聴いて好きになりました。
〜星のように輝く瞳 私が願いをかける星はあなたの目の中にひそんでいる

クリスマスソングも4曲ほど歌わせていただきましたが。
藤澤さんがピアノソロで弾いてくださったChristmas Time Is Here。
『スヌーピーのメリー・クリスマス』の中の曲ですが、マンハッタン・トランファーが“An Acapella Christmas”の中で歌っていたのを思い出しました。
来年は私も歌ってみたいです。

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撮影:古谷慎治

次回の東京倶楽部でのライブは来年1月24日(水)。
リリカルなピアノの音色が美しいDUO。
皆様のお越しをお待ちしています。

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posted by ありあ at 15:47| ライブのご報告